ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2015/01/07 「来るべき世界」

2015-01-07 00:00:00 | 日記
来るべき世界(1936年英)

ジョン・キャバル 新秩序の指導者
議長 キャバルの孫
チーフ 領主
テオトコプロス 芸術長官

 1940年。エブリタウンと言う町では、世界大戦の危機に怯えていた。
やがて宣戦布告なしに攻撃を受け、戦争が始まる。
戦争は1966年まで続いて終結するが、敵がばらまいた夢遊病が蔓延。
患者は射殺される暗黒時代となる。
1970年。人類の半分が死に、夢遊病は駆逐。
付近はチーフと言う領主が牛耳っていた。
そんな中、未来的な飛行機が飛来。現れたのは、エブリタウン出身のキャバルだった。
キャバルは新秩序を確立したと言うが、チーフはわずかな兵器で攻め入ろうとする。
キャバルの仲間は、大量の飛行機で襲来。ガスで住人を眠らせて占領する。
彼らは新技術で資源を採掘し、2036年には未来的な都市が完成。
キャバルの孫が議長として治めるが、
芸術長官テオトコプロスは行きすぎた進化に反発する。
議長は完成した宇宙砲で、娘たちを月に送る事に。危険でも、価値ある行為だと主張。
暴徒が迫る中、宇宙砲の発射に成功する。議長は、やがて月も征服するだろうと言う。
人類の選択肢は、全宇宙を支配するか無のどちらかなのだ。

 と言う訳で、H・G・ウェルズの小説の映画化。
36年製作と言うと大戦前だが、次の大戦を予言。
さらに、それが宣戦布告なしの戦争だと言う所まで的中。
予言が的中するのはここまでで、映画の戦争は半世紀近く続き、世界中が荒廃。
夢遊病と言う病気が蔓延する。
このあたりは、世紀末ものやゾンビものの走りみたいな雰囲気。
どこ対どこの戦争かわからなくなる中、
まるで宇宙から来たみたいな新技術の軍隊が現れて戦争を終結。
新技術で世界を復興させるが、進化に反発する連中も現れると言う訳。
ダイヤの原石みたいなのがゴロゴロしてる感じで、
面白そうな雰囲気はあれど、物語的にはまとまりがないかも。

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