えびのエコミュージアムセンター ~天候・火山・交通情報~

霧島のえびの高原にあるえびのエコミュージアムセンターのブログです。
毎朝更新。えびの高原へ出発前にチェック!

♪霧島連山登山道の情報♪

硫黄山 噴火警戒レベル1(活火山であることに留意) 新燃岳噴火警戒レベル2(火口周辺規制) 硫黄山と新燃岳の一部の範囲とそこへ至る登山道は規制が継続しています。 【登山ができる山】韓国岳・白鳥山・池巡り自然探勝路(不動池まで)・甑岳・高千穂峰・栗野岳・丸尾自然研究路・御池野鳥の森など  【登山規制継続中の山】硫黄山周辺・新燃岳周辺 <登山者は通常通り、事前に天気や登山道、火山の状況について調べ、安全対策をしたうえでお楽しみください。 また入山に際しては登山届を出しましょう。>

6月30日のえびの高原

2012年06月30日 | 日記

今日のえびの高原も雨と霧です
韓国岳は霧の中ですね。

6月30日~7月29日まで、野生動物写真コンテストの受賞作品展覧会を開催しております。



全国各地で撮影された、生き生きとした野生動物の写真32点を展示しています。
今回展示するのは平成21年度の受賞作品です。

なお、野生動物写真コンテストは今年度も作品を募集しております。
詳細は財)自然公園財団HPをご覧ください。
皆さまのご応募をお待ちしております。


昨日は高千穂河原へ行きました。
写真は高千穂河原ビジターセンターから中岳への登山口の沢の様子です。
昨年1月末からの新燃岳噴火の噴出物が沢に流れ込み、橋の高さまで溜まっています。
噴火前は今より1m50㎝以上深かった沢です。


橋よりやや上流の部分。
堆積物が浸食され、河岸段丘のミニチュアモデルを見ているようです。すごいですね

鹿児島県によりますと、国道223号線から高千穂河原へ通じる県道480号線は、夜間通行止めとなっておりましたが
6月27日より全面交通解放となりました。
また、新湯~高千穂河原間の県道104号線は現在通行止めとなっておりますが、規制範囲の縮小を受けて復旧作業を行っており
7月15日に全面交通解放予定とのことです。

登山道の規制範囲縮小時期についてのお問い合わせが増えています。
登山道のオープンは7月下旬頃の予定ということです
詳細につきましては、こちらのページをご覧ください。

【新燃岳情報】
○新燃岳上空の風向き
 実況(3:00)南西10m
 予測(9:00)南西11m
   (12:00)南西11m
   (15:00)南西12m
   (18:00)西14m
○27日の火山性地震の回数 1回 火山性微動の回数 0回
 28日の火山性地震の回数 0回 火山性微動の回数 0回
 29日の火山性地震の回数 1回 火山性微動の回数 0回
○火山の状態(山体のふくらみ)
 大きな変化なし
○最近起こった噴火 
 平成23年9月7日6:00
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霧島錦江湾国立公園・霧島ジオパーク
えびのエコミュージアムセンター
宮崎県えびの市えびの高原
TEL:0984-33-3002(Y)


霧島連山の入山規制について

2012年06月27日 | 新燃岳の活動について
平成24年6月26日、気象庁は新燃岳の噴火警戒レベルを『3(入山規制)』のまま、
規制範囲を『3km』→『2km』に縮小しました。

これに伴い、登山道の入山規制も7月下旬をめどに縮小される見通しとなりました

昨年1月末より、韓国岳、高千穂峰をはじめとする霧島の主要な山々は入山規制となり、そのままの状態になっておりますので
降灰による影響や登山道・標識類の損壊、倒木等の調査、補修を行い、安全が確認されてから規制が縮小されるということです。

山により荒廃の状況が異なっておりますので、詳細につきましては情報が入り次第お知らせいたします。
また一方、新燃岳の火口には熱い溶岩がたまった状態が続いており、火山活動が収束したわけではありません。
火山活動の状況にもご注意ください。

