
プロのミュージシャンを目指して上京、アルバイトから吉野家社長になり、何度も危機を乗り越えてきた安倍修仁氏(62歳)を尊敬しております。
昭和40年代後半、当時の松田瑞穂社長はチェーン化に乗り出し、安倍氏は昭和52(1977)年に九州地区本部長に就任しました。この急激な拡大の無理がたたり、吉野家は昭和55年に倒産。しかし、安倍氏は逃げ出さず、管財人の指導のもと、再建を目指します。会社更生法の適用を受け、さらにセゾングループの出資を受けて再建は順調に進み、昭和62年に更生手続きは終了。平成4(1992)年、アルバイトから叩き上げた社長の誕生となります。平成16年「BSE問題」で再び危機が訪れます。メニューの多角化でこれを乗り切りました。。そして今も同業の「すき家」「松屋」の値下げ競争下で、戦っております。
ピンチにあい、負けそうになったときに一番簡単なのは逃げ出すことです。逃げたら勝つことは絶対ありません。勝ちたかったら、絶対に諦めてはいけないのです。
「勝つまでやる。だから勝つ」安倍社長が発した言葉です。
It is not time but the will that he lacks.