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馬のメディスン

2017年02月02日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン 馬 Horse の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。









動物として


ウマ   ウマ目(奇蹄目)ウマ科
学名:Equus caballus  英名:Horse 


100以上の品種が存在するが、1種類を除き、
すべて家畜化される過程で、人間により品種改良されたものである。


家畜化されなかった唯一の野生種は
モウコノウマであり、
かつてモンゴル周辺に多数棲息していたが、
1968年頃、乱獲等により絶滅した。


モウコノウマは、
1990年代に始まった再野生化の取り組みにより、
少しずつ数が回復している。
世界各地の動物園で飼育されていた個体を
モンゴルに里帰りさせ、計画的に繁殖させた結果、
現在、動物園では1,000頭以上が飼育され、
モンゴルの保護区では、
100頭以上が再野生化されている。


また、中国やロシアの保護区においても、
再野生化の取り組みがなされている。


モウコノウマ





アメリカのムスタングなど、半野生状態で生息している馬は、
家畜として飼育されていたものが逃げ、繁殖したものである。


ムスタング






ウマの原産地は北米。
5000万年以上前に存在した
体高わずか30センチ程度のヒラコテリウムが
祖先とされている。


ヒラコテリウム



人間との関わりは古く、
旧石器時代(200万年前)には、
すでに関わりがあったと考えられているが、
最初の家畜化は、青銅器時代(紀元前3500年頃)
ウクライナで始まったとされている。


体格により、大きく4種類に分類される。


<重種>
ペルシュロン、ブルトン、ベルジャン(ベルジアン)など

主に農耕や重量物の運搬に用いられる。
中世ヨーロッパでは、
重い甲冑を身につけた騎士の乗馬用にもされていた。

体高 170〜180センチ
体重 800〜1,000キロ

ペルシュロン



<中間種>
セルフランセ、スタンダードブレッド、クォーターホースなど

軽種と重種の中間で、
主に乗馬や競馬、軽馬車を引くのに用いられる。

体高 160〜170センチ
体重 400〜500キロ

セルフランセ



<軽種>
アラブ、サラブレッド、アンダルシアンなど

多くがアラブを母体とし、
主に乗用や乗用の馬車を引くのに用いられる。

体高 120〜150センチ
体重 350〜400キロ

アラブ



<ポニー種>
シェトランドポニー、ミニチュアホース、ファラベラなど

大人になっても体高147センチ以下の馬の総称で、
子供の乗馬用やペットに用いられる。

体高 80〜147センチ
体重 30〜100キロ

シェトランドポニー



日本在来種は、以下の8種であるが、
北海道和種を除き、非常に飼育頭数が少ない。

北海道和種、木曽馬、御崎馬、野間馬、対州馬、
トカラ馬、宮古馬、与那国馬

御崎馬



ウマの最大の特徴は、蹄(ひずめ)であり、
人間に例えると、
ウマは中指だけで立っていることになる。
ウマは中指以外が退化し、
中指の爪が蹄に変化したと考えられている。


目が顔の両側についているため、
350度の広い視野を持つが、
左右で別々のものを見る単眼視であるため、
距離感をつかむのは苦手である。
また、目の中のタペタムという器官によって、
暗いところでもよく見ることができる。


長い鼻腔に、よく発達した嗅細胞を持ち、
嗅覚が非常に鋭い。
臭いによって、性別や個体、自分の子供や飼い主、
牧草や飼料の良し悪しを識別する。


聴覚も発達しており、音に敏感である。
耳のまわりの発達した筋肉のおかげで、
耳を左右別々に180度回転することができ、
音のした方角を素早く認識できる。


食性は、草食性。
よく発達した門歯と臼歯で、食べ物をすりつぶす。
牛などの反芻動物とは異なり、胃は1つしかもたないため、
牛よりも多くの食料を必要とする。


日本では、ウマの好物はニンジンとされているが、
国によっては、リンゴや角砂糖が好物とされており、
硬くて甘味のある食物全般が好物と考えられる。


オスは歯をむき出し、
笑っているような表情を見せることがあるが、
これはフレーメン反応と呼ばれる生理現象で、
鼻腔の内側にあるヤコプソン器官(鋤鼻器)を空気に晒すことで、
メスのフェロモンや臭い物質を
より多く取り入れるものと考えられている。