なにはともあれ、たいへん嬉しいことですね
韓国岳に登れる日を楽しみにしています。

【登山規制継続中の山】韓国岳、高千穂峰、大浪池、新燃岳、獅子戸岳、中岳、大幡山、丸岡山、夷守岳、矢岳など
【利用可能な自然歩道】池めぐり自然探勝路、白鳥山、甑岳、硫黄山、御池野鳥の森、栗野岳、丸尾自然研究路など 

☆『霧島安全利用ガイド&マップ』は次のHPからダウンロードできます。
  九州地方環境事務所(http://kyushu.env.go.jp/pre_2012/0425a.html)

火山噴火予知連絡会の見解は、こちらのページで見ることができます。

以下は気象庁発表の火山の状況に関する解説情報です。
気象庁HPより引用させていただきました。)
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火山名 霧島山(新燃岳) 火山の状況に関する解説情報 第52号
平成24年6月26日18時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(本 文)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>

1.火山活動の状況
火山噴火予知連絡会の検討結果
 本日(26日)、第123回火山噴火予知連絡会が開催され、霧島山(新
燃岳)の火山活動について検討を行い、結果を以下のとおりとりまとめまし
た。
 霧島山(新燃岳)の火山活動に関する検討結果
 新燃岳の北西地下深くのマグマだまりへの深部からのマグマの供給は停止
し、新燃岳浅部の活動も低下しています。しかし、現在でも火口には高温の
溶岩が溜まっており、小規模な噴火が発生する可能性は否定できません。

 霧島山(新燃岳)では、昨年9月7日の噴火以降、噴火は発生していませ
ん。
 新燃岳直下の火山性地震は今年3月頃から減少しており、5月以降は昨年
の噴火前とほぼ同程度になっています。1日あたりの二酸化硫黄の放出量は
、300トン未満と少ない状態で経過しています。
 GPS観測によると、新燃岳の北西数kmの地下深くにあると考えられる
マグマだまりの膨張は、昨年12月以降鈍化・停滞しています。他の領域の
地殻変動データにも特段の変化は認められていません。新燃岳周辺の地震活
動には、顕著な変化は認められません。
 以上のように、マグマだまりへの深部からのマグマの供給は停止し、新燃
岳浅部の活動も低下していると推定されます。しかし、火口には高温の溶岩
が溜っており、現在でも小規模な噴火が発生する可能性は否定できません。
 また、今後、マグマの供給が再開すれば、昨年1月下旬から2月上旬の本
格的な噴火の規模に匹敵または上回る新たな噴火活動の可能性はあります。
 引き続き、新燃岳火口周辺では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴
石に警戒が必要です。噴火時には、風下側で火山灰だけでなく小さな噴石(
火山れき)が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 気象台の発表する噴火警報や霧島山上空の風情報に留意してください。
 降雨時には泥流や土石流に警戒が必要です。降雨に関する情報に留意して
ください。

2.防災上の警戒事項等
 新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する
大きな噴石に警戒が必要です。
 噴火時には、風下側で火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が風に流
されて降るおそれがあるため注意してください。霧島山上空の風情報に留意
してください。
 降雨時には泥流や土石流に警戒が必要です。降雨に関する情報に留意して
ください。
 火口から2kmを超える範囲においても、これまでの噴火による火山灰な
どの堆積等により道路や登山道等が危険な状態となっている可能性があるの
で、引き続き、地元地方公共団体等が行う立入規制に従ってください。

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>

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えびのエコミュージアムセンター
宮崎県えびの市えびの高原
TEL:0984-33-3002(Y)

6月26日のえびの高原

2012年06月26日 | 日記

今日のえびの高原は朝から雨が降っています。
山麓では晴れていましたので、天気がよくなるかと期待しましたが
空は明るいものの、やはり雨と風と霧です
写真はセンターから韓国岳を見たものです硫黄山はうっすら見えています。


