エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

万年サラリーマンを終えて・・・

2021年06月18日 | 定年後の生活
万年サラリーマンを終えて・・・
一変した生活に心の変化も
 好奇心だけは持ち続けたいものだ


今月始めから書き始めていた記事だったが、書ききれずにのびのびになっていた。
ようやく書けた・・と言う訳では無いが、ネタ切れなので中途半端も投稿する事に。
読み難いかも知れないが、近々私の心情を綴った一部なので、読んでいただければ嬉しい。


退職して半年が過ぎた・・・。
もう時間を気にすることなく、起きるのも適当でいいのに何故か早起きは変わらない。

拙ブログでも何度かお話したかも知れない。辞める時に思っていた「再就職」について。
「最低でも1年間は仕事をせず、山三昧で過ごそう」とか「車で全国を巡る夫婦旅をしたい」
とか「未踏1000m超峰の完登に向けて滞在型登山を試みよう」とか・・・
しかし、実際に辞めて見ると・・・生活は一変するものだと気付かされる。

シフト制の泊まり勤務で札幌までの通勤を終えた事でJRに乗る事が無くなった。
出勤すれば常時数十人の同僚や後輩たちと顔を合わせ、時間があれば年金の話を
良くしたものだ。でも、それも無くなって会社関係は希薄になったと思う自分も居る。
退職すると収入は年金だけ。もうボーナスも無いし引かれるものばかりが目に付く・・。

新型コロナウイルス感染症の拡大は止まらず、旅の自粛、山の自粛、孫たちとの行き来も
制限があって自由では無い。今発せられている「緊急事態宣言」正直自分にはあまり関係
が無いと思っていたが、ジワジワと身近に迫る感染情報を気にしない訳には行かない。




★ 心の変化・・・
退職すると変わるものは生活だけでは無かった。
自分と対峙する時間が多くなった分、色々と考えてしまうのか「心の変化」も自覚するように
なった。その中で最も変わったものが「生きがい」かも知れない。

まさに山にのめり込み、24時間365日山の事しか考えていない生活だったのに、3月の
海別岳以来約3カ月も未踏峰には臨んでいない。なのにストレスが無いのだ。
ただ、妻チーヤンは私に思うところは有りそうだが、山の話題は避けて何も口にはしない。

突然、始めたアルバイト(人材シルバー人材センター)も予定外だったが、働きに出ると
簡単には辞められない。特にキャンプ場の管理人はシルバー6人が固定グループとなりシフ
トされた勤務だから辞めると代わりがいないので迷惑に繋がる。コロナ緊急事態宣言以降
キャンプ場はクローズ中で、ほとんどの仕事は電話番。でもこれは必要な仕事と理解する。

新しい出会いに影響。
2018年9月に発生した「北海道胆振東部地震」以来、何かと地元と関わるボランティア活動
に参加するようになった。わが家も被災していたが、もっと困っている人を見て、知らぬ振りは
出来なかった。「災害ボランティア」「復興ボランティア」にも参加している内に新しい出会い
も生まれ、ひょんなキッカケで二つのNPOを知る事になる。

いままで自分の中の生きがいは「登山」だけだったのに、活動の中で知らない事ばかりの新たな
好奇心が芽生えたのは「伐採」とか「育林」そして「焚き火」がキーワードとなり、その奥深さに
すっかり目が離せなくなった。


★ 新たな好奇心・・・
現役時代と違うのは「週休」3日制から7日制になった事である。
アルバイトを始めてしまったので、事実上は週休7日では無いが、以前とは違う「自由」の
実感はある。

週休3日と有休休暇を取って「山三昧」だったのはむしろ現役時代。
家に居る事より山に出掛けていた時間が多く、一時は「母子家庭」と呼ばれた時期も。
思えばこれまで1500回を超える登山と500座以上の山に登って来たのも現役時代。
春夏秋冬一年中登山尽くめの幸せ者だったのは、やはり現役時代だったのだ。
退職しても登山以外にやりたい事があった訳でも無く、「もっと山へ」の思いだったのに新たな
好奇心が生まれた事で、時間の使い方を考えるようになった。

山へのモチベーションが上がらないのではなく、別の好奇心に比重があるだけで登山を
止めたいなんて思った事は無い。しかし、あの目標はどうなるのか・・他人事では無いのに、
焦る気持ちは今は無い。

取り敢えずでも好きなことを出来る「幸福感」や「新たな好奇心」を持てばそちらに転換
して見る事だって許される自由は、現役時代とは大きく変わるところかも知れない。



6/18 鹿公園内に咲いていた「セイヨウオダマキ」

★ 時間管理・・・
アルバイトとボランティアそして夫婦登山を上手く両立させる事が今のベストだと思う。
更に孫たちとの時間や山仲間たちとの交流も忘れてはいない。87歳になる母親も今は元気だが、
ずっと病院通いもしているので、この先は母が先か俺が先か・・・である。

生活の中で、大切なひとつに「時間管理」があると思う。
現役時代は正にその中で生きて来たので、タイムスケジュールは通常に出来上がった事
だったが、退職してからは自由だからとだらだらした生活になったら、本当にだらけた
生活しか自分には無いだろうと想像が付く。だから、これまでと同じような「時間管理」
の出来る生活をしないと、多くの時間を無駄に過ごす事になるだろう・・。

とは言え、時間管理=縛りでは無い。
朝は必ず5時に起きて、夜は必ず9時に寝る・・・そう言う時間管理ではない。

アルバイトやボランティアそして夫婦登山の計画があっても、それが絶対では無く
ダメなら次の時間に回す事も退職後の時間管理の一つだと思っている。

例えば、家の周りの草が伸びて来たなぁ~とかそろそろ洗車もしなければとか、物置の
片づけもしたいなぁ~とか思った時、それが今日でなくても明日でも良い訳で、誰に縛ら
れる訳でもない時間管理=自己管理こそが、貰った時間の使い方なのかなぁ~と模索している。

ちょっと長くなったが、色々考えていられる今が楽しい時間である・・・。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hidechan)
2021-06-20 14:25:22
こんにちは、私はまだサラリーマンを続けますが、このままでいいのかなと思い、副業にもチャレンジしています。
返信する
思いは人それぞれ・・ (エバ)
2021-06-21 06:02:52
hidechan、おはようございます。

人生色々、考えも色々です。
正解とか不正解とかあるとしても、決められるのは自分自身であり
他人ではないと思います。
どんな副業か興味はありますが、チャレンジしているなら大切にして欲しいと思います。
返信する

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