ワシントン条約締結国会議の委員会で、大西洋産クロマグロの国際取引を禁止する案が否決されました。アジア、アフリカなどの途上国には、クロマグロなどの輸出が主要な産業になっている国も多いでしょうから、否決されるだろうなと予想していましたが、これだけの大差がつくとは驚きでした。
今後、理由の分析が進むと思いますが、
・ワシントン条約で禁止されている他の生物の状況と比べて「いきなり禁輸」とまでする必要がるかという点で、提案側の説得力が弱かった。
・他の水域でのクロマグロ漁への影響、また、メバチなど他のマグロ類、さらには、他の魚類まで拡大することへの懸念があった。
・EU地域内では輸出がOKということに対する不公平感があった。
などの理由がありそうです。
クロマグロ関係者(漁業者、外食産業等)はとりあえず、ほっと一息というところでしょうけれど、単純に喜んでいてはダメで、世界の8割のマグロを食べている日本としては、ほんとに絶滅の危機の状態へ進まないよう具体的な取組が要求されてくるでしょうね。
例えば、
・大西洋まぐろ類保存国際委員会の資源管理が充分実効性を持つように方策を考えていくこと。日本国内の漁業者が漁獲枠を厳格に守っているというだけでは不十分で、日本へ輸出している国が漁獲枠を守っているのか、もし守っていないのであれば、その国からは輸入しないくらいの制度が必要ではないかなあと思います(例えば主要輸入国間で、どの国から輸入したかのデータをつき合わせるなど)
・テレビで紹介していましたが、近畿大学が養殖技術の開発に熱心に取り組んでいること。このような技術の利用を拡大していくとともに、途上国に積極的に技術を伝えていくことが、援助という面からも大事かと思います。
マグロを食べていたのが昔話にならないようにしたいですねえ。
今後、理由の分析が進むと思いますが、
・ワシントン条約で禁止されている他の生物の状況と比べて「いきなり禁輸」とまでする必要がるかという点で、提案側の説得力が弱かった。
・他の水域でのクロマグロ漁への影響、また、メバチなど他のマグロ類、さらには、他の魚類まで拡大することへの懸念があった。
・EU地域内では輸出がOKということに対する不公平感があった。
などの理由がありそうです。
クロマグロ関係者(漁業者、外食産業等)はとりあえず、ほっと一息というところでしょうけれど、単純に喜んでいてはダメで、世界の8割のマグロを食べている日本としては、ほんとに絶滅の危機の状態へ進まないよう具体的な取組が要求されてくるでしょうね。
例えば、
・大西洋まぐろ類保存国際委員会の資源管理が充分実効性を持つように方策を考えていくこと。日本国内の漁業者が漁獲枠を厳格に守っているというだけでは不十分で、日本へ輸出している国が漁獲枠を守っているのか、もし守っていないのであれば、その国からは輸入しないくらいの制度が必要ではないかなあと思います(例えば主要輸入国間で、どの国から輸入したかのデータをつき合わせるなど)
・テレビで紹介していましたが、近畿大学が養殖技術の開発に熱心に取り組んでいること。このような技術の利用を拡大していくとともに、途上国に積極的に技術を伝えていくことが、援助という面からも大事かと思います。
マグロを食べていたのが昔話にならないようにしたいですねえ。