池めぐり自然探勝路を歩きました。写真は白鳥山の登山道です。
全体によく整備されているので歩きやすいですが、白鳥山周辺だけは雨で少しぬかるんでいます。
登山靴+スパッツや、長靴だと足下を気にせず歩けます。雨や風のときは倒木や落枝に気をつけてくださいね。


バラ科キイチゴ属ナガバモミジイチゴの実がなっています。


ミズキ科ミズキ属のヤマボウシ。
庭木や街路樹に植えられているものはもう散ってしまいましたが、えびの高原ではまだ見られます。


えびの高原を歩いていたら向こうからアナグマが歩いてきました。
あまり目はよくないのでしょうか、3m位まで近づいたところで、はっとしたように引き返していきました。

【新燃岳情報】
○新燃岳上空の風向き
 実況(3:00)北4m
 予測(9:00)東3m
   (12:00)東5m
   (15:00)東6m
   (18:00)北東4m
○25日の火山性地震の回数 1回
    火山性微動の回数 0回
○火山の状態(山体のふくらみ) 大きな変化なし
○最近起こった噴火 平成23年9月7日6:00
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6月25日のえびの高原

2012年06月25日 | 日記

今日のえびの高原は曇ときどき小雨でした。
大雨がやんでほっとしています
久しぶりにセンターから硫黄山が見えています。


センターにときどき蝶が迷い込んできます。
これはミドリヒョウモンでしょうか。
じつは昆虫や蝶にはあまり詳しくありませんので、いつも、なんだろう?と思っています
ヒョウモンチョウはアザミの花にとまっているのをよく見ます。


交尾中のツマグロヒョウモン。(御池付近で撮影)
メスの羽の先に黒い模様が入っているので、これは分かります
おじゃまと思いつつ、きれいなので見とれてしまいました。

【新燃岳情報】
○新燃岳上空の風向き
 実況(3:00)西16m
 予測(9:00)西11m
   (12:00)西7m
   (15:00)西7m
   (18:00)西5m
○24日の火山性地震の回数 0回
    火山性微動の回数 0回
○火山の状態(山体のふくらみ) 大きな変化なし
○最近起こった噴火 平成23年9月7日6:00
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6月24日のえびの高原

2012年06月24日 | 日記

今日のえびの高原も雨と霧です。
降ったりやんだりですが、風も強くなり建物ががたがた言うほどです

今日はさすがにお客さまも少なくさびしいえびの高原です。


この夏九州電力管内では一昨年比-10%以上の節電が求められていますので
館内の蛍光灯の数を減らしました。
今までも節電に取り組んでおりましたが、さらに節電に取り組みますので
館内が暗いなぁと思われるかもしれません。

展示物が見えるほどには点灯致しますが、もし暗くて見にくいと思われる方がいらっしゃいましたら
消している照明を点けますので声をおかけくださいね。
ご不便をおかけいたしますが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます

【新燃岳情報】
○新燃岳上空の風向き
 実況(3:00)南西15m
 予測(9:00)西19m
   (12:00)西19m
   (15:00)西21m
   (18:00)西16m
○23日の火山性地震の回数 1回
    火山性微動の回数 0回
○火山の状態(山体のふくらみ) 大きな変化なし
○最近起こった噴火 平成23年9月7日6:00
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6月23日のえびの高原

2012年06月23日 | 日記

今日のえびの高原は朝から雨が降り続いています。
午前中は風もやや強く吹いていましたが、今は落ち着いています


タンナサワフタギが咲いています。(6月22日撮影)

ハイノキ科ハイノキ属の落葉低木で霧島では沢沿いやミヤマキリシマ群落の縁などでよく見かけます。
霧島にはよく似た「サワフタギ」もありますが、タンナサワフタギのほうが葉っぱの鋸歯が鋭く、
葉の先端が尾状に伸びるという特徴があります。

秋が一番わかりやすく、鮮やかな藍色の実をつけるのがサワフタギ、黒っぽい濃い藍色の
実をつけるのがタンナサワフタギです。(山と渓谷社『日本の樹木』を参照しました)

