エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

豊中配水場の水力発電

2007年03月27日 10時14分29秒 | 水のエネルギーがいる
日本は水の綺麗な国。
水道水を直接飲める国は世界でも6カ国しかなくて、
そのうちの一つが日本です。
大阪が世界に誇る経営者・松下幸之助翁も、
戦後の日本の焼け野原を見て、
「水道がタダで使えるように、電気普及させたい」
といったのは有名な話。
水も電気もタダではないのですが、象徴的な話です。

いくら水の国といえど、
水は浄化しないと口には入れにくい。
水道水をそのまま飲んでいる人は、大変少ないと思います。
家庭用の浄水器を使っているとか、わざわざ外国産の水を買う人とか。
大臣にもいますよね、高い水を飲んでいる人。
上水道の浄化能力はとても上がっていて、
病気になるようなことはまず無いのですが、
日本人って神経質ですから。

大阪・北摂エリアにある豊中配水場では、
上水の配水以外に水力発電を行っているそうです。
考えれば浄水場とか配水場には絶えず流れがあるわけで、
安定した発電が期待できるわけです。
いままで、水力発電が無かったことが不思議なくらい。
配水場は水道局の施設で、水を管理する施設だから、
余計なことはしたくないという縦割り行政と、
発電機器の精度の問題で、できなかったのでしょう。
全国でも5~6ヶ所の上水道にしか設置されていないのだとか。

設置されているエイワットさんのチューブラ型水力発電は、
タービンと発電機が一体になったもの。
配管の中に取り付けられる優れもの。
回転させるためのギアを極力少なくしたもので、
磨耗粉やオイルなどで水を汚す要素もないそうで、
上水道の配管にはぴったりのもの。
水の配管につけられるのなら、
いろんなところで水力発電できますなぁ。

豊中の配水場には、40mの落差があって、
発電された電気は、すべて配水場で利用されているのだとか。
配水にはたくさん電気を使いますから。
でも水道局が設置したのではなくて、
関西電力さんが絡んでの設置。
なんかへんなの。
自給自足すればいいのに。
どのくらいの発電量か聞くのを忘れました。
どこかで情報を拾えたら、またレポートします。


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by エ・ビ・ス


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