2018年4月19日(木)15:39に硫黄山が噴火
2018年4月19日(木)15:55に噴火警戒レベル3〈入山規制〉に引き上げられ、硫黄山周辺半径2キロメートルが立ち入り規制となりました。
現在えびの高原へ立ち入ることはできません。
当分の間えびのエコミュージアムセンターは臨時休館いたします。
~気象庁ホームページより~
【霧島山火山情報】火山の状況に関する解説情報: 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
火山名 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺) 火山の状況に関する解説情報 第32号
平成30年 4月21日14時05分 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
硫黄山では、活発な噴気活動が続いており、昨日(20日)の夕方から硫黄山の西側でも噴気活動が活発になっています。本日(21日)実施した上空からの観測結果についてお知らせします。
**(本 文)**
1.火山活動の状況
19日15時39分頃に噴火が発生し、昨日(20日)06時30分まで継続しました。火孔付近では、その後も活発な噴気活動が続いています。
監視カメラでは、火孔周辺で断続的に黒灰色の泥水が噴出し、時折この飛沫が火口内に飛散していることを観測しています。
昨日16時30分頃から、硫黄山西側の県道1号線付近から新たな噴気が上がっているのを確認しました。その後、同日夜にかけて噴気の量や勢いが増加し、最高で300mまで上がりました。
硫黄山近傍に設置している地震計では、19日の噴火以降、活発な噴気活動により振幅の大きい状態が続いています。
本日(21日)、宮崎県の協力により実施した上空からの観測では、引き続き硫黄山の南側の複数の火孔から白色の噴煙が上がり、その周辺では黒灰色の泥水が断続的に噴出していることを確認しました。また、硫黄山西側の県道1号線付近から昨日確認した噴気が勢いよく上がっているのを確認しました。観測中には、かすかに感じる程度の火山ガスの臭気を観測しました。
2.防災上の警戒事項等
えびの高原の硫黄山から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が風に流されて降るため注意してください。
火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
○ 噴火警戒レベル及び噴火警報・噴火予報
・新燃岳:噴火警戒レベル3〈入山規制〉 (2018年03月15日 11:00 新燃岳の入山規制範囲が4㎞から3㎞に縮小されました。)
・御 鉢:噴火警戒レベル1〈活火山であることに留意〉) 2018年03月15日 11:00 御鉢の噴火警戒レベル2<火口周辺規制>から噴火警戒レベル1<活火山であることに留意>引き下げられました。)
・えびの高原(硫黄山)周辺:噴火警戒レベル3〈入山規制〉 (2018年04月19日 15:55 硫黄山の噴火警戒レベルが2<火口周辺規制>から3〈入山規制〉に引き上げられました。)
※火山活動解説情報は気象庁ホームページで公表されています。
<噴火予報>
硫黄山の噴火警戒レベルについて リーフレット
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/level/PDF/level_552.pdf
火山活動解説資料のリンク先
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/monthly_v-act_doc/monthly_vact.htm#v500
登山者向けの情報ページ(気象庁)
http://www.jma.go.jp/jma/index.html
霧島山
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/505.html
新燃岳
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/551.html
御鉢
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/550.html
宮崎地方気象台
http://www.jma-net.go.jp/miyazaki/
鹿児島地方気象台
http://www.jma-net.go.jp/kagoshima/
○ 交通規制 ( 全線通行止め 小林線・霧島線・えびの線 )
霧島錦江湾国立公園・霧島ジオパーク
えびのエコミュージアムセンター
宮崎県えびの市えびの高原
TEL:0984-33-3002 (わ)