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2016-03-12 15:25:18 | 日記
大阪の市立中学校の校長が、先月末の全校集会で「女性にとって最も大切なことは子どもを2人以上産むこと」と発言していたことが発覚したのだそう。
学校内での発言なので、本来は外部にもれることはないのだけど、この発言を問題視した人が匿名で市教委に電話して判明。
市教委が本人に事情を聞いたところ、そういった発言をしたと認めたのだとか。
女性差別の発言と取られても仕方のない内容なので、市教委は「軽率な発言」と批難。場合によっては懲戒処分も検討しているみたい。
ただ、校長自身は発言したことを認めた上で、「間違ったことは言っていない」と主張しているそうで、「生徒にはあらためて趣旨をきちんと話す」と言っているのだとか。
この校長いわく、女性が子供を2人以上産むことは、「仕事でキャリアを積む以上に価値がある」ことであり、勉強などは「子育てをした後に大学で学べばよい」という意識なんだって。
まあ少子高齢化が叫ばれている今、子供の数を増やすことが大切・・・・と思っている気持ちはわかるんだけど、仕事でキャリアを積む以上の価値があるって言い切るのはさすがにどうかなあ。
女性だって「女」という以前にひとりの人間であり、子供を産んで育てるという生き方を選ぶ人もいれば、仕事でキャリアを積むという生き方をする人がいてもいいはず。
それに「子育てをした後に大学で学べばいい」なんて簡単に言うけど、子育てが終わった時、女性は何歳なんだという話(´Д`;)
妊娠・出産は女性にしかできない仕事だからある程度仕方ないというのはわかっているけど、それならそれで、キャリア<子供という図式が成り立つような社会にするのが先決だと思うんだけど。