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ワタリガラスのメディスン

2016年10月20日 | ・アニマル・メディスン
今回はアニマル・メディスン ワタリガラス Raven の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。







動物として


ワタリガラス(渡鴉) スズメ目カラス科
学名:Corvus corax  英名:Common Raven、Raven
別名:オオガラス


ユーラシア大陸北部や北アメリカに広く生息する。


ワタリガラスという名前は、
日本では北海道にのみ、渡り鳥として飛来することに由来する。


全長 60センチ
翼長 100~120センチ
ハシブトガラスよりも一回り大きい。

右がワタリガラス 左がカラス



食性は、雑食性。
齧歯(げっし)類など小型哺乳類、昆虫、鳥類、卵、穀物のほか、
死肉や人間の出すゴミも食べる。


チンパンジーと同等の高い知能を持つ。


基本的に、つがいや小集団で行動する。
冬になると、大きな群れを作る。


ワタリガラスの群れは、
高度な社会性を備えており、
グループ内では、順位に従って行動する。


グループ内の順位を巡り、
ケンカが起こることがあるが、
オス同士、メス同士でしか争わない。
これは、オスは常に
メスよりも順位が高いからである。


グループ内で地位が高いカラスは、
自分の優位を誇示し、維持するために、
地位の低いカラスに向かって身構え、
特定の音声信号を発する。(コンタクトコール)


これに対し、
順位の低いカラスが服従の意を示さず、
優劣逆転信号を発する場合がある。
そうなるとケンカが始まり、
グループ内の順位が新たに決められる。


優劣逆転信号を聞いた他のワタリガラスは、
落ち着きがなくなったり、羽を引き抜いたり、
ストレス反応を見せる。
これは、グループの秩序を乱すことは、
ワタリガラスにとって、
ストレスであることを表している。


さらに、ワタリガラスは
他のグループの優劣逆転信号を聞いた場合にも、
同様のストレス反応を見せる。
これは、人間が映画やドラマ等を見て
登場人物に共感するように、
ワタリガラスも、自分に直接関係のない相手に
共感していることを表す。
ワタリガラスと同等に知能の高い猿でも、
このような反応を見せることはなく、
このことから、ワタリガラスは
猿よりも繊細な感情を持つと考えられている。


コンタクトコールは、
個体の識別にも利用されている。


ワタリガラスの鳴き声は、
他のカラスよりもバリエーションが豊富である。


タカやハヤブサに負けない高い飛行能力を持つ。
特に繁殖期は急降下したり、旋回したり、
求愛のアクロバット飛行を熱心に行う。


有能なハンターであり、
仲間と協力して狩りを行う。


身近にあるものを道具として利用する。


非常に用心深い。


伴侶とは生涯添い遂げる。


イギリスのロンドン塔では、チャールズ2世の勅令により、
「ロンドン塔からワタリガラスがいなくなるとイギリスは滅びる」
というジンクスを信じて、
最低6羽のワタリガラスが飼育されている。

大昔、私が実際にロンドン塔で撮ったワタリガラス



ブータンの国鳥で、ブータンの守護神の化身と考えられている。


ネイティブ・アメリカンの北西沿岸の部族には、
ワタリガラスをトーテムとする部族が多数存在する。
(ハイダ族、トリンギット族、クワキウトル族など)



アニマル・メディスンとして


<< ワタリガラスが象徴するもの >>
魔術、魔法、ヒーリング、変身、創造、再生、神秘、
秘密、神託、知恵、真実、変容


ワタリガラスは、ボイド(無、空(くう))の使者である。
ボイドとは、偉大なる神髄とも呼ばれ、
万物が形を成す前の祖であり、
大精霊(神)もボイドから現れた。
ワタリガラスのメディスンは強力であり、
われわれに、ボイドの闇に入る勇気を与えてくれる。


ワタリガラスの羽の黒は、無の色であり、
宇宙の創造の源のすべてのエネルギーを含んだ
ブラックホールの色である。
ネイティブ・アメリカンにとって、
黒という色には、悪に関連した意味はない。
黒は、ボイド、霊的な道の追求、答えを象徴する。


しかしながら、われわれは
ワタリガラスの黒は闇の色、邪悪な色と考え、
無意識のレベルで怖れを抱いている。
ワタリガラスはわれわれに、
自分の内にある闇を怖れず、
闇に立ち向かう勇気を与え、
光を差込み、真の自己を見せてくれる。


ワタリガラスのトーテムを持つ人は、
暗闇を恐れず、光と闇との間には
神のバランスが存在することを理解している。
また、孤独の中にも快適さを見い出し、
孤独を愉しむことができる。


ワタリガラスは、時間のマスターであり、
シンクロニシティの守り手である。
ワタリガラスは時空を曲げ、
われわれを正しい時間、正しい場所へと導いてくれる。


ワタリガラスのカードが出た場合、
時間を賢く使うよう伝えている。
人生に必要な変化は、すぐに起こすよう
ワタリガラスは伝えている。


ワタリガラスは、変容・変化を象徴する。
ワタリガラスの羽の色は単純な黒ではなく、
光の加減で、さまざまな色合いを帯び、
また、物真似にも長けることから、
ワタリガラスはシェイプシフト(変身)の
マスターとされている。


