ebakam art studio blog

眞壁 陸二

OKINAWA

2015年01月31日 | Weblog
明日から沖縄です。あさって2月1日には うるま市で北川フラム氏を迎えたシンポジウムがあり僕も出席します。
僕は第一回目の時実行委員会の皆様に「沖縄でしかできないこと沖縄だから出来ること」をやりましょうと語った。場所性、歴史性といったサイトスペシッフィックさの重要性をかんがえてほしかった。
過疎高齢少子化そして廃校といった日本中が抱える地方の病、それをアートで活性化しようとする試みは雨後の筍のごとく日本中に沢山あり そしてそのほとんどが失敗しているように感じる。
奇跡的に上手くいった第一回目の瀬戸内国際芸術祭はやる気みなぎる若いアーティストと島民の協力、実行委員会の皆様の手腕ががっちり重なって成功したんだと思う。有名作家に依存して住民そっちのけでは絶対上手くいかない。アトリエで作った作品を運んできて設置するだけでは何の必然性も感じなくなる。作家はある一定期間その土地に住み込んで制作し地域住民とコミニュケーションをとる必要がある。そこで感じ学んだことを作品に反映させて初めてサイトスペシフィックアートと呼ばれる作品になると思う。それがセトゲーで僕が体験し学んだ事だ。その経験を生かしたかった。
僕の理想を聞いてくれて実行させてくれたイチハナリアートプロジェクトの実行委員会に改めて感謝します。
さて本家本元の北川フラムさんがイチハナリにたいしてどんなメッセージをして下さるのか?共感?批判?それとも提案? 明後日はこれから地方での芸術祭に関係する人にはかなり重要なシンポジウムになると思います。

最新の画像もっと見る