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地表加熱化

2010-05-21 | Ecoを学ぶ・考える
5月19日の記事「ほんとに亀はえらいのか?」の中でご紹介した書籍「文章がうまくなるコピーライターの読書術」(鈴木康之著)。

この中に、地球温暖化に関して「なるほど!」と思う記述があります。趣旨としては、
・Global Warningに対して「地球温暖化」とするのは日本人の自然感覚をまったくわかっていない人の訳語。
・四季のある日本人にとっては「温」も「暖」も「温暖」も、心地よい有り難い文字。
・「温暖化」などというのどかな響きの日本語は、コミュニケーション上、効果を無視した誤訳。
・緊急警告的な意味をもたせるなら「地球高温化」「地表加熱化」と、その恐ろしさと緊迫感の感じられる日本語でキャンペーンすべき。

といったものです。まったくその通りで、言葉ってほんとに重要だなあと思います。温度が上がって大変な世界になることを表すなら「地球高温化」、急速に温度が上昇しつつあることを問題にするなら「地表加熱化」でしょうか。

昔、「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」という言葉がヘンだなと感じたことがあります。プラスチックだって燃えるわけですから。「燃えないゴミ」については「燃やしてはいけないゴミ」とするのが正しいと思いましたが、それでは長すぎるならば「燃やせないゴミ」⇔「燃やせるゴミ」でしょうか。

「地球にやさしい」という言い方も、なんか人のためにやってあげているみたいで...

などと思いつつも、「地球温暖化」はもうすっかり定着した言葉でしょうから、心の中で「地表加熱化」と置き換えながら、危機感を持っておきたいなあと考えています。

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