今日吉祥寺のカフェロシアでロシア料理を食べて、急に思い出したロシアのこと。
私の高校時代、父がロシア(当時はソ連)に仕事で単身赴任していて、
夏休みに家族で1ヶ月、モスクワで過ごしたことがあります
赤の広場で弟たちと撮った写真。
色あせてます。
このころからおデブだったんだなぁ、私
私高校生。弟たち小学生。
当時はむやみに写真を撮っていると警官から呼び止められたりしましたが、
赤の広場はフリーでした。
なーんもなくて、一般市民が貧困だったソ連の時代。
父がホテルウクライナの高級レストランでボルシチをご馳走してくれたのですが、
「ここはモスクワ市内でも最高級なんだぞ」と言われて食べたボルシチ。
妙にすっぱくてしょっぱくて、肉の脂身がぷかぷかいっぱい入っていて、
ちっともおいしいと感じられませんでした
白いテーブルクロスのかかった高級レストラン。
自慢げな父を前に、とても「まずい」とは言えませんでした。
今日のカフェロシアのボルシチの方がよっぽど美味でした。
ロシア料理食べると、あのときのモスクワを思い出して
なつかしい気持ちになります
ソ連がロシアになる前の事。
もう30年ぐらい前の話ですが、国民はとても質素な生活をしていて、有名デパートの棚も品薄でスカスカ。
しょぼいブリキのおもちゃみたいのが売り出されると、大行列になっていました。
私たちのバッグや時計をすれ違うロシア人がうらやましそうに眺めていたものです。
車を駐車するときには、ワイパーやミラーを外して持ち歩かないと、あっという間に盗まれてしまいます。
ベリョースカという外貨専門店には、日本と同じように豊かに品物が揃っているのですが、外貨を持っている外国人など特別な人しか利用ができないようになっていました。
一般市民から中が見えないように、お店の窓は白いカーテンで覆われていて、
異様な雰囲気でした。
父の家のお手伝いさんのロシア人の奥さんが、今日はお菓子の販売があるのよ、と私たちのために朝早くから行列に並んでゲットしてきてくれたお菓子は、ただのボロボロの砂糖のかたまりみたいなもので、唖然としたのを覚えています。
今ではロシアにマクドナルドやスターバックスもあるのですよね
浦島太郎なみに驚きです
今日、久々にボルシチを食べて、大昔のことを思い出しました