ebakam art studio blog

眞壁 陸二

杜の都へ

2011年09月25日 | Weblog
妻の実家のある仙台に震災後始めて行ってきた。

海岸ぞいではないため津波の影響は無かったが市内も凄まじい揺れと停電、断水、そして地盤沈下があった。
妻の実家は僕の目からは外見上は変化は無いようだったが家が捻れて向きが少し変わったそうだ
その為水道管などが断絶、現状のままでは住むことは出来なくなってしまっていた。
道路一本隔て基礎ごと傾いた家、今にもベランダが崩れ落ちそうな家などがあり地震のはげしさを想像させる
痛々しい。
半壊の住宅や全壊により既に建物が取り壊され、あちらこちらで家の片付けや修復の痕が見受けられた。

車で街中を流していると以前と一見変わらない杜の都なのだが所々道路が隆起していたり陥没していたりして震災の爪痕が残る。

街には活気があり人々は力強く生活している。
仙台はいい街だし気候もよい所で本当に素敵な街です。
つくづく放射能さえなければと思ってしまう。
地震は天災でも原発事故は完全なる人災。

先日東京では6万人の反原発デモがあった
(ほとんどマスコミは無視してますね)
しかし時を同じく、この国の毎年代わる首相は来年春から安全性の確保した原発の再稼働を明言した。
しかしまだ福島ではメルトダウンからさらにメルトスルーし地下水と反応を起こし、全く収束すらしていない。

我々日本の国民は直接総理大臣を選ぶことが出来ない。
せめてイタリアやドイツ、スウェーデンのように国民投票で原発の是非を問わせてほしい
必要性があるならその代替案の可能性とリスク、安全性とその責任を話し合おう。

確かに日本は石油産出国ではないから核を使ってエネルギーを確保したい根拠は分かる。プルサーマルが出来れば向こう1000年エネルギーに困ることはない。
しかし技術的にも難し過ぎたようだし人が造った建物も機械も100年ももたないで必ず壊れる。
本当に「夢の原子炉」ムリ!
プルトニウムの半減期は2万5000年
猛毒をまき散らすだけの負の遺産を未来に残すのはどう考えたって間違っていると思うのだが…

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