法を変えて欲しい

昨年５月、東京都小金井市で
音楽活動をしていた女子大生（２１）が
ファンの男にストーカー行為をされた挙句、
刺されて重傷を負った事件の初公判が開かれたとの
ニュースを読みました。


女性の華奢な体を３４カ所も刺すなど、
人がすることではない。
関係ない私ですら、犯人に対し
激しい憎悪がこみ上げます。


被害者は必死に心臓を庇い、
一命を取り留めました。
強い女性です。
しかし、後遺症やＰＴＳＤに苦しんでいるとのことです。
本当にお気の毒です。


被害者の供述調書が読み上げられている間、
被告は何度も笑みを見せたそうです。
想像しただけで、寒気がします。
自分が悪いことをしたとは、
露とも思っていないのでしょう。


被告は、自分を怒らせた相手が悪いのだと
考えているに違いありません。
亡くなった私の父と同じ思考回路です。


父も、母や私を殴った後で、
「俺を怒らせたお前が悪い」と
悪びれもせずに言い放ったものです。
相手が血を流していようと、
罪悪感の欠片も表しませんでした。


どこか狂っている人間には、
何を言っても通じません。
そういう人間とは離れて、自衛するしかない。
相手が変わるのを期待しても無駄です。


被害者の母親は、
「刑務所から出てきたら、
本当に今度こそ殺しに来ると思います」と語ったそうですが、
私もそう思います。
犯人は、全く反省していないのですから。


ＪＴ女性社員逆恨み殺人事件をご存知でしょうか。
強姦事件を起こした犯人が
警察に通報した被害者を逆恨みし、
刑期を終えて出所した２日後、
被害者を探し当てて刺殺した事件です。


小金井事件の犯人も、
刑務所でしっかり改心しない限り、
逆恨み事件と同じようなことをしかねないと思います。


１人の人間の心身にこれだけ酷いダメージを与え、
夢を壊し、人生を狂わせたのに、
被告は終身刑にもならないでしょう。
被害者はおそらく一生苦しむのに。
あまりにも理不尽ではないでしょうか。


日本の裁判は、量刑を決める時、
過去の判例に捉われすぎだと思います。
明治時代に刑法が施行されて以来、
社会はどんどん複雑になり、
人の心も複雑になっている。
犯罪の内容も、どんどん凶悪化している。
少年法も含めて、
法律が時代に全然追いついていない。


この犯人はいずれまた
社会に戻されることになるでしょう。
被害者は、犯人が生きている限り、
どこかで出くわすのではないかと
怯えて生きるのではないでしょうか。
犯人が死なない限り、本当の安心は訪れないのでは・・・。
父が亡くなり、
私がようやく安心できるようになったように。


犯人には、できるだけ長い刑期が課せられますように。
正義が為されますように。


人や動物の命に危害を加えた人は
同じ目に遭えばいいのにと思います。
胸が悪くなるような事件が多すぎです。





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