エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

オロフレ ⇒ 樽前山(1022m)へ

2021年06月04日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
オロフレゲートは6/8だった・・・樽前山 (1022m)
■ 山 行 日      2021年6月3日(木)   日帰り
■ コ ー ス      七合目ヒュッテ~932峰ルート
■ メ ン バ ー       夫婦登山 №19
■ 登 山 形 態       登山道
■ 地 形 図      1/25000地形図   「樽前山」
■ 三角点・点名     一等三角点  点名「樽前岳 タルマエダケ」
■ コースタイム     登り 2時間25分   下り 49分
<登り>
09:55          7合目ヒュッテP出発
11:15          932峰(北山)
11:25          東山へ  
12:20          樽前山東山頂上

<下り>
12:21          下山開始
13:10          ヒュッテ


★ オロフレドライブ・・・
久しぶりの夫婦登山を再開・・・
予報に反して快晴となり、気温も高そうだった。
選んだ山は、オロフレ山(1231m)。メインはシラネアオイと私自身の足慣らしである。

約2時間のドライブを楽しみ、さぁオロフレ山展望台へ向かおうとした時だ。
なんと、ゲートが閉じていて通行止ではないか!
もう6月だからと疑いもせずに走って来たが、予想外の展開にテンションが急降下。

帰宅後に調べて見るとゲートの開錠は6/8のようだった。(ゲートには何も表示は無い)
また、6/1にゲートから歩いて登った人の記録を見ると「シラネアオイ」が一番良い時で
私たちもゲートから歩いて登れば、きっと満開のシラネアオイと対面出来たかも知れなかった。
そう思うとゲートから約2.7㎞約30分のアルバイトは、ウォーミングアップだったのに・・
と後の祭りを悔やんでいた。

車は帰路へ、気持ちを切り替えて、次の行動を決める。
結論は早く、帰り道の「樽前山」と決まる。ここは、先月にも登ったが違うのはゲートが開い
ている事。平日でもあるし、7合目ヒュッテの駐車場は空いているだろうと、また根拠の無い
安易な判断で車を走らせた。
するとほぼ満車状態にビックリ。駐車場係員(苫小牧シルバー人材センター)の誘導で何とか停
める事が出来て安堵するも次々と車が到着し、ほぼ満車となった。

係員曰く「平日でも天気が良ければこれが普通ですよ・・。」と何気に言う。



オロフレ山展望台に向かう分岐点のゲート、ここから2.7㎞で登山口だ。


分岐のある道道2号線から望む羊蹄山が見事だった・・。

★ 不思議な樽前山・・・
7合目ヒュッテにある駐車場は、満車になると70~80台は停められるスペースがある。
今日もそんな状態だったが、いつも不思議なのは登山道で人に逢わない事である。
ヒュッテから登山道は二ヶ所に別れ、東山に向かうコースとお花畑と不風死岳コース。
広い広いコースが眺められる場所から見渡すと小さな人影がようやく見える事もあるが、
車の台数だけの人間を見る事はまずない。自分たちとコースを逆に回る人が居ればコース
途中ですれ違う場面はある。しかし、時々である。

里山の中で唯一密にならない山が樽前山で、コロナ禍でも安心して歩ける散歩コースだ。



最初に出会った樽前の花「イソツツジ」・・まだ蕾が多く開花はこれからだ。


場所に寄り開花状況が違う樽前山の広さを実感する・・・。

★ 気持ちの良い風と気温・・・
私たちはいつもの932峰コースから歩き始めた。
登山口から10分ほどは樹林帯の中を歩くが、それを抜けると正面に不風死岳を望み、
右に支笏湖、左に樽前山の北斜面を見ながら一面がお花畑になるコースだ。高低差も緩やかで
のんびり歩くには最高のコースで私は好きだ。

樹林帯を抜け、最初に出会った花が「イソツツジ」と「ウコンウツギ」。どちらもまだ蕾が
多かったが、早咲きもあり早々に目を楽しませてくれた。

気温も17、8℃はあるだろうか。薄着の長袖シャツ一枚だったが吹く風も気持ちよく寒くは
無かった。写真を撮りながら汗を掻かない程度のゆっくり歩きである。



「ウコンウツギ」




「イワヒゲ」の小さな群落が可愛いい




ウコンウツギと支笏湖のコラボ




ウコンウツギと不風死岳


コケに咲くイワヒゲたちが可愛過ぎる・・・








「コケモモ」






932峰(北山)にて・・・支笏湖と遠望する羊蹄山・尻別岳のコラボ

★ 天気が良いから932峰も・・・
のんびり写真を撮りながらチンタラ歩き、932峰にも久々登って見た。
見渡す絶景には眼下の支笏湖ブルーを始め、遠くに羊蹄山と尻別岳、手前左には白老三山と
ホロホロ山や今朝のオロフレ山も見えた。海は一面雲海。見慣れた風景なのに何故か神秘的
で心を洗われる思いがした。

5分ほどの滞在で少しずつ人が増えて来たので早々降りる事にする。
今日一番の密かも知れないが、風のお陰で市中感染はないだろう・・。すれ違いで登って来
た若者グループが「ここ頂上?」とか「あれ?不風死岳は」と訳の分からない会話を聞き唖
然とした。恐らく初めての樽前山だと思うが、地形図もルートも調べる事無く何となく登っ
て来た場所も分からないなんて、呆れる会話に言葉を失った。

私たちは、下山の途中で東山に登り帰る事にする。



三脚を立てて自撮り・・・


北斜面のルート上から支笏湖を背に良い写真が撮れたと思う・・・


不風死岳と932峰を背に・・・あっ羊蹄も見えてます。


意外と間近に迫る溶岩ドームの迫力を感じる・・・


東山頂上なのに標識が無くなっていた・・・強風だったので写真は無し。

★ 結果オーライ、良い散歩だった・・・
ちょっこら周って3時間ちょっと。西山も登れば4時間ちょっとの周回ルート。
地形図が無くとも歩ける里山は、いつも優しく迎えてくれる。そうでない時はまたの機会に
すれば良いだけである。

先月に続いて連続の樽前山だったが、とにかく結果オーライ!
ゼィゼィ息を弾ませる事は無かったが、それでも汗は掻く。風が心地良く景色も最高だった。
心配した足慣らしだったが、なんとか最後までもってくれた・・。厳しい山に臨むにはまだ
まだ訓練が足りないと思うが、出来る事からやるしか能は無い。

ちょっと間の空いた夫婦登山だったが、これが再開のキッカケになれば何よりである。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hidechan)
2021-06-06 14:18:02
こんにちは、支笏湖バックの写真はなかなかいいですね。体力もバッチリですね。
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灯台もと暗し・・? (エバ)
2021-06-07 05:28:39
hidechan、コメントありがとう。
あぁいう場所があったなんてホント灯台もと暗しでした。
何度も歩いているのに、身近な良い場所に気が付かないものですね(笑

体力はまだまだ・・・
逆にどんどん落ちてます・・・😢
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