モチベーションが信頼できないのはそれが感情に基づいたものだからです。ずっと昔から人間の感情は変わりやすく予測できないものでした。あらゆる要素が感情を左右します
ある行動が習慣になるまで、あなたの背中を押し前進させるのはモチベーションか、わずかな意志の力のどちらかです
30分の運動という目標を達成できないことにうんざりした私は、ついにこう思いました。もういい、とにかく1回だけ腕立て伏せをしよう。私は床に手をつき、1回腕立て伏せをしました。そして、それが私の生活をがらりと変える1回になったのです。
それでも、休むことなくさらに何度か続けました。すでにその体勢に入っていたからです。
挑戦する目標を立ててそれを達成するというのは、どんなに小さな目標でも気分がいいものです。終わってみると 20分運動を続けていたことに気づき、自分が誇らしく思えてきました。
1年を通じて、この腕立て伏せ1回チャレンジを毎日続けました。たいていはそれ以上の回数をこなしました。
これほどたやすく目標をクリアでき、記録をとぎれさせずにすんだことが驚くほどの快感でした。あとになって、この1回が私の成功にとってどれほど大切だったかを知るのです。
小さな習慣という方法が編み出されたのです。
小さな習慣とは〝小さすぎて失敗すらできない〟ちょっとしたポジティブな行動
スティーヴン・ガイズ「小さな習慣」
どんなに大きな成功も、そこへ向かう最初の一歩があります。
習慣ほど重要なものはない
良い習慣は驚くほど生活をいい方向へ変えてくれます
習慣として定着していくにつれ、その行動と結びついた神経経路はどんどん太くなっていきます。
つまり何度も同じ行動を繰り返すことで専用の神経回路を作りそれを強化していけばいいのです
〝小さすぎて失敗すらできない〟ちょっとしたポジティブな行動
これまでめったに使われることもなく、宣伝すらされてこなかった方法があるとしたら?
その新しいやり方に切り替えるだけで、行動を起こし、目標を達成し、優れた習慣を身につけて、生活をすっかり変えられるとしたらどうでしょう?
何かがうまくいかないとき、私たちはすぐに自分を責めてしまいますが、やり方が間違っていたと考えることはめったにありません
脳を変化させるのは簡単ではないからです。それでも、もう一度繰り返しますが、小さな習慣ならそれが簡単になります。何か、とんでもなく大きな目標と格闘し、ガス欠状態になりそうな意志の力をふりしぼって走り抜くことと比べ、小さな習慣はもっと軽々とした足取りでよりよい結果を得られる方法です
スティーヴン・ガイズ「小さな習慣」
小さな習慣を使えば驚くほど大きな成果が得られます
小さな習慣の場合は小さすぎて失敗する訳がないと言えます
そのため目標を達成できない自分への失望感や罪悪感に悩まされる心配もありません
なんといっても最初から毎日の成功が約束されているのですから
これはいつも自分を勝者だと思える方法なのです
なぜなら勝者のように感じられる人は勝者のように行動するからです
これが小さな習慣が本格的な習慣へと発展するプロセスです
常に目標を達成できることが励みとなり、さらに続けようと思うポジティブなサイクルが生まれます
小さな習慣とは本当にちょっとしたポジティブな行動です(腕立て伏せ一回チャレンジ)
ばかばかしいしいほど小さなステップの積み重ねなので失敗する心配など全くなく、毎日続けるうちに習慣として定着します
習慣ほど重要なものはありません。習慣は繰り返すことによって身につくのです
習慣とはしばしば多くの場合は毎日繰り返される行動のことをいい、その積み重ねが将来の大きな成功または失敗につながるからです
「小さな習慣」
意思の力は信頼でき強化できる。モチベーションと違って意思の力は驚くほど信用できます
小さな習慣は大きな変化を嫌う脳の抵抗と競い合い軽やかに変えていく
小さな習慣は軽々とした足取りでよりよい結果を得られる方法です
小さな習慣はモチベーションを否定するのではなく、モチベーションを生み出すのです