ちなみにタンナサワフタギを漢字で書くと「耽羅沢塞」または「耽羅沢蓋木」(weblio辞書より引用)で、
「耽羅」とは済州島にあった王国の名前だそうです。


【新燃岳情報】
○新燃岳上空の風向き
 実況(3:00)北西2m
 予測(9:00)南東5m
   (12:00)南東6m
   (15:00)南東6m
   (18:00)南西1m
○22日の火山性地震の回数 0回
    火山性微動の回数 0回
○火山の状態(山体のふくらみ) 大きな変化なし
○最近起こった噴火 平成23年9月7日6:00
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6月22日のえびの高原

2012年06月22日 | 日記

今日のえびの高原は台風一過の青空。
すっきりとさわやかな天気です
山々の緑がくっきりきれいに見えています。


小林市より夷守岳(渡辺光紀さんご提供)


六観音御池、奥は韓国岳(渡辺光紀さんご提供)
きれいな写真をありがとうございました

ハルゼミの「ジージージージー」という声にまじって
エゾハルゼミの声も聞こえています。

エゾハルゼミとは…
 「北海道・東北地方では平地や低い山の林、関東から西ではやや高い山など涼しいところを好み、
  ブナやコナラなど広葉樹の林に多くすみます。木の幹のわりあいに低いところで鳴くことが多く、
  早朝から夕方まで鳴きます。1匹が鳴きだすと次々と鳴き始め、合唱しているようににぎやかです。」
  (環境省いきものみっけHPより引用)

鳴き声の聞こえ方は人によっていろいろですが
「ムゼームゼー」、「ミョーキン、ミョーキン」
または「あーぢーあーぢー(暑い暑い)けけけけけ」などと言います。
いきものみっけHPで鳴き声を聞くことができます。

【新燃岳情報】
○新燃岳上空の風向き
 実況(3:00)西9m
 予測(9:00)北5m
   (12:00)北東5m
   (15:00)東2m
   (18:00)東1m
○19日の火山性地震の回数 0回 火山性微動の回数 0回
 20日の火山性地震の回数 3回 火山性微動の回数 0回
 21日の火山性地震の回数 1回 火山性微動の回数 0回
○火山の状態(山体のふくらみ)大きな変化なし
○最近起こった噴火 平成23年9月7日6:00
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6月19日のえびの高原

2012年06月19日 | 日記

今日のえびの高原は午前中台風の影響で雨風が強かったですが、徐々に弱まり、今は霧と小雨になっています。
写真はセンターから韓国岳を見たところです。見えませんね。


昨日は今年生まれた子ジカを見ました。
背中の「鹿の子模様」がくっきりしていてかわいいですね。

野生動物の子や野鳥のヒナはとってもかわいいですが、
子や巣などに近づくのは基本的にはよいことではありません。
今回は県道脇に親ジカと一緒に出てきましたので写真を撮らせてもらいました。
びっくりさせてしまったかな
しかし、本来人を見れば逃げるはずのシカが道路際をうろうろしているのは餌付けの影響がありますね。
野生動物には餌を与えるのではなく、適度な距離をもって見守りたいものです。


職員の方がハンカイソウを届けてくださいました。
ハンカイソウはキク科メタカラコウ属の多年草で、放牧地などでよく目にします。
1m位の高さになり葉っぱも大きく、牛もシカも食べ残すので目立ちます。
牧場の方は毒があるとおっしゃいます。どうして食べないのか、詳しいことは私も知りませんが
飾っているとなんとなくイヤなにおいがします 
こんなにきれいだから良しとしましょう。…飾るには適さないのでしょうか。。

【新燃岳情報】
○新燃岳上空の風向き
 実況(3:00)南東17m
 予測(9:00)南東17m
   (12:00)北東14m
   (15:00)北西13m
   (18:00)西14m
○18日の火山性地震の回数 1回
    火山性微動の回数 0回
○火山の状態(山体のふくらみ)
 静穏 大きな変化なし
○最近起こった噴火
 平成23年9月7日6:00
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6月18日のえびの高原

