２０２２／０４／０２ 「スラムダンス」

「スラムダンス」

ドルード　画家（トム・ハルス）
ヘレン　ドルードの妻。別居中（メアリー・エリザベス・マストラントニオ）
ビーン　ドルードの娘
スマイリー刑事　（ハリー・ディーン・スタントン）
ヨランダ　ドルードの恋人（バージニア・マドセン）
ボビー・ナイ　金持ちの女性（ミリー・パーキンス）
ジム　ヘレンの恋人

起：画家ドルードは、恋人ヨランダが殺されたと知る。
承：陰謀があったと気付く。
転：殺し屋が現れるが、自殺してしまう。
結：ドルードは自分が死んだかに偽装し、妻子と退散する。

　画家のドルードは締め切りに追われていた。
別居中の妻ヘレンには、再び一緒に住まないかと誘う。
　ある日。ドルードは男に痛めつけられ、
「彼女」から預かったものの在りかを聞かれる。
だがドルードには、何の事かわからない。
　退散したドルードは警察へ行き、事情聴取を受ける。
スマイリー警部は、捜査中の件と関係あるかも知れないと言う。
恋人ヨランダについて聞かれ、アレックスは彼女が殺されたと知る。
ヨランダとはセックスだけの関係で、出生地も交友関係も知らないと言う。

　ドルードが家に戻ると、現れた男が銃を突きつけ、忘れろと言って脅す。
　ヘレンは、ドルードの家に泥棒が入ったと知って心配するが、直ちに寄りを戻すのは難しいと言う。
　ドルードが飲んでいると再び男が現れ、
彼女は愛していたのに飲んで忘れる気かと脅す。
　ドルードはヨランダの記事を調べる。
さらにヨランダの部屋に入り込んで調べるが、スマイリー刑事に咎められる。
　ドルードはヨランダの部屋で入手した番号に電話するが、彼女は辞めたと言う。
代わりにミズ・シェルと言う女性が現れ、電話した先が娼館だったと気付く。
ドルードが描いたヨランダの絵を見たミズ・シェルは、
ナンシー・バロンだと言ってドルードを驚かせる。

　訪ねてきたヘレンは娼婦を連れ込んだと怒り、
追いかけたドルードは部屋に戻れなくなる。
管理人に助けを求めるが、彼女が大量の手紙や写真を持っていると知る。
中にはヨランダの写真もあり、管理人が封筒から盗っていたと怒る。
さらにドアけ破ると、ミズ・シェルが死んでいるのを発見。慌てて退散する。
　ドルードはスマイリー刑事を訪ねて警察署へ行くが、
ドルードを拉致した連中も警官だと気付く。
　ドルードはヘレンに助けを求めるが、恋人ジムを作った彼女に追い返される。
　資料を調べたドルードは、セックススキャンダルとされる事件があり、
ナンシー・バロンが関わっていたと知る。
　パーティに紛れ込んだドルードは、ボビー・ナイと言う女性と知り合う。
ナイとヨランダが一緒に写った写真があり、ドルードは彼女が犯人だと考える。
だがナイは、ドルードには愛がわかっていないと言い放つ。
　ドルードの前に現れた男は、
ナイの指示でヨランダを殴ったが、転倒して首が折れてしまったと告白。
すまなかったと言って、自殺してしまう。

　連絡を受けたヘレンがかけつけるが、スマイリーも呼んだと言う。
スマイリーはドルードの潔白は分かっていると言うが、
一味に通じていた刑事ジョンが現れてにらみ合いに。
もみ合いになり、スマイリーは撃たれる。
さらにドルードがジョンと格闘に。ジョンを射殺し、ヘレンと共に退散する。
　ドルードはヘレンに、脅されていたと警察に報告させる。
ドルードは殺し屋の死体を自身かのように偽装し、車に火を着ける。
　ドルードは死んだとされ、葬儀が行われる。
ジムを捨てて退散するヘレンと娘の乗った車を運転するのは、
生きていたドルードだった。。

　と言う訳で、トム・ハルス主演のサスペンス。
「アマデウス」でモーツァルトを演じた人ね。
彼には別居している妻子がいるが、愛人バージニア・マドセンが殺されてしまう。
警察には犯人と疑われ、自身もマドセンの秘密を探ろうとする。
まあ、何か陰謀に巻き込まれた感じだけど、
最後まで見てすっきりしたかと言うとそうでもない。
ひいきであるマドセンの、比較的若い頃の未見の作品なので観ました。
魔性の女風だったけど、後半は物語にあまり絡まない。