江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

2006年を振り返って

2006年12月30日 | その他
2006年はどういう年だったか、いじめ、自殺、虐待と子殺し、未履修、そして基本法改悪、やはり私の目が向くのは「教育」だが、全体を捉えるキーワードは「混沌」ではないかと思った。

新聞を広げれば、従来のシステムやルールでは何もかもが予測のつかない状況を象徴する事件が並んでいる。
日本社会が育んできた安心や信頼はもはや期待できないという意識が繰り返し国民に植えつけられ、格差社会が深刻化した1年だったとも言える。

この混沌状況から何が生まれてくるのか、また私たちは何を生み出さなければならないのか。

そして振り返るべきはまず私自身である。
この1年、私は責任を果たせたのであろうか。
新潟県の労働運動を少しでも元気にしたいと会長を引き受け、内に向かっては21世紀労働運動の展望と戦略を機会あるごとに訴え、外に対しては連合新潟の社会的存在感をアッピールすることに努めてきた。
しかし状況に立ち向かうには余りにも非力で、急ぎすぎたかもしれない。
多くの人たちを刺激し、また刺激され、波風を立てることの多い性格でご迷惑もおかけしたと思っている。
この1年の成果を問われれば自信はないのだが、私なりのやり方でこの混沌状況から労働運動再生のために身を捨ててでも走り抜く覚悟はできた。
そういう危機的状況だという認識とこれに立ち向かう覚悟を固めた1年だった。

最後に年の暮れのご挨拶をさせていただきます。
3月から始めたブログにお付き合いいただいた皆様に感謝申し上げます。
コメントを下さった方にはお返事もせずに失礼しましたが、いつも勇気づけられ、ありがたく思っております。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様よいお年をお迎えください。

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