「MAKO 死の沈没船」(2021年エジプト)
ラナ ドキュメンタリー映画製作者
シェリフ ラナの夫。ドキュメンタリー製作者
ガラム 新人の女性
起:ドキュメンタリー映画製作者ラナは、負のエネルギーがあると言う沈没船を調査。
承:ラナらは海を潜るが、サメに襲われて戻れなくなる。
転:ラナらは混乱する。
結:実は、新人ガラムは沈没した船に乗っており、生き延びた責任を感じていた。
ラナはドキュメンタリー映画賞を受賞。
受賞のコメントまでするが、主催者側の手違いと判明。
真の受賞者は同業者である夫のシェリフで、ラナはショックを受ける。
気を取り直したラナは、次は今までにないものに取り組みたいと話す。
皆でアイデアを出し合う中、
新人の女性ガラムは、1991年に沈没した400人が死亡したフェリーの話をする。
ダイバーがこの船から遺品をいただこうとしたが、正気を失ったと言う。
ガラムは、沈没地点には「負のエネルギー」があると言うのだ。
ラナらは現地へ行く事に。
冬で水温は低く、長時間潜ると幻覚が見えるとされている。
それが最大のリスクで、プロダイバーは潜る事に否定的だ。
沈没船を発見。調査の為、何度も潜る必要がありそうだ。
そんな中、サメが現れる騒ぎに。
船上に待機するメンバーは、騒動に気付いていない。
帰れるかどうかわからないと、一同は動揺。
シェリフは、扉に足が挟まって動けなくなる。
ラナは助けを呼びに行こうとするが、サメが現れてままならない。
船上に待機するメンバーも事態に気付くが、
沿岸警備隊を呼ばれると不都合と言う男が妨害。
他のメンバーが男を倒すが、無線機は壊されていた。
動けないシェリフは、ラナに引き上げろと言う。
シェリフの返事がなくなり、ラナはショックを受ける。
メンバーのカレドは意識不明で、
自分たちが生還するにはそのタンクが必要だと言い出す者もいる。
ラナは血を流し、サメをおびき寄せて倒すと言う。
サメが現れるが、それは幻覚だったと知る。
ガラムは、フェリーが沈没した際の幻覚を見ていた。
実は幼いガラムは沈没船に乗っており、母親を失っていた。
生き延びたガラムは、罪悪感に苦しめられてきたのだ。
そしてガラムはサメにやられる。
ラナは、翌年のドキュメンタリー映画賞授賞式に出席していた。
映画の完成には、5人の犠牲があった。
今回も自分は受賞に値しないと謝罪するのだった。
と言う訳で、サメが出てくる珍品。
WOWOWでサメ映画の一挙配信をしていて、十八番目に観た代物。
一挙配信の内の未見のものはこれで終わり。まだ録画分が続きます。
本作はエジプト映画と言う異色作。
主人公のラナは、ドキュメンタリー映画を製作しており
映画賞を受賞するが、それは主催者側の手違いで
実際に受賞したのは、同業者である夫だったと言うハプニングを体験。
アカデミー賞の「ラ・ラ・ランド」騒動を意識したエピソードだが
ラナの場合は、受賞コメントした後に誤りだったと判明するので、だいぶ恥ずかしい。
起死回生の為、新入りのスタッフであるガラムの提案で
沈没船にあるとされる「負のエネルギー」を調査する事に。
映画が半分くらい進んだ所でようやく潜るが、サメに襲われて浮上できなくなる。
サメが何度も襲ってくる訳ではなく、
大勢の人々が海底で右往左往して、自滅していくような感じ。
潜ったのは8人もいるけど、潜水服で顔はよく見えず、
潜る前からキャラの違いも分かってなかったし、
男か女かもわからない人名が多かったり、
幻覚で実際には起きていないハプニングを見たりするので、
何がどうなってるのかさっぱり。
混乱する中、いきなり次の年の授賞式シーンとなり
どうも5人死んだらしいと紹介される終わり方。
サメがどうなったかもよくわからない。
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