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ちいさいモモちゃん 2 ルウのおうち

2014年04月18日 | 絵本

『ちいさいモモちゃん 2 ルウのおうち』
松谷みよ子・文
中谷千代子・絵
出版社:講談社

☆2003.7.6 子ども達3人へ購入。
数ページ抜粋して紹介します。





 モモちゃんは、このごろ とっても
いじわるモモちゃんに なりました。
 きょうも、おもちゃの くまの 
ルウを ほうりだして、
 「ぷっぷっぷっ、ルウなんて いらないもん。
おうちへ かえりなさい。」
なんていいました。


 「ルウ、ルウは?」
 モモちゃんが さがしたら、ママが、
 「ルウは おうちへ かえりましたよ。」
って いいました。
 モモちゃんは なきだしました。
 「やあよう、やあよう。
おうちへ かえっちゃ やあよう。」
 「でも、おうちへ かえりなさいって、
モモちゃんが いったんでしょ。」

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 「ここだよう。」
 ルウです。 ルウのこえです。
 モモちゃんは とんで いきました。
ルウは、どろんこに なって、
おうちを つくって いました。
 「ぼく、おうちが ないから つくったの。」
 ルウは、うれしそうに いいました。
 「そいでね、モモちゃんの いすも つくったよ。」
 ルウは、ちいさな おうちの なかに はいって、
ちいさな いすに こしかけました。


 モモちゃんも、
ちいさな おうちの なかに はいって、
ちいさな いすに こしかけました。
そして、 パンを たべました。
とっても おいしい パンでしたよ。

☆モモちゃんシリーズは、どのお話の結末も気に入っています。

最後に食べているパンについて、「このパンはルウが作ったの?」

と読むたびに娘から質問されました。
私は幼い頃、ただひたすらこのパンが美味しそうで、羨ましい・・・
と思っていました。