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ちいさいモモちゃん 1  おばけとモモちゃん 

2014年04月04日 | 絵本

『ちいさいモモちゃん 1』 おばけとモモちゃん (復刻版)
松谷みよこ・文
中谷千代子・絵
出版社:講談社

☆2003.7.24 本の日に三人へ購入。
数ページ抜粋して紹介いたします。


 とうとう おしまいに めも はなも くちも ない、
のっぺらぼうが でて いきました。
 のっぺらぼうは、モモちゃんの まえに
にゅうっと でて、にやっと わらって みせました。
くちが ないのに わらうんですから、
むずかしいんですよ。
 「わあ、おもしろいんだ。
モモちゃん、おかお かいて あげるね。
ほうら、かわいく なったでしょ。
きいめた、 この おばけ くださあい。」
 モモちゃんは、じゅうえん おくと、
のっぺらぼうを だっこして かえりました。





    おばけたちは くやしがって、
   ワーワー なきました。

☆『ちいさいモモちゃん』は1964年に発刊された、50年の歴史ある絵本です。
私も小さい頃、図書館で何回も借りた覚えがあります。
懐かしい感じの絵と文章なのですが、娘も大好きなシリーズで、
親子二代に渡っての愛読書になりました。

「モモちゃん」は、松谷みよこさん原作のもと、数人の絵本画家の絵で
出版されていますが、私は中谷さんの絵が一番気に入っています。