生き残りが大変なのはわかるけど

小中校生向けの学習教材を販売していた「エフォートカンパニー」という会社が先月25日付けで破産手続きを開始したのだそう。
この会社、もともと小中校生向けの「ブレス」という学習塾を運営していたのだけど、その塾生向けに学習教材も販売していたんだよね。
通塾しないでオンライン教材や学習教材を購入し、オンライン講義を受けている人もいたみたいなのだけど、その教材を購入した保護者に対し、「学習教材のお試しモニター契約をすれば、教材の代金を肩代わりする」と勧誘して、別の教材を買わせるよう勧めていたのだそう。
この教材を購入する際、信販会社とクレジット契約を締結しなきゃいけないのだけど、顧客の中には300～400万円単位の契約を結んだ人もいたそうで（汗）
しかも信販会社から契約内容の確認電話が来る前に、あらかじめ「全てに『はい』で答えてください」と指示までしていたんだとか。
ところが契約を締結したにもかかわらず、教材は手元に届かない。
で、約200人の顧客が計約3億円の被害を訴えているそうで、かなり大規模なトラブルに発展したみたい・・・。
破産手続き開始時の負債総額は約5000万円ということだけど、被害額を考えれば、負債額はもっと跳ね上がるだろうなあ。
この学習塾、2002年に設立したそうで、すでに15年近く運営。塾も東京だけでなく、北海道とか神奈川に拠点があったそうで、塾としては中堅にあたると思うんだけどなあ。
まあ学習塾とか学習教材は競争が激しいから、生き残るのが大変なんだろうけど。でもモニター契約で資金をかき集めようっていうのはアウトだよね（汗）