昨夜の京都放送TVの「国宝 十一面観音像と一休さんの真実~観音寺・一休寺」は、日頃描くものとは異質なものを感じとることができる番組であった。何度も拝見している観音寺の十一面観音立像は、照明の当てる角度、顔や頭部をまじかで見えるような大写しによる迫力で、何しろ初めて分かった「ふくよかさ」が実に心を癒してくれるものだった。この尊顔を観れば、すべてが救われるようにも思った。一方、有名な一休さんの本当の生き方は、知られているものの、いつもとんちやアニメで隠れてしまう。自分としては、人間一休にすごく関心を持っているが、人間関係や社会を知りえたゆえに、他人からは異常と思える異なる行動を起こす姿が、すこし表れていたように思う。住職の語るそのような語りをもっと聞きたく思っている。地元の文化遺産こそ、地元民はもっと知り、自らの生きる活力にして生きたいものである。
10/9に開催した、第4回『つつきはっけん』~いにしえの文化の宝庫、京田辺市南部地域~は、53名の参加をいただき、市内でも、十分知られていない南部地域を午前中にお話しし、午後は、あまり訪れたことがないところを歩き、それぞれの新たな気づきを市の魅力や価値として感じ取っていただくように仕掛けました。あまりきらびやかな、目立った建物や、遺跡などは、ほとんどなく、雑草で覆われたり、崩れかかったりしていますが、
1.明治14年に京都府内4つのうちの2校の私立中学を市内に設立し、新島襄も開講式で挨拶したその一つの南山義塾
2.江戸の絵師伊藤若冲が住んだ公家谷。あまり知られていないが、若冲に匹敵する虎の絵師、生駒翠山の住んだ多々羅
3.蚕や鉄産業をもたらした、百済の渡来人が住んだ越前・多々羅
4.仁徳天皇のお妃の磐之媛が亡くなるまで住んだ禁測地、大南山
5.神功皇后の行軍の三つの伝承地
6.奈良時代の古山陽道の道筋、平城京から最初の駅の山本驛
7.平清盛時代に関白摂政を担った近衛基通の住んだ普賢寺谷
8.南北朝時代に後醍醐天皇の笠置山挙兵に駆け付け、戦国時代に普賢寺にやってきた万財新三郎の子孫の館(東映映画のロケ撮影で使われた、代官屋敷跡)
9.一ノ木戸、実は、筒城宮の一の城戸の場所
これらを紹介解説していて、声が上がったのは、そんな華々しい歴史のあるモノやこと、すなわちこのような文化遺産や文化財をしっかりと保存保護して行かねばならないということ。また、そういうことに少しでも市民が関心を持ち、何らかの市民行動や運動、そして市としての行動につながっていけばと思っている。以前から市の文化活動に役立つように市民の声を集約して、関係部門に発信していきたく思っているが、そのために、あなたの声と協力、そして寄付をお願いできますか?と、問いかけた。
つつきはっけん ホームページ
1.明治14年に京都府内4つのうちの2校の私立中学を市内に設立し、新島襄も開講式で挨拶したその一つの南山義塾
2.江戸の絵師伊藤若冲が住んだ公家谷。あまり知られていないが、若冲に匹敵する虎の絵師、生駒翠山の住んだ多々羅
3.蚕や鉄産業をもたらした、百済の渡来人が住んだ越前・多々羅
4.仁徳天皇のお妃の磐之媛が亡くなるまで住んだ禁測地、大南山
5.神功皇后の行軍の三つの伝承地
6.奈良時代の古山陽道の道筋、平城京から最初の駅の山本驛
7.平清盛時代に関白摂政を担った近衛基通の住んだ普賢寺谷
8.南北朝時代に後醍醐天皇の笠置山挙兵に駆け付け、戦国時代に普賢寺にやってきた万財新三郎の子孫の館(東映映画のロケ撮影で使われた、代官屋敷跡)
9.一ノ木戸、実は、筒城宮の一の城戸の場所
これらを紹介解説していて、声が上がったのは、そんな華々しい歴史のあるモノやこと、すなわちこのような文化遺産や文化財をしっかりと保存保護して行かねばならないということ。また、そういうことに少しでも市民が関心を持ち、何らかの市民行動や運動、そして市としての行動につながっていけばと思っている。以前から市の文化活動に役立つように市民の声を集約して、関係部門に発信していきたく思っているが、そのために、あなたの声と協力、そして寄付をお願いできますか?と、問いかけた。
