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イヌのメディスン

2017年06月21日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン イヌ Dog の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。










動物として


イヌ     ネコ目(食肉目)イヌ科 イヌ属
学名:Canis  英名:Dog 


広義では、オオカミ、コヨーテ、ジャッカル、キツネ、タヌキ、
ヤブイヌ、リカオンなどを含む、イヌ科の動物の総称。


狭義では、人間によって作られたイエイヌのみを指す。
なお、日本語のヤマイヌはオオカミを指す。


イヌが地球上に現れたのは旧石器時代で、
1万5千年以上前、
タイリクオオカミから分化したと推定されている。


イヌは最も古くに家畜化された動物であり、
イスラエルでは、紀元前1万2千年前の遺跡から
人と一緒に埋葬された犬の化石が発見されている。


古くから人間による品種改良が繰り返され、
現在、世界中に約700~800種がいると推定される。


国際畜犬連盟(FCI)は、343種を公認犬種としている。


同じイヌ属のジャッカル、コヨーテ、リカオン、
ドールなどと交配可能であり、
交配して生まれた雑種も生殖能力を持つ。

ジャッカル


コヨーテ


リカオン


ドール



食性は、雑食性に近い肉食。
もともとは肉食だが、家畜化される過程で、
植物や穀物なども食べるようになった。


本来は夜行性であるが、
人間の生活に合わせて、夜も眠るようになった。


イヌの平均睡眠時間は、成犬で12~15時間、
子犬や老犬は18時間以上とされている。
しかし、その約8割が浅い眠り(レム睡眠)であるため、
少しの物音でも目覚めてしまう。


ヒトの数千~数万倍の嗅覚を持つ。
イヌは、においで食べられるものかどうか、
目の前の相手は敵か味方か、
ここはどのイヌの縄張りかなどを判断する。


鋭い聴覚も持つ。
イヌの可聴周波数は、ヒトよりも高音域で広く、
その性質を利用したものが犬笛である。


視覚は悪く、2~3メートル以内の物しか
ハッキリと見ることができない。
また、色の明暗は認識できるが、
全色盲に近いと考えられている。


ただし、動体視力は優れており、
網膜の後ろに光を反射するタペタム層を持つため、
暗闇でもよく見ることができる。


イヌは、肉球以外に汗腺を持たないため、
口内や喉の水分を蒸発させる開口呼吸によって
体温調節を行う。


イヌの唾液腺は強い刺激を受けると、
ヒトの約10倍のスピードで唾液を分泌する。


全般的に、高い知能や学習能力を持つ。


非常に強い縄張り意識を持つ。


群れで行動し、強い同族意識を持つ。
群れの中でイヌは、
リーダー(アルファ)を最上位として順位づけを行い、
下位者は上位者によく従う。


人間に飼われているイヌは、
人間の家族と自分をひとつの群れと考え、
自分よりも格下と見なした人間の命令には
従わないことがある。


中央アジアの遊牧民にとって、
家畜の見張りや誘導のために
イヌは欠かせない存在であり、
非常に大切にされていた。


ネイティブ・アメリカンにとって、
狩猟、見張り、そり引きなどで
イヌはなくてはならない労働力であると同時に、
祭祀の際の生贄やご馳走にもしていた。


古代中国では、
イヌを呪術や儀式の生贄などに利用したり、
食用にもしていた。



アニマル・メディスンとして


イヌが象徴するもの
   ・・・忠実さ、忠誠心、信頼、気高さ、知性、従順、守護者、仲間、協働、
      無条件の愛、番人、奉仕、強さ


古代から現代へと長きに渡って、
イヌは人間に寄り添い、人間を守り、人間の一番の友である。


イヌは、強い奉仕の精神を持っている。
イヌは、マスターと決めた人間に忠実に従い、
時に身を挺して守ろうとする。
イヌは、ガーディアンそのものである。


イヌのメディスンを持つ人は、
他者をよく助け、集団の役に立つことに喜びを見出す。
家族や友人から助けを求められると、
献身的に助け、尽くすことに幸せを感じる。


イヌは、たとえ不当な扱いを受けても、
人間に対する愛や信頼を失わない。
それは、イヌが愚かだからではなく、
人間の欠点を深く理解しているからである。
イヌは、人間をはるかに超える
慈愛や寛大さを持っている。


イヌは時に番犬として、
人を攻撃するようにしつけられることがあるが、
それは、イヌ生来の優しい性質に背くことである。
イヌが、自分の本質に反する命令に従うのも、
人間に対する奉仕の精神からきている。


イヌは無私で奉仕し、決して見返りを求めない。
イヌは、奉仕そのものに真の喜びを感じている。
われわれはイヌから、
真の「無条件の愛」と、許しを学ぶことができる。


イヌのカードが出た場合、
あなたにとって奉仕とは何か、
自分の意識を確認するよう伝えている。
あなたは奉仕に見返りを求めていないか、
よく考えてみなければならない。


イヌは、与えられた愛には忠誠心を持って返す。
イヌのカードが出た場合、
自分の忠誠心について考えてみるよう伝えている。


あなたは自分の真実に対し、忠誠を持っているか。
自分の目標に対し、常に忠実か。
他人の意見や噂話に左右され、
親しい人や集団に対する忠誠心を失うことはないか。
自分に忠実な友人に、不当な態度を取っていないか。
自分に不誠実なところがないか確認するよう、
イヌは伝えている。


イヌはわれわれに、
他者に対し、常に優しく親切であるよう伝えている。
優しくあるためには、
批判的であったり、厳しくあるよりも、
さらに多くの学びや気づきが必要となる。


