エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

ゲートは10時だった・・・オロフレ山(1231m)

2021年06月08日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
ゲートの開錠は10時だった・・・
満開のシラネアオイ・・オロフレ山(1231m)
■ 山 行 日    2021年6月8日(火)   日帰り
■ コ ー ス    オロフレ峠コース
■ メ ン バ ー     夫婦登山 №20
■ 登 山 形 態     登山道
■ 地 形 図    1/25000地形図  「カルルス温泉」
■ 三角点・点名   二等三角点  点名「登別岳 ノボリベツダケ」
■ コースタイム   登り 1時間10分   下り  1時間10分
         ※ 登りも下りも花を撮りながらなのでコースタイムは参考になりません。
<登り>
08:05     ゲートから出発
           (徒歩約2.5㎞)
08:37     登山口

08:40     登山口出発
09:50     オロフレ山頂上

<下り>
10:15     下山開始
11:25     登山口

11:35     登山口出発
          (徒歩約2.5㎞)
12:10     ゲート前P


★ ゲート開錠は10時だった・・・
先日(6/3)訪れた時、予想もしていなかったゲート施錠の不意打ちをくらい、ショックでそのまま
帰ってしまって反省が残る。帰宅後ネット情報から6/8開錠する事が分かり早々にリトライ。
来れば開いているものと思い、開錠する時間まで気にしていなかったからまたWショック。
しかし、今回は躊躇なく歩く事にした。

・・・要は、関係する箇所に電話で確認すれば済んだ話なのに、安易な情報を鵜呑みにした私の
ミスは、私らしいのだ・・・笑

8:00丁度にゲート前に到着すると、先行者がゲートから出発するところだった。
私たちも早々に準備して8:05に出発する。ほぼ快晴で気持ちの良い風が吹く朝。
登山口まで2.7㎞なら自宅から安平山の登山口まで歩くのと変わらず、徒歩約30分は朝の散
歩と思えば苦にならない割り切りである。



ゲート手前、先行者の車の後ろに停めて出発・・・


到着する直前に少しだけ「開いているかな?」の不安はあった・・・


朝の散歩は、登山のウォーミングアップと考えればショックは和らぐと言うもの。

★ 空の駐車場・・・
登山口まで距離は約2.5㎞で約30分だった・・。
当然ながら駐車場に停めてある車は無く、単独の女性先行者に追いつく事も無く登山口に着いた。



登山口からスタートしてすぐの登山道・・・


5分ほど歩くと見渡す絶景に足が止まる・・・来馬岳や太平洋を展望する

★ 開花状況・・・
基準は昨年訪れた6/9とするが、最初に確認出来た花は今年も「スミレ」だった。
ゴゼンタチバナやマイズルソウはまだ蕾にもならず葉だけしか見えなかった。
しらかば林を抜けた頃に目にしていたイワカガミはほんの蕾。よく見ないと見逃すほど小さい。
羅漢岩の露出した崖の手前には山桜がまだ見頃で目を楽しませてくれた。同時にお目当てのシラ
ネアオイに対面すると小振りながら元気な花に笑顔がこぼれる。
ミツバオウレンは、ほぼ満開で幾つもの群落を作って自分たちを主張し、可愛かった。



「ミツバオウレン」


お目当ての「シラネアオイ」


次第に登山道の左右の斜面に咲き誇りる今が満開と思う





★ 小岩峰を過ぎて・・・
オロフレ山の登山道は、全体的に整備されていて歩き易い。また、周りの景色を見ながら歩ける
ので退屈する事も無く花と一緒に手軽に来られる山で初心者にも人気の山である。

コース中間付近にある「山の神」を祭った小岩峰を過ぎると、正面に本峰のオロフレ山を望む景
色が私のお気に入りで、その後本峰を見ながら岩場の急登は登山が実感出来るところだ。
岩場に咲いていたハクサンチドリはまだ小さく、チシマフウロにはまだ早く、カラマツソウにも
出会えなかった。数株見付けたフデリンドウ、一株発見したツバメオモト、樽前山では咲いてい
たウコンウツギは蕾さえ分からなかった。何度か訪れているとこの時期に咲いている花々がどこ
に咲いているかも分かって来るもので、里山的身近な山になって来たのは間違いない。



