ebakam art studio blog

眞壁 陸二

Istanbul旅日記day3

2007年12月16日 | Weblog
この日は少し郊外へ行く
カーリエ博物館を目指しトラムとメトロを乗り継いでウルバトルで下車し城塞壁づたいに歩く中心街からほんの30分ほど電車に乗っただけだがかなり緊張感のある街並だった
街全体がホーンデットマンションというかリアルな幽霊屋敷みたいな感じだ
観光地とは言えないリアルな空気にちょっと緊張する
しばらくするとカーリエ博物館(礼拝堂)に着く、ここは5世紀につくられた教会で素晴らしいモザイクとフレスコで飾られた教会だが15世紀オスマン帝国時代にモスクに改修されてしまい壁画は漆喰によって塗りつぶされていた。
それが再びはがされて見えるようになったのは1958年のことだそうです
当時の支配者の信仰する宗教が違うのはしょうがないが前の文化をもみ消そうとする行為は許せない(本を燃やしたりや歴史の改ざんなど何処の国にもあるものだが)
だが修復のおかげで今はそんな礼拝堂も博物館として見る事ができる
なんとも繊細なモザイクで1つのピースが小指の爪の4分の1ほどである色ガラスやトルコ石などを使い非常に丁寧な仕事ぶりであった。個人の自己表現では決して出来ない表現力で祈るような気持ちで何年も何年も丹念に作ったのだろうなと思った
その次に訪れたのはフェティエジャーミー
近くにあるはずだが少し迷う、ここもモザイクがのこる元教会だが訪れる人はほとんどいない所だった。行った時間が良かったのか明かりが柔らかく美しかった
ちなみにフェティエジャーミーは分かりにくい住宅地にあったのだが地図を見てると地元の小学生が(たぶん3年生くらい)「ジャパニ!」と言ってニコニコと近付いてくる
なんだか分からないトルコ語で必死に話かけてくるが何だかサッパリ分からん
でもなんだかアリガトウと言っているようだった
後で聞いたのだが、なんだか明治時代に日本人がトルコ人を救ったというエピソードが教科書に載っているそうです
その小学生にフェティエジャーミー?と聞いたら「着いてこい!みたいなジェスチャーで」手招きするのでついて行ったらそこに現れた

最新の画像もっと見る