家畜の中では、犬猫に次いで知能が高い。
人が思うよりも人間の言葉を理解し、
長期記憶については、特に優れている。
世話をしてくれる人、優しくしてくれる人をよく覚え、
数年会わなくても記憶している。
賢さのゆえ、乗り手が下手であれば馬鹿にしたり、
わざと落とそうとしたりすることもある。


社会性が強く、群れで行動する。
群れの中には、優劣にもとづいた順位をつくる。


優れた帰巣本能を持つ。


走る時に背中が湾曲しないため、
古来から、世界中で乗用として用いられてきた。


日本でも、古代から乗用としてウマを飼育し、
特に軍馬としての需要が高かった。
また、ウマは神の乗り物であると考え、
祈願をする際、
神社に馬を奉納する習わしがある。
(神馬(しんめ))


現在でもよく使われる『馬力』とは、
1秒間に75キロの重量を
1メートルの高さに上げる仕事量を1とする単位である。


世界の神話や伝説に数多く登場する。
代表的なものは、
ペガサス(ギリシア・ローマ神話の翼を持つ馬・天馬)
ユニコーン(額に角が生えた馬に似た伝説の生き物・一角獣)
ケルピー(スコットランドの水辺に棲む馬の姿をした妖精)
スレイプニル(北欧神話オーディンの8本足の軍馬)
麒麟(中国神話の霊獣)
ナイトメア(悪夢を象徴する黒い馬)など。



アニマル・メディスンとして


ウマが象徴するもの
   ・・・自由、力、衝動、情熱、欲求、忠誠心、男性性エネルギー、持久力、友情


ウマは、パワー、自由を求める衝動、情熱、欲望、
内なる強さ、生きる原動力、強い感情、
一生涯続く強いやる気、風、忠誠心、
献身、無条件の愛、友情を象徴する。


ウマが象徴するのは、
肉体的なパワーや物理的なパワーだけでなく、
生きる上で必要な精神力や
超自然的なパワーも象徴する。


シャーマンは、ウマの力を借りて空を飛び、
天国に到達することができると考えた。
ウマは、あらゆる障害を克服し、
目標に到達するパワーそのものである。


またウマは、人格の本能的な部分と
本能を抑えた部分のバランスを取る重要性も表す。


ウマはまた、性的な欲望の象徴でもある。
種馬を手なずけることは、
性的欲望、セクシュアリティのコントロールを象徴する。


ウマのメディスンは、
スタミナ、持久力、潜在能力の拡大、友情と協力、
旅行者の守護、危険の警告、障害を克服するための学びを含む。
ウマは、われわれの中にある戦士のスピリットを象徴し、
現実および霊的な旅の道中の安全を与えてくれる。


ウマをトーテムに持つ人は
友好的で冒険を好み、
自由な表現を制限する人やものを決して許さない。
ウマの自由を阻むのは、
自分自身や周りの人にとって
利益になるか否かということだけである。


ウマは、新しい冒険の旅へとわれわれを導く。
ウマはわれわれを覚醒させ、
いつもとは違う方向に向かい、
自由や、自分の内に隠れたパワーを発見するよう
われわれに伝えている。


ウマは、真のパワーとは、
人生という旅全体に通じる「知恵」であるということ、
そして慈愛、思いやり、学びや気づき、
才能や能力を仲間と分かち合うことが
真のパワーへと通じる扉であることを
われわれに教えている。


ケルトの伝承では、
誕生から死、死から再生という生命のサイクルにおいて、
力を持っているのはウマの女神であった。


また、他の伝承においては、
ウマは透視能力を持ち、
魔術師や魔法使いを見分けることができると考えた。


古代のバビロンにおいては、
ウマはZu神であると考えられていた。
古代ギリシャにおいては、
ウマを月と森の女神アルテミスの神聖な生き物として崇拝した。


ギリシャ語でウマを表す“イコス”は
「偉大な光」を意味する。
また、ヘブライ語でウマは「説明する」という意味を持ち、
それは、ウマが人間と同等の知性を持つと
考えられていたことに由来する。