われわれはまず自分を愛し、自分を尊重し、
自分自身に対して誠実であり、
自分の親友にならなければならない。


イヌは、自分自身に価値を置くことで、
他者に対しても優しくなれるということ、
そうすると、より大きな奉仕につながることを
われわれに教えている。


イヌのメディスンを持つ人は、
物質的な豊かさよりも、
優しさや愛情など、精神的な豊かさに重点を置く。


イヌのトーテムを持つ人は、
大きな包容力を持ち、フレンドリーであるのと同時に、
愛する者のためには
命を賭して闘うのも厭わない強さを持っている。


イヌは、飼い主の行動を常に観察している。
イヌはしばしば、飼い主の性格を反映し、
飼い主の本当の姿を鏡のように映し出す。
イヌを飼っている人は時に
自分のイヌを客観的に見るのが大事である。


イヌのギフトとは、賢さだけでなく、
人間が感知できないエネルギーを感知する力である。


イヌは、地震を予知できるのと同様に、
人間の感情が放つ微細なエネルギーも感知し、
人間と共に喜んだり、悲しんだりする
豊かな感受性を持っている。


イヌは古くから、人間や家畜だけでなく、
あらゆる通り道、交差点、門、玄関、
奥義や秘法、地下世界を守るものと考えられてきた。


古代エジプト人は、イヌをシンボルに多用した。
墓場の周囲を徘徊するイヌやジャッカルを、
死者を守り、来世をサポートするアヌビス神として崇拝し、
ナイル川の氾濫を予知するものとして、
犬の星シリウスを崇めた。

死者の守護神アヌビス


古代エジプトの都市“Cynopolis”は、「犬の都市」を意味し、
その街の法律においては、
市民はすべての犬を大事にしなくてはならなかった。
また、イヌは真実を見る力を持つと考え、
死者の魂を守る者として、
三つの頭を持つ犬ケルベロスを選んだ。



多くの神話において、
イヌは神聖な生きものであり、
勇敢で力強く、堅固なガーディアンとされている。


北欧神話において、
地下世界へ続く門の番人は、ガルムという名のイヌである。


ギリシャ神話において、
狩人オリオンは、忠実なイヌのシリウスを常に伴い、
女神アルテミスも、聖なる狩猟犬を伴っている。
また、死の女神ヘカテーにとって、
イヌは聖なるトーテムアニマルである。


ケルト文化において、
イヌは勇気、永続性、威厳を表し、英雄の象徴であり、
癒しの象徴でもあった。
ケルト神話において、
王はボディーガードとして猛犬を飼い、
戦士や英雄などの名前にはしばしば
犬を意味する接頭辞の“Cú”や“Cuno”がついている。
(クー・フーリン、クー・ロイ、クノベリヌスなど)
ケルト民族の墓には、
イヌの置物や飼い犬がしばしば一緒に葬られ、
多くの墓石にイヌの絵が描かれている。


イギリスの伝承の多くに、
古代の道や要衝、通過点を巡回し、
死を伝える幽霊犬(ブラックドッグ)が登場する。
死とは、ある場所から別の場所へ移動する瞬間であり、
そこにイヌが立ち会って、
魂が安全に遷移するよう警護するものと考えた。
イヌは、物質世界と異世界の橋渡し役であり、
肉体を超える旅における霊的なガイドとされている。


イヌは透視能力や、人知の及ばない神秘的な力を持ち、
人間の目には見えないものを見て危険を予知し、
飼い主が死んだ後も、その魂を守り続けると
広く考えられていた。


このことから、王や英雄の多くはイヌを従えていた。
バビロンとアッシリアの指導者は、
多数のイヌを飼っていたという記録が残っている。
アーサー王は、カヴァスという名のイヌを飼い、
ケルトの英雄クー・フーリンの人生も、
イヌと深く結びついている。


イヌはまた、水との関わりが深いと考えられていた。
湖、池、沼、海などは異世界への入り口であり、
それらを守るものがイヌとされた。


ネイティブ・アメリカンにとって、
イヌは召使いであり、守護者であり、
共に闘う戦士であった。
イヌは鋭い嗅覚と聴覚で人間に危険を知らせ、
狩りの際には大きな助けとなり、
寒い冬には、人間に温もりも提供した。


イヌはわれわれに、
自分自身に忠実・誠実でありながら、
他者を尊重し、許容し、包容することの大切さを教えている。


われわれは、人種や信念に関係なく、
他者には敬意を示さなければならない。
他人に対して柔軟な考えを保ち、受け容れることで、
真の調和が実現し、助け合うことができるようになる。


イヌは、現世と死後の世界の両方の旅において、
人間の保護者であり、ガイドであり、忠実な仲間であり、
理解者であり、友人である。



《逆位置》



あなたは家族や友人にとって、信頼に値するか、
自分自身に対し忠実か、よく考える必要がある。

周りの人に影響され、
人に対して批判的だったり、不親切になっていないか。

恐怖心から、動けなくなっているのではないか。
自信を持って、敵と対峙しなければならない。
ここでいう敵とは、自分の内にある敵である。
自分自身や他者に忠誠を誓う価値がないと告げるエゴが
最大の敵であることに気づかなければならない。

自分に不誠実なところがないか、考えてみなさい。
噂話に加わって、自ら広めたりしていないか。
人を貶めるような軽口を叩いていないか。
人に恩返しするのを忘れていないか。
それは、集団に属し、承認されていないと不安になる
弱さの表れに他ならない。

自分の忠誠心がどの程度のものか、考えてみなさい。

友人との友情を保つのが難しいと感じたり、
他者に優しくできない時は
イヌのスピリットを召喚しなさい。
イヌは信頼や無私無欲の意識を醸成し、
人とのより親しい関係を築く手助けをしてくれる。


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