(有)○○屋 喫茶室

いらっしゃいませ。
お茶でもしながらおくつろぎください。

曾祖母のこと

2006-02-09 01:33:22 | 雑記
今度の土日、私の曾祖母の法事があります。
今年で7回忌です。
亡くなってからもう7年も経つんですよね。
その曾祖母は私の母のおばあちゃんです。
私の母は二十歳で結婚して21歳の時に私を生みました。私が3歳くらいまでは家で主婦をしていて、実家が車で10分くらいのところにあったこともあって、頻繁に私を連れて帰っていたみたいです。というのも、父のおばあちゃんは母が嫁いだとき、寝たきりになっており、同じ時期に父の姉が病気で入院していたので、父の母は姉のほうに看病に行っており、母は家で寝たきりのおばあちゃんの世話や家事をしていたそうです。なので、私は実家に預けられることが多く、物心つく前からよく一人で母の実家に泊まったりしていたみたいです。結局、私が3歳の時、寝たきりになっていたおばあちゃんも父の姉も1ヶ月違い位で亡くなってしまいました。お葬式や法事が重なって、またまた私は母の実家に預けられる機会が多くなりました。
今でも断片的に覚えているんですが、母の実家に泊まりに行くと、大体は曾祖母と寝ていました。曾祖母は民謡の先生だったので、私を寝かしつけるときに歌を歌ってくれたり、昔話をたくさん話してくれたりしました。小学生、中学生になってからも実家に遊びに行くと、真っ先に私を曾祖母の部屋に呼び寄せてはみんなに内緒でお小遣いをくれたりしました。私はそんな曾祖母が大好きでした。

専門学校2年生の2月。テスト期間中でした。翌日はテストの最終日で、英会話のテストを控えており、家で普通に過ごしていました。そして眠りについた午前3時過ぎ。ケータイが鳴りました。こんな夜中に誰だろう、間違い電話かな?と思いつつケータイを見てみると、父からの着信。父は会社から帰ってきて家に居るんだと思っていたのですごく不思議だったのですが、一応電話にでました。「今お母さんの実家に来てるんだけど、ぴぃちゃん(←方言ですよね?曾祖母のことです)が亡くなったよ」
・・・
寝ぼけていたこともあって、一瞬何があったのか分かりませんでした。とりあえず、夜が明けたら学校に行かなければならないので、学校に行く前に実家に寄る事にして電話を切りました。電話を切ってから、いろいろ考えていたら涙がとまらなくなりました。とりあえず朝に早く起きて実家へ。いとこや親戚たちが集まっていました。曾祖母の遺体を見たのですが、今にも起きて来そうな気がして…亡くなったという知らせを聞いた近所の曾祖母のお茶のみ友達が来てくださって、遺体にすがって泣いているのを見たとき、受け入れたくないけど、もう曾祖母はこの世にはいないんだ、と痛感しました。
私の祖母が、夜中に家のお風呂に電気がついているのを見て、こんな時間に誰がお風呂に入っているんだろう、と思い、お風呂を覗いたら曾祖母が倒れていたそうです。発見直後、おじが人工呼吸をしたようですが、息を吹き返すことはありませんでした。特に病気もしていなかったので、老衰だったみたいです。

そんな曾祖母が先日私の夢に出てきたんです。夢の中で、うちのちびにお年玉をあげていました。目が覚めたとき、なんだか泣きそうな気持ちになりました。旦那にそのことを話したら、「ちびのこと、見せてあげたかったでしょ」といわれました。もちろん、曾祖母にも私の結婚式に出て欲しかったし、ちびも見せてあげたかったです。でもきっとどこかで私やちびのことを見ていてくれていると思っています。
最近、ちびは仏壇や神棚を見ると、ちゃんと手を合わせるようになったので、法事の時にはちびと一緒にお線香をあげて、「お年玉ありがとう」と言ってこようと思います。


最新の画像もっと見る