本峰オロフレ山を望むこの場所が好きで、ついシャッターを切ってしまう・・




左手に望む羊蹄山は見事であるし、右にはクッタラ湖や太平洋を望む


ケルンのあるコース中間地点

★ 夕張岳の石原平に負けないシラネアオイ群落・・・
コース中間を過ぎて標高点1062直下西面に来ると、登山道左右の一面にシラネアオイの群落
に出会う。昨年とは違う花の多さと群落の大きさに感動し、その中にある鹿道が人間には都合の
良い立ち入れる場所だった。まさに花に囲まれた写真を撮りたいと思う感情が満たされる場所で
あるが、上手く撮れないのは腕のせいである 苦笑

今が満開とも思える群落は、花の百名山と呼ばれる夕張岳の石原平にあるシラネアオイ群落にも
負けないほど見応えのあるものだった。

シラネアオイが好きな方であれば、登山口から1時間も掛からずに出会える群落なので人気の程
が分かると言うものだ。頂上に登らずここで引き返す登山者も居るほどである。










★ なんと1時間10分・・・
ガイド本での登りタイムは1時間30分なのに、写真を撮りながらも1時間10分で頂上だった。
まさにこの歳になってと不思議でもあったが、記録した時間には間違いないと思う。

頂上には、先行していた単独の女性にようやく追い付き、ご挨拶を交わす。
彼女は苫小牧在住で普段はソロが多いらしい。簡単な雑談の中で私を「エバさん?」と
当てたのが嬉しく後にヤマッパーであることも分かった。早々YAMAPの中でもフォローさせ
て頂き、コメントで繋がる事が出来た。

彼女は、先に下山してしまったが私たちはもう少し景色を楽しみながら頂上を独占する。
それでも滞在は25分で下山を開始した。ふと思うところあって昨年登った時の写真を見る。
するとチーヤンも私も着ているものがほぼ同じだった・・・。違ったのは歳だけ。
あっ、口元のヒゲは昨年には無かったからこれも違うと言えば違う・・。



昨年に続き6回目の登頂となった「オロフレ山」にて


頂上からの眺望・・・徳舜瞥山とホロホロ山、右には樽前山と不風死岳も見えていた。


羊蹄山と右下は尻別岳、左後ろはニセコアンヌプリ


洞爺湖と奥に残雪残る積丹の山を望む・・・


最後に羊蹄山を背に一枚・・・

★ 朝蕾も下山時に開花?・・・
イワカガミを始め、フデリンドウ、ノウゴウイチゴ、ハクサンチドリなど登り場面では
見つけても蕾だったのに、下りでは開花していて目を楽しませてくれた。ただ、余りに
天気が良くて上手く写真が撮れず掲載出来なかった花も幾つかあった。

オロフレ山には、固有種こそ無いが固定して咲く花が季節毎に手軽に楽しめるところが
再び足を運びたくなる理由だと思う。
自宅から2時間ちょっとのアプローチ。支笏湖周辺の樽前山や不風死岳、イチャンコッ
ペ、紋別岳とも違う壮大な景色は何度来ても飽きる事は無い。ただ来るなら6月、ゲー
トが開くタイミングが実質山開きで花のオロフレ山だと思う。



ハクサンチドリ


フデリンドウ


ハクサンチドリ2


唯一一株のサンカヨウ


ミツバオウレンの大行進・・・


少ないから印象的だった イワカガミ


多分? ミヤマスミレ

★ 登山者続々・・・
最初にすれ違った登山者は、軽装の若い夫婦・・。
挨拶と同時にお話を聞くとゲートは10時に開いたらしい。しかし、お二人は少し早かったの
でゲートから歩いて来たと言う。出会った時間からも開錠してから登って来たとしたら時間が
合わなかった。その後、次から次と登山者と出会う。

チーヤンの予想は20台。これが見事的中!
登山口に着いて車を数えるとバイクを除き20台だった。

駐車場内ある公衆トイレ。閉鎖中だったが、業者の方が来ていてこれから使用可能にするよう
だが、気持ち良く使えるトイレとは言えない印象である。

来馬岳登山口から少し登るとチングルマの群生地がある。
ゲートに戻る前にチングルマ見たさに登るとイワカガミやミツバオウレンそしてイワウメも群
生していて最後のおまけがあった。



私たちの車もここにあれば・・・ね。


ご褒美のチングルマ・・まだ群生にはなっていないが一部咲いていた。


チングルマと間違えそうになったイワウメたち・・・


車に戻る前に車道脇に咲いていた山桜が最後の花・・・


今年は、登山口の前から歩く事が多いなぁ~・・・・



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