第23回 第2部 第28問

ニュースやブログ、Webページの更新状況をユーザに知らせるために利用される「フィード」に関する記述として、正しいものを2つ選びなさい。

a.フィードのフォーマットには、RSSやAtomなどがある。
b.ブログサービスによっては、フィードを生成する機能が提供されている。
c.Webブラウザではフィードを講読できない。
d.フィードを購読すると、更新情報がメールで届くようになる。
e.フィードを講読すると、ユーザ側のアプリケーションが問い合わせなくてもWebサイトから更新情報が送信されてくる。

「さて、まず『フィード』って何かわかるかな？」


「わっかりませ～ん！」


「・・・なんでそんなに軽いの？？？」


「ははは・・・で、『フィード』ってなんなの？」


「では気を取り直して・・・『フィード』とはブログやwebサイト、ニュースサイトの情報をRSSやAtomといったフォーマットで記述したもので、サイトの更新情報や記事の概要などだよ。」

「この説明文にある、『RSS』とか『Atom』ってなんだろう？」


「『RSS』や『Atom』というは、フォーマット(書式)の種類だよ。」


「つまり一口にフィードと言っても、フォーマットはいくつかの種類があるって事？」


「お、理解が早いね」


「へへへ・・・(^-^)」


「で、サイトが更新されるとフィードも自動的に更新されるようになっているんだよ。」
「つまり、フィードを見ることでサイトの更新が確認出来るんだよ。」

「へぇ～便利な機能なんだね。」
「フィードってどうやったら利用出来るの？」

「フィードを利用するには、フィードリーダーやフィードアグリゲーターが必要でね・・・」


「リーダー？　アグリゲーター？」
「ターミネーターの仲間？？？」

「・・・帰っていいかな？」


「あ、うそです！冗談です！帰らないで！」


「・・・で、フィードリーダーやアグリゲーターは、フィードを取得・購読するためのアプリケーションソフトで、これが定期的にサイトにアクセスして更新されたフィードを入手するんだよ。」
「このアプリケーションは、PCなどの端末にインストールしたり、webブラウザやメールソフトに機能が組み込まれていたりするよ。」

「webブラウザってIEとかだよね？」
「そんなの見たことないなぁ・・・」

「実はフィードを利用する場合は、自分で登録が必要なんだよ。」


「えっ、そうなんだ！？」


「だって自分にとって不要なサイトの更新情報はいらないでしょ？」


「おお～、確かに。」


「なので、自分がよく閲覧するサイトがあれば、自分で購読処理をする必要があるんだよ。」
「あ、それとフィード購読は全てのサイトで利用出来るわけではないからね！」

「そうなの！？」


「全てのサイトでフィードを利用しているわけではないからね。」


「え～、じゃあどうやってフィードが利用出来るか見分けるの？」


「フィードを配信するサイトは、図のようにコマンドバーの横などにオレンジ色のアイコンがあるよ。」





「なるほど。」


「そのアイコンをクリックすると図のような画面が表示されるので、『このフィードを購読する』という文言をクリックすればOKだよ。」
「アイコンの表示場所はブラウザによって多少異なるからね。」

「わかりました～！」


「さて、一通り説明が終わったし問題を見てみようか。」


「まず、ａはフォーマットの話かー。」
「フィードのフォーマットはRSSやAtomだから・・・正解だね。」

「正解！」


「ｂは・・・フィードはブログとかで利用されているので・・・これも正解だね。」


「その通り！すべてのサイトで利用されているわけではなけど、ブログやニュースサイトで利用されているからね。」

「あ、もう2つ正解が出ちゃったから、残りは全て誤りだね。」


「そういうことだね。」


「でも、内容を見てみようかな！」


「イイね！」


「ｃはwebブラウザではフィード購読出来ないって・・・出来るよね。」
「ｄは更新情報がメールで届く、か・・・更新情報はリーダーが確認するだけなのでそんなお知らせは来ないよね！」
「ｅはユーザーのアプリケーションが問い合わせなくてもwebサイトから更新情報が届く・・・って、これもアプリケーションが定期的にサイトのフィードをチェックしにいくので違うよね。」

「お、ちゃんと理解出来てるね、すごい！すごい！」


「えへへ～。」

【 第23回 第2部 第28問 解答＆解説 】
［解答］ａ，ｂ．
［解説］
ａ．正しい。フィードのフォーマットには、RSSやAtomなどがある。
ｂ．正しい。RSSやAtomフィードを作成する機能はブログなどのプログラムに実装されていることが多く、新たな記事を投稿すると自動的にフィードが更新されるようになっている。
ｃ．誤り。フィードの更新情報は、Internet Explorer などのWebブラウザや、RSSリーダなどのアプリケーションを利用して閲覧できる。
ｄ．誤り。フィードを購読したからといって、更新情報がメールで届くことはない。メールではなくフィードが届く。
ｅ．誤り。アプリケーションは登録したサイトのフィードを定期的にチェックし、更新されていればそれを取得する。