信念は一瞬にして人を病気にしたり、回復させたりするだけの力を持っている

2022-08-31 02:38:00 | エピソード

ハーバード大学のヘンリー・ビーチャー教授の行った実験を紹介しよう。

投薬によって病気が治るのではなく、患者の信念が病気を治すことを実証する画期的な実験だ。
まず、医学部の学生100人に2種類の新薬の薬効をテストすると伝え、赤いカプセルに入った興奮剤と青いカプセルに入った精神安定剤を与える。
しかし、被験者には知らせずに中身を入れ替えておき、実際には、赤いカプセルに精神安定剤、青いカプセルに興奮剤を入れておく。
ところが、実に半分以上の被験者が、本来の薬効とは正反対の変化(つまり被験者の信じる薬の効果)を示した。つまり、信念の方が薬よりずっと効き目が強かったのだ。
この実験結果を受けてビーチャー教授は、「薬の効果は化学的特性成分だけでなく、患者が薬効をどれだけ信じるかに大きく左右される」と語った。
ノーマン・カズンズからも、何かを信じることが身体にいかに大きな影響を及ぼすかとのエピソードを聞いたことがある。
ある時、ロサンジェルス郊外で行われたフットボールの試合で食中毒を起こした観客が何人かいた。中毒を起こした患者は全員、自動販売機で買ったソーダを飲んでいたので、検査に立ち会った医師はそれが原因だろうと判断した。
そこで、「自動販売機のソーダが原因で食中毒にかかった患者がでたので、自動販売機で買ったソーダは飲まないように」とアナウンスしたところ、スタンドで大混乱が起きた。食べたものを吐き出す人、気絶する人が続出したのだ。販売機で何も買ってない人でさえ具合が悪くなってしまった。多数の観客が、近くの病院に救急車で運ばれた。
ところが、自動販売機のソーダが食中毒の原因ではないと判明した途端、患者の中毒症状はケロッと治まってしまったのだ。
信念は一瞬にして人を病気にしたり、回復させたりするだけの力を持っている。
信念が免疫力を高めたり、弱めたりするという研究成果も出ている。
「一瞬で自分の夢を実現する方法」

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