多くのネイティブ・アメリカンの部族にとって、
大きな白馬のビジョンを見ることは、
先祖の土地に連れて行かれるということ、
すなわち死が訪れる前兆とみなされた。
また、白馬は、
天界の神聖な役目を持つ存在であると
普遍的にイメージされるようになった。


ウマのメディスンは、
命のあらゆる段階に際する心構え・覚悟を
われわれに与える。
ウマはわれわれに
肉体とはひと時の乗り物であり、
魂こそが不滅であるという
霊的な真理に気づかせてくれる。


ウマを家畜化することで、
人類は大きな飛躍を遂げることができた。
ウマの家畜化は、
人類の火の発見と同等の大きな事件である。


ウマを生活に取り込む以前の人間は、
地に縛られ、重い荷物を背中に乗せた
遅い生きものであった。
人間はウマの背中に乗ることで、
風のように自由になることができた。
ウマとの特別な関係を通じ、
人間は己に関する概念を改めることとなった。


ウマは、炎のように燃える自由な精神を持つため、
家畜化するのは容易なことではなかった。
ウマを家畜化したことで、
ネイティブ・アメリカンの生活は劇的な変化を遂げ、
狩りはより楽になり、
遠く離れた部族を訪問することも可能になったので、
部族間の結びつきも強まった。
ウマはすぐに、ネイティブ・アメリカンにとって、
神聖で貴重な財産となった。


ネイティブ・アメリカンは
「馬を盗むことは、パワーを盗むことである」と言い、
ウマがネイティブ・アメリカンの文化において、
いかに尊敬すべき役割を果たしてきたかについて、
しばしば言及している。


パワーとは、多様なレベルで行使されるエネルギーである。
パワーはわれわれのしもべであり、
われわれ人間が使い手である。


パワーをネガティブな方法で行使したり、
乱用したり、浪費したり、独占してはならない。
パワーを他の人と分かち合い、発展させていくことで、
人生という旅はスピードアップし、
より楽しいものに変わる。


パワーをエゴのレベルで使うことは、
他人のニーズを完全に無視し、
自分の利益だけのために使うことである。
この誤ったパワーの使い方は、
非常によく見受けられる。
われわれは、パワーを正しく使う方法を学ばなくてはならない。
われわれがパワーについて学ぶ時、
ウマは偉大な教師となってくれる。


ウマのカードが現れた場合、
自分の中に時折、制御しがたい
荒々しいパワーを感じているのではないか。
旅に出る必要性はないか、
自由を探求する必要性はないか、考えてみなさい。


ウマは、コミュニティの制約からわれわれを解放し、
自由を見つけることを可能にしてくれる。
ウマのサポートにより、
われわれは旅を続けることができ、
人生が包含する多様性や、
人生のすべてのパワーを発見することができる。


ウマはわれわれに、
人生のどの道にも同等の価値があることを
忘れてはならないと伝えている。
その点を理解することで、
人類というひとつの家族が持つパワーを
理解することができるようになる。
すべての人間は、運命の翼に飛び乗る前に
エンパワメントへの道を歩かなければならないと
ウマは教えている。


《逆位置》


どこか安定さを欠いているのではないか。
根底にある原因が何か、よく調べる必要がある。

ひとつところに落ち着いて、仕事を完遂できないのは、
生命のサイクルの流れや、
生命のサイクルの中における自分を
完全に受け入れていないからかもしれない。

ウマのスピリットに同調し、
大地と天空のスピリットとつながりなさい。

ウマは縛られているか、小屋に閉じ込められている。
あなたの周りにいる人やあなたがいる場所、
あるいはあなたが背負っている責任によって、
エネルギーの流れが妨げられており、
自由に流れることができなくなっている。

あなたの人生において、
あなたを制限しているものは何か、確認する必要がある。

エゴが邪魔をして、
他人から尊敬されていないことに気づいていなかったかもしれない。
もしくは、あなたは力を乱用している人たちと
闘っているのかもしれない。

人を力で圧倒したり、あるいは人に圧倒された場合、
ウマのメディスンは、
力のバランスを取る方法を教えてくれる。

すべての道が等しく正当性を持つことを認めると、
人類が家族としてひとつに結ばれ、
その真の力と栄光が見えるようになる。

現在の状況から自分を切り離し、
すべての人が運命の風に乗る前には
この道を歩かなければならないことを理解しなさい。


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