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やまこえ のこえ かわこえて

2014年04月03日 | 絵本

『やまこえ のこえ かわこえて』
こいで やすこ さく
出版社:福音館書店
(1992年 こどものとも 年中向き 9月号)

☆15年前くらいに古書店で購入。
数ページ抜粋して紹介します。





 やまこえて やまこえて
きつねの きっこが おでかけです。
 おつきさまが いいました。
「きっこちゃん、こんな よる おそく どこへ いくの?」
「ふもとの まちで かいものよ」
「それなら わたしも ついていこう」
「どうも ありがとう」


「やあ きたね。あきの まんげつの よるだから 
 まっていたんだよ。
きっこちゃんに あぶらげ100まい。
おまけの おまけで 110まい。 まいどありー」


「ごはんを たいて、あぶらげを あまく にて________ 」


 かわをこえて のをこえて やまをこえて
みんなが きつねの きっこのところへ やってきます。
 きょうは いなりやまの あきまつり。
 きっこの いなりずしは おまつりの めいぶつです。
 みんな いなりずしを たべるのを たのしみに
やってくるのです。

ちっちゃな きつねも
いましたよ。

☆いなりずしは子供の頃から好物のひとつでした。
きつねのきっこが「いなりずし」を作る課程を物語にした
お話が気に入ってこの本を購入しました。
読み終わると、子ども達がきまって「おいなりさん食べたいー」と
言っていたことも、思い出しました。