4月27日9:00より、鹿児島県により高千穂河原の中岳中腹探勝路の入山規制が縮小され
利用できるようになりました。
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27日8:00から霧島市観光協会主催の安全祈願祭と式典が行われました。
これを記念して『井村先生に聞く新燃岳噴火 噴火後初めての中岳中腹ツアー』を開催いたしました。
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灰に覆われた中岳中腹探勝路。正面は中岳です。
枯れ枝の中に新緑が現れています。
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鹿児島大学准教授の井村先生が新燃岳噴火について解説してくださいました。
中岳中腹には深いところで数十センチの厚さで噴石が積もっています。
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探勝路に落ちていた噴石。
右が26日、27日の激しい噴火(準プリニ―式噴火)で噴出した軽石、
左はそのあとに噴出した溶岩のかけらです(なんとか2つ手に乗りました)。
これが空から落ちてきたとは!
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もっと大きな噴石によって、クレーターができているところもありました。
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噴火により群生しているミヤマキリシマも影響を受けています。
枝先が白く枯れてしまいましたが、多くの株が噴火から2年の間に
根元からぐんと枝を伸ばし、つぼみをたくさん付けていました。
火山に生きるミヤマキリシマのたくましい姿に感動しました。
(正面は高千穂峰)
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歩道に積もった噴石とミヤマキリシマの花。3分咲きくらいでした。
これからどんなふうに変わっていくのでしょう。
どうぞぜひ、今の中岳を見にいらしてくださいね
ツアーにご参加くださった皆さま、先生、スタッフの皆さま、ありがとうございました。
また開催にあたり鹿児島県、霧島市、霧島市観光協会、霧島神宮の皆さまをはじめ
たくさんの方々にお世話になりました。
心より御礼申し上げます。
(中岳山頂への登山道は入山規制が継続しています。
中岳は国立公園の特別保護地区ですので、土石の採取はできません。)
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霧島錦江湾国立公園・霧島ジオパーク
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