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第22回 第1部 第13問

2013-09-13 10:57:57 | 第1章

ブロードバンドルータが持つNAPT機能の説明として、適切なものを1つ選びなさい。

a.LANに接続されたホストに対して、プライベートIPアドレスを動的に割り当てる機能

b.プライベートIPアドレスとポート番号を利用して、1つのグローバルIPアドレスをLAN内の複数のホストで共用する機能

c.インターネットからLAN内のホストにドメイン名でアクセスできるように、DNS情報を動的に変更する機能

d.ブロードバンドルータにネットワーク機器を接続するだけで、ネットワークヘの接続設定を自動的に行う機能

コムたろう「これって、ブロードバンドルータが持つ機能の説明ってことだよね。」


ドット先生「お、よくわかってるね。」


コムたろう「えへん。」


ドット先生「じゃあ、『a』は何の説明かな?」


コムたろう「わかりません!」


ドット先生「え~さっきの自信はナニ!?」


コムたろう「ボクはほめられたら伸びる子なんです。そんなことより解説してください。」





ドット先生「仕方ないな~、『a』はDHCPのことだね」
「LANに接続する端末のIPアドレスを自動で取得するように設定しておくと、ルーターが前もって用意しておいたIPアドレスの中から一つを端末へ貸し出す機能だよ。」


コムたろう「なるほど、それがDHCPか・・・DHCP、DHCP。大事なことなので3回言ってみたよ。」


ドット先生「うん、そうだね忘れないようにね。」


コムたろう「次はー?」


ドット先生「プライベートIPアドレスとポート番号を利用して複数のパソコンで一つのグローバルIPアドレスを使えるようにする、これこそがNAPTだね。」

コムたろう「あ、そっかNAPTのPはポートのPだったね!」


ドット先生「正式には Network Address Port Translation というんだNATにポートを追加したモノだね。」




コムたろう「お次は?」


ドット先生「『c』のDNS情報を動的に変更するというのは「ダイナミックDNS」のことだね。」


コムたろう「DNSってなんだっけ?」


ドット先生「ドメインネームシステムのこと。ほら数字ばっかりのIPアドレスに名前を付けるシステムのことだよ。」

コムたろう「ああ、名前解決するやつだ!」


ドット先生「そうそう、DNSは名前とIPアドレスの紐付け情報を管理しているシステムだけど、インターネット上の情報は日々変わっていくからね。」
「ダイナミックミックDNSは、その情報を管理者が手をかけなくても、自動的・能動的に更新してくれる仕組みのことだよ。」


コムたろう「なるほど!」
「次の『d』は?」


ドット先生「これはUPnPというんだ。ユニバーサルプラグアンドプレイの略だね。」
「PnPはつなぐだけで設定とかしなくても使えるってシステムのことで、USBで繋ぐプリンターとかデジカメとか色々あるよね。」
「PnPにあやかってつけた名前だけど、直接は関係ないんだ。」


コムたろう「ユニバーサルって万国の、万人の、とか普遍的な、一般的なって意味だよね。」


ドット先生「そう、誰もがつなぐだけで使えるようにしようとマイクロソフトが1999年に提唱したプロトコルのことだよ。」

コムたろう「へ~、ブロードバンドルーターって結構いろんな機能があるんだね~。」






【 第22回 第1部 第13問 解答&解説 】

[解答]b.
[解説]
プライベートIPアドレスを付与されたホストがインターネットへの接続をする際には、グローバルIPアドレスへ変換をし通信が行われる。
この変換技術をIP変換技術と呼び、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスを1対1で対応づけるのが「NAT」。
グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス(+ポート番号)を1対多で対応づけるのが「NAPT」。
NAPTを利用すると複数のプライベートIPアドレスが付与されたホストが同時に一つのグローバルIPアドレスでインターネットに接続が可能となる。 

a.誤。DHCP機能の説明である。
b.正。NAPTの説明である。
c.誤。ダイナミックDNSの説明である。
d.誤。UPnPの説明である。


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