小さな習慣は本当の習慣につながる
「私が小さな習慣を気に入った理由のひとつは、目標を上回る成果が得られるからです
脳を変化させるのは簡単ではないからです。それでも、もう一度繰り返しますが、小さな習慣ならそれが簡単になります。何かとんでもなく大きな目標と格闘し、ガス欠状態になりそうな意志の力をふりしぼって走り抜くことと比べ、小さな習慣はもっと軽々とした足取りでよりよい結果を得られる方法です」
「小さな習慣」
大きな目標も行動が伴わなければ意味がない
物理の法則と同じで、自分を動かすのが一番大変なのは、動き始める前の段階です
いったん動き始めれば勢いがついてなにもかもが楽になります。同時にモチベーションもあがります
ニュートンの運動の第一法則はこう述べています
1、静止している物体は、外からの力が加わらない限り、そこに留まって動かない
2、動いている物体は、外からの力が加わらない限り、その速さが変化することはない
最初のステップを踏み出すことに成功した瞬間に、あなたは正式に運動に入ったことになります
ニュートンの法則が示すとおり、いったんスタートを切ってしまえば、やり続けるのとおなじぐらい、やめるのが難しくなるとわかるはずです
自分を道の上に置いてあるボールだと思ってください
つまりニュートンの法則で言うところの静止している物体です
モチベーションに頼る方法では行動を起こす前に自分をやる気にさせようさせるように促しますが、何も考えずにただ一センチだけ前進してその勢いを借りてさらに進む方が簡単簡単だとは思いませんか
もちろんそうですよね
ほんの少しだけ前に進めば後は自然に転がって行けます
そしてひとたび転がり始めればもっと都合のいい2番目の法則 動いている物体は外からの力が加わらない限りその速さが変化することはないに変わります
大きな変化に直面すると、あなたの脳はびっくりして飛び上がり快適に感じられる日課へと駆け戻って行きます
脳は変化に抵抗するようにプログラムされています
小さな習慣はわずかな意志の力で最大限の勢いを生むように考え出された完璧なシナリオなのです
小さな習慣は既にある習慣と競い合う
小さな習慣が他の方法より優れているのはその競争力の強さです
小さな習慣の場合は小さすぎて失敗する訳がないと言えます
そのため目標を達成できない自分への失望感や罪悪感に悩まされる心配もありません
なんといっても最初から毎日の成功が約束されているのですから
常に目標を達成できることが励みとなり、さらに続けようと思うポジティブなサイクルが生まれます
「小さな習慣」
「実のところ、失敗者と成功者のただひとつの違いは習慣の違いにある」
習慣とはしばしば多くの場合は毎日繰り返される行動のことをいい
その積み重ねが将来の大きな成功または失敗につながるからです
新しくできた赤ちゃん神経経路は同じ行動を繰り返すうちに成長を始め、やがて以前からの行動と競争するようになります
習慣として定着していくにつれ、その行動と結びついた神経経路はどんどん太くなっていきます。
つまり、何度も同じ行動を繰り返すことで専用の神経回路を作りそれを強化していけばいいのです
習慣づくりのプロセスで私たちが目指すのは繰り返しによって脳の反応を変化させることです
しかし脳は納得できる見返りを与えられない限り変化に抵抗しようとします
ひどい習慣が生活を台無しにするのと同じくらい良い習慣は驚くほど生活をいい方向へ変えてくれます
ある行動が習慣になるまであなたの背中を押し前進させるのはモチベーションかわずかな意志の力のどちらかです
モチベーションが信頼できないのは、それが感情に基づいたものだからです
ずっと昔から人間の感情は変わりやすく予測できないものでした。あらゆる要素が感情を左右します
あらゆるものがあなたの感情に影響を与えます。あなたは本当にそんな不確かなものに希望を託したいのでしょうか
モチベーションを基礎にするのは水の上に家を建てるようなものです
「小さな習慣」