ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2014/03/08 「プリンセスと魔法のキス」

2014-03-08 00:00:00 | 日記
「プリンセスと魔法のキス」

ティアナ 黒人の娘。ウエイトレス
シャーロット ティアナの友人。白人で富豪の娘
ナヴィーン王子 実は放蕩息子
ブードゥの魔法使い
王子の家来 魔法使いと組み、王子に扮する
ママオーディ 魔法使い
ルイス ワニ
レイ ホタル

 子供の頃ティアナとシャーロットは、
プリンセスがキスしたカエルが王子に戻り、結婚した話を聞いていた。
富豪の娘であるシャーロットは、大人になっても王子との結婚を夢見ていた。
ナヴィーン王子が訪れると知り、家に招く事に。
実は放蕩息子の王子は遊びまわるが、
王子の家来と手を組んだブードゥの魔法使いに、魔法をかけられてしまう。
王子の家来が王子に扮し、シャーロットと結婚して金をいただくつもりだ。
一方、ティアナは自分のレストランを作る事を夢見ていた。
店が買えないと知り失望していると、カエルにされた王子に話しかけられる。
仕方なくキスするが、王子は元に戻らず、シャーロットまでカエルになってしまう。
ウエイトレスだから効果がなかったらしい。
ワニのルイスやホタルのレイに助けられ、魔法使いのママオーディを探す事に。
ママオーディは、真夜中までにプリンセスがキスすれば2人とも人間に戻ると言う。
ケンカばかりしてたティアナと王子だが、たがいに惹かれるように。
ブードゥの魔法使いは、魔法を持続するため、王子を捕える。
結婚式に乱入したティアナがまじないの道具を壊すと、
ニセ王子は正体を現し、ブードゥの魔法使いは影の男と言う連中に捕らわれる。
事情を知ったシャーロットはカエルにキスするが、効果はなかった。
ティアナと王子はカエルのまま結婚する事を決意。
キスすると2人は人間に戻る。結婚したため、ティアナがプリンセスになったのだ。
シャーロットの支援でレストランは実現し、彼女はまだ王子との結婚を夢見ていた。

 と言うわけで、これはディズニーアニメの変化球。
たぶん、ディズニーアニメのお約束が好きな人には、違和感があるはず。
主人公のティアナは黒人の娘(貧しい)で、もちろんそこも異色なんだけど、
他の作品と大きく違うのは、彼女が王子との結婚を夢見ていない点。
夢見てるのは、ティアナの親友で、金持ちの白人の娘シャーロットの方だった。
シャーロットはカエルにされた王子とキスして結婚する話が好き。
本物の王子(実は放蕩息子)が来訪して浮かれるが、
王子がカエルにされてしまい、ティアナが親友の代わりにキスする羽目に。
すると、王子が戻るどころか、ティアナまでカエルになってしまったのだ。
これはもう、ディズニーアニメのお約束をバシバシ外してくる展開だ。
終盤、恋に落ちたティアナと王子が、人間に戻れないと知り、
カエルのまま恋が成就するのを望むなんて、もう衝撃です。
もちろん、お約束だから最終的には人間に戻れるんだけど、
どのお約束が守られ、どれが破られるかわからないあたりが、本作の魅力。
ティアナらの仲間になった星に恋するホタルのエピソードも、結構ツボっす。

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