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プレゼントのトラウマ

2017年12月07日 | ★毒親とインナーチャイルド
お世話になったお友達に
クリスマスのプレゼントを探し始めました。


実は私、
プレゼントは贈るのも、もらうのも苦手です。


お友達から何かいただくたび、
どうやってこんな素敵なものを見つけるのだろうと
驚くのと同時に、
私に受け取るだけの価値があるのだろうかと
異常なほど恐縮してしまうのです。


そして、自分がプレゼントを選ぶ側になると、
こんなものを贈って笑われないだろうか、とか
もっと高価な物にしないと悪いんじゃないだろうか、とか
さんざん、さんざん悩みます。


私がこんな考え方をするようになったのは、
両親が原因なのは自覚しています。


私の両親は、いわゆる毒親でした。


(何度も書いていますが、ご存じない方のために)
父はもう亡くなりましたが、
統合失調症や躁鬱、被害妄想に幻聴など
精神病をいくつも抱え、
精神病院に入退院を繰り返し、
気に入らないことがあると大声で怒鳴り、
物を壊したり、暴力をふるう人でした。


母はとにかく気が強い人で、
気に入らないことがあるとヒステリーを起こし、
父と同様、物を壊したり怒鳴ったり、
唯我独尊を絵にかいたような人でした。
そして、両親は共依存でした。



私が子供の頃は、
父の事業がうまくいっていたので
うちはかなり裕福でしたが、
私がほしかったものは
ほとんど買ってもらえませんでした。


何も買ってもらえなかったわけではないんです。
私がもらったのは、
父と母が勝手に選んだもの。
私がほしかったものではなかったのでした。


たとえば、1人っ子の私は本が好きでした。
ある時、父は
絵も写真もほとんど載っていない
図書館にあるような大人用の百科事典を
買ってくれました。

下の写真のような大百科事典で、
子供が見て楽しむようなものではありませんでした。



「クリスマス(あるいは誕生日)に何がほしい?」と
訊かれたことは一度もなく、
父も母も、自分の気まぐれで買い物しては、
「ほら買ってきてやったぞ、喜べ」という感じで、
私が喜ばないと言って、よく怒られました。



それでも私は、両親が銀婚式の年、
お祝いのプレゼントを贈ったことがありました。


両親へのわだかまりが消えたわけではありませんでしたが、
私も無事に就職し、
親から遠く離れて完全に独立したわけだし、
できれば嫌なことは水に流して、
少しでも普通の親子関係に近づければ・・・と思ったのです。


贈ったのは、ちょっとお高いワインと
木箱入りのペアのワイングラス。
ボーナスから奮発し、
これからもふたり仲良くどうぞ、という想いで選んだものでした。


しかし、両親から電話でかけられた言葉は
冷や水を浴びせられるようなものでした。


「あんなもの、もらっても何の役にも立たないよ」



結婚してから、お中元やお歳暮で
ちょっと珍しい食べ物を贈った時も、
「ありがとう、美味しかったよ」という言葉は聞かれず、
返ってくるのは
「初めて食べたけど、大して美味しいものじゃないね」とか
さらに母など、
「私がこんなものを好きだとでも思ったの?」とまで。


万事が万事、こんな調子だったので、
親には一切贈り物をしなくなりました。
客観的に見ても、
うちの親は酷い親だったなあと思います。
今の私がその場にいたら、
思いきり言い返してやったのに ―


と、まあ、そんな過去のことを思い出して
クサクサしても仕方ないので、
私の親が、特別おかしな人達だったのだと思うことにしています。


だって、プレゼントって
贈るのももらうのも、とても素敵な経験ですから。
それを楽しめない、喜べないのはもったいないことです。


私は随分、人生の楽しみという面で損をしてきました。
今、プレゼントを贈りたいと思える
お友達がいることに心から感謝し、
人生後半のこれからは、
どんどん楽しんでいこうと思います。


さあ、クリスマスも近づいてきた事だし、
早く素敵な物を見つけよう
皆さまも、プレゼントを楽しまれますように








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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
それは酷過ぎますね・・・。 (里牛蹴)
2017-12-08 17:03:47
>「あんなもの、もらっても何の役にも立たないよ」

読んでいて、僕まで辛くなりました・・・

>「私がこんなものを好きだとでも思ったの?」とまで。

僕も母親(既に故人)に対する恨みは未だに忘れません
森田療法の精神科医曰く「症状から逃げようとすればするほど、症状は追いかけて来る。」その通りです。今でも僕は森田療法の精神科に通院しています。1ヶ月に1回です。

>里牛蹴様は、私よりもずっとずっとお若いと思っていました。

いやいや・・・結構な年齢です
しかし前述の森田療法の先生に言われました。「あなたは年の割りに精神年齢が低い。10歳低い!」と。
いろいろなブログにお邪魔すると同じ事を言われますね(苦笑)。
返信する
里牛蹴様 (dwarfgarden)
2017-12-09 17:34:53
こんにちは。
いつもありがとうございます。

酷い親でしょう?
今思い出したら、笑ってしまうほどです。
人に感謝できない、残念な人だったのだと
思うことにしています。

里牛蹴様も、お母様に苦しめられたのですね。
でも、いいお医者様にめぐりあえて
適切に治療を受けられているようでよかったです。
誰にも言えず、心にしまいこんで
長年苦しんでいる方が多いですから。

精神年齢が低くてもいいじゃないですか。
私は逆に、精神は実年齢よりも
10歳くらい高いと思っています。
私が精神的に親よりも年上になり、
うまく立ち回らないと、
我が家の環境では生きられませんでしたから。
親が目の前からいなくなった時、
もう十分長生きした思いがしたほどでした。
返信する

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