ネイティブ・アメリカンのシャーマンは
唐突な鋭い音が意識の変容を
引き起こすと考えたことから、
さまざまな声を発するワタリガラスは
大きな変容を起こすパワーを持ち、
われわれの意識レベルを、さまざまな次元へ
遷移させてくれると考えた。


ワタリガラスのトーテムを持つ人は、
生涯を通じ、変化と霊的な覚醒を繰り返す。
変化には、自分の内面の変化だけでなく、
自分の外側にある現実も含んでいる。


ワタリガラスのカードが出た場合、
意識の変化が近いことを表している。
未知なる力が働いて、
何か特別なことが起きようとしていると
ワタリガラスは教えている。


ワタリガラスの声は表情豊かで、
語彙に富んでいる。
ワタリガラスのトーテムを持つ人は、
水星の化身であり、
声によるコミュニケーションが上手である。


ワタリガラスはわれわれに
常に自分の真実を話すよう、
自分の言葉に忠実であるよう伝えている。


古代ギリシャにおいて、ワタリガラスは
神、特に太陽神アポロンからの神託を運ぶ鳥として
崇められていた。
このことは、ワタリガラスは夜だけでなく、
太陽とも深い関係を持つことを表している。


ケルト神話において、ワタリガラスは
戦争の女神モリガンの聖なる鳥であり、
妖精の女王のトーテムでもある。


ネイティブ・アメリカンの一部の部族は、
ワタリガラスは智慧の門番であり、
秘密と真実の守り手と考えた。
ワタリガラスのカードが出た場合、
自分を信頼して明かされた秘密を
決して漏らしてはならない。


ネイティブ・アメリカンの多くの部族は、
世界を創造したのはワタリガラスと考えている。
同時に、ワタリガラスは悪戯好きな
トリックスターでもあると考えている。


ワタリガラスは、神秘主義や魔法・魔術を象徴する。
ワタリガラスはわれわれに
自分の周りにあるシンボルや
メッセージに隠された意味を理解するよう
伝えている。


ワタリガラスが教える魔法は、
手品のような子供だましではなく、
われわれ自身が意志の力を使い、
自分の人生を創造していく魔法である。
人がしばしば、ワタリガラスを恐れるのは、
ワタリガラスは人の心に強い意志の力を生み、
現実を変えていくためである。


ワタリガラスは、投影も象徴する。
ワタリガラスはわれわれに、
自分の周りにいる人たちは、
自分が最も気づかなければならない自身の一面を
投影していることを教えている。


ワタリガラスは、死と再生と深い関係を持つ。
死肉も食べるワタリガラスは、
死の先に生があることを象徴する。
わわれれは変容する時、
古いアイデンティティを捨てるだけではなく、
新しいアイデンティティを生み出すことが大事であると
ワタリガラスは伝えている。


ワタリガラスは、儀式、ヒーリングを象徴する。
ネイティブ・アメリカンのシャーマンは、
目に見えるものは必ずしも真実ではないことを理解し、
ビジョンを明確化するため、
儀式の際には、ワタリガラスを召喚した。


また、ワタリガラスは儀式の守護者であり、
ヒーリングのエネルギーは、
ワタリガラスが運んでいると考えた。
ヒーリングの場には、必ずワタリガラスが存在し、
遠隔ヒーリングの際には、
ワタリガラスがエネルギーを
遠く離れた地まで送り届けていると考えた。


また、ワタリガラスは
狼煙や、煙に現れる
精霊からのメッセージの守護者でもある。


西洋の神話・伝承で登場するカラスは、
ワタリガラスであることが多い。


ネイティブ・アメリカンの北西沿岸の部族や
アラスカのアサバスカ族にとって、
ワタリガラスは天地創造を行った神、
あるいは天地創造を手伝った神である。
アサバスカ族には、
強欲な酋長が太陽と月を盗んで隠したが
ワタリガラスが盗り返したという伝承がある。


北欧神話においては、
神オーディンの斥候として、
フギンとムニンという2羽のワタリガラスが登場し、
フギンとムニンは、世界中を飛び回って情報を集め、
オーディンに伝えたとされている。

オーディンの両肩に留まるフギンとムニン
(写真は、18世紀のアイスランド語の写本『SÁM 66』よりお借りしました。)



アイスランドの植民の書には、
アイスランド島を発見したフローキ・ビリガルズソンは、
オーディンのワタリガラスにちなんで
3羽のワタリガラスを船に乗せ、洋上で放ち、
その飛ぶ方角を進路にしたと記されている。


旧約聖書 ノアの方舟では、
大洪水が起きた後、水が引いたかを確かめるため、
ノアはワタリガラスを放ったと記されている。


中世では、ワタリガラスが叫ぶと
人が死ぬか、戦争が決着すると考えられていた。


ワタリガラスが現れた時、
魔法が自分を取り囲んでいることを忘れてはならない。
自分の内にある怖れと対峙して打ち克ち、
霊的な成長を実現するよう、ワタリガラスは伝えている。



《逆位置》


誰かの不運を願うなどする悪意は
自分に返ってくることを知りなさい。

いまの意識レベルから脱しなければ、
次の意識レベルに遷移することはできない。

マインドが、魔法を否定しているのではないか。
そのため、霊的なメッセージを
受けとることができなくなっている。
また、癒しも起こらない。

霊的な気づきを求めない限り、
天啓は受け取ることはできない。

いま、自分が生きているということは
魔法・奇跡であることに気づきなさい。


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