2012年06月18日 | 日記

今日のえびの高原は久しぶりにおだやかな曇りの天候でした。
嵐の前の静けさでしょうか


台風に備えて看板やごみ箱などを横に倒しました。
またしばらく雨が続きそうですね。


雨にもまけず、ベニバナニシキウツギが咲いています。
スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木で、霧島では沢沿いなどにたまにあります。
霧島の植物図鑑を見るとニシキウツギと書いてあるものが多いですが、
図鑑によるとニシキウツギは最初白くてあとから紅色になるとあります。
えびの高原のものは最初から紅色なのでベニバナニシキウツギではないかと思いますが、いかがでしょう?
ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてくださいね

【新燃岳情報】
○新燃岳上空の風向き
 実況(3:00)西6m
 予測(9:00)南西11m
   (12:00)南西7m
   (15:00)南9m
   (18:00)南西8m
○17日の火山性地震の回数 2回
    火山性微動の回数 2回
○火山の状態(山体のふくらみ)
  静穏 大きな変化なし
○最近起こった噴火
  平成23年9月7日6:00
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えびのエコミュージアムセンター
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第1回霧島ジオガイド養成講座(中級編)

2012年06月18日 | 霧島ジオパーク
6月17日に宮崎県御池青少年自然の家で、霧島ジオパーク推進連絡協議会主催による
第1回霧島ジオガイド養成講座(中級編)が開催されました。
昨年度までに霧島ジオガイドに登録している人の中から、今回は46名が参加されたそうです。
えびのエコミュージアムセンターからは所長と私とが中級ガイド資格を目指して参加させて頂きました。

今回のプログラムは以下の通りでした。
9:10~10:40 講義「世界のジオパーク、日本のジオパーク」
         講師:日本ジオパーク委員会 事務局 渡辺真人氏

ギリシャのレスボス島のジオパークや香港のジオパーク、室戸ジオパークなど各地の取組み事例や
課題について、またジオパークのコンセプトやジオガイドのあり方や役割についてお話くださいました。

10:50~11:50 講義「霧島ジオパーク概要」
         講師:霧島ジオパーク推進協議会事務局 

13:00~14:30 講義「霧島・ジオガイドの手法」
         講師:NPO法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会 代表理事 東川隆太郎氏

‘エコミュージアム’のコンセプトや「こんなガイドはいやだ!」などガイドの姿勢について面白おかしくお話くださいました。

14:40~16:10 講義「地形を読む」
         講師:鹿児島大学大学院理工学研究科 准教授 井村 隆介氏
プレートテクトニクスから地形の読み方まで、地学の基礎を教えてくださいました。

16:20~17:20 講義「国立公園について」
         講師:環境省えびの自然保護官事務所 自然保護官 森川政人氏
霧島を守っている国立公園の制度やいろいろな法律、管理体制についてお話くださいました。

一日たっくさん勉強しましたので、簡単なご紹介でごめんなさい。
これは自分でもしっかり勉強しないとなかなかたいへんです
でもとても面白かったです。ありがとうございました

さて、会場になった御池青少年自然の家は昨年1月26日からの新燃岳噴火の影響で平成23年1月28日から12月16日まで閉館していました。
12月17日からは高校生以上の利用者に限るという形で開館し、4月1日からは小学4年生以上等の条件付きで運営されているとのことです。
子供たちが利用する施設でもあるため、入念な災害対策に取組んでいらっしゃいます。
今では館内にヘルメットなどの装備や防災のための掲示物が備えられ、防災教育の拠点としても利用されています。
今回私も久しぶりに施設を利用させていただき、懐かしいような嬉しい気持ちがしました。

利用者数全員分のヘルメットとゴーグル、非常用の水などの装備。

敷地内に飛来した噴石の展示。

新燃岳情報の掲示。
オリジナルの防災カルタなども作られていて、たいへん勉強になりました。
これからも一緒にがんばっていきましょう
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