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朝から、市内の秋祭りイベントを5か所巡り、図書館に行き、CSシリーズをTV観戦して、平凡な一日がまた、終わりました。そういう中で、久しぶりにSNS友人からのメッセージを見つけ、友の顔を浮かべながら、メッセージを送りました。思わず、ふと出会う出来事がまた自分のこころを少しばかり新鮮にしてくれます。人生って、こんなものですかね。
NHK連続ドラマの『花子とアン』に登場しモデルとなった柳原白蓮の波乱万丈の人生を知り、とてもとても自分の人間としての小ささに恥ずかしくなっている。華族に生まれ、父の妾の発達障害の子にレイプされ、妊娠、結婚、15歳で出産。赤ん坊を取られ、出戻りで、家に帰り、東洋英語女学校ではなや醍醐に出会い、人生最高の時間を過ごす。その後、兄の貴族院選挙出馬のために、伊藤伝エ衛門と政略結婚。結納金が6000万円。狙いは、教育のための学校をつくること。しかし、夫も、白蓮も聞いていた話とは大違い。その後、社会主義の宮崎龍介と出会い、姦通罪(女性だけ罰せられる)の疑いある結婚。その後白蓮は、公娼娼婦制度の廃止、娼婦を助け、最も得意な歌を常に歌い、歌集の発行で著名人となる。夫も、軍国時代に社会派として活躍、白蓮の緑内障後の失明にも夫の献身的な支え。見事な夫婦愛。それを演じた、仲間さんに拍手です。その雰囲気が充満していました。それでは、ごきげんよう。
友人に誘われて、「南山城の古寺巡礼展」を終えて、このイベントを企画した、京都国立博物館学芸部企画室長さんのお話を聴きに行った。5月に、それほど興味を感じない、仏像の展示を観覧し、初めて感動を覚えたことをつい最近の出来事のように思っている。これからは、南山城全体で協力し合う意義を大いに痛感した。本日は、南山城の各展示物を丁寧に写真を基に教えていただいた。注目すべきところを的確に説明していただけたために、1時間半の時間が瞬く間であった。終了後、講師の方に、『観音寺の十一面観音立像の未出品』のことをお尋ねすると、予想通りの答えが返ってきた。残念、情けない!と感じた。その後、井手町の歴史資料館を見せていただき、また、久し振りの友にもお会いし、成果のあった3時間であった。
知られざる京田辺のいにしえの史跡・文化財の宝庫を学び、訪ねました。
参加者の方々から、田宮の館の鬼瓦家紋のこと、おじいさんが南山義塾生等、面白いことがわかり益々、つつきはっけんが盛り上がりました。南山城三十三か所巡りは、多くの方から賛同を得ました。こうなった以上、頑張って、復活したく思っています。
参加者の方々から、田宮の館の鬼瓦家紋のこと、おじいさんが南山義塾生等、面白いことがわかり益々、つつきはっけんが盛り上がりました。南山城三十三か所巡りは、多くの方から賛同を得ました。こうなった以上、頑張って、復活したく思っています。
今年のノーベル物理学賞に、日本人3人の受賞が決まったと昨夕7時前に、ニュース速報が飛び込んできた。しかも、以前から話題の中村修二さんがその一人。青色発光ダイオードの実用化で今や、環境に優しく各種デバイス適用度の高いLED、厳しい表情の中村さんの怒りが瞼に浮かんでくる。画期的な実用化において、企業のあまりにも不十分な対応に、退社後怒りの訴訟。大人しい日本人でこのような行動に走ると世の中の非難を浴びるが、それにもめげずに、日本企業の開発に対する幾つかの提言をその後も発信してきた。グローバルで画期的な開発には、自由、熱心さ、執着心、少々の変わり者、など…、なかなか、普通人には備わっていないものが多々あり、それらを理解することが必要である。これらが、日本には、ないと自ら飛び出し、自由な米国で研究にいそしむ中村さんに大拍手を送りたい。
※まさに、世の中を変えるには、常識的なことから外れることも必要である。
※まさに、世の中を変えるには、常識的なことから外れることも必要である。
安心安全まちづくりのための活動の一つとして、自分たちの住んでいる周辺を手分けをして、散策しながら、問題個所についてリストアップ、その対策を検討していく作業を行っている。台風も去り、時間が取れたので、以前から、気になっていた箇所を見回ってきた。
昨年夏の山崩れにより木が家を激突した場所、堤防の崩れ、住宅のすぐ裏が禿山で木が倒れそうな箇所、スピードが出やすい山手幹線の坂道、道幅が狭く車の交通量が多い歩道を歩く人々、空き家、・・・。このように、ちょっと探せば、災害につながりそうな個所は多くある。他にも、環境、モラル、騒音、犬猫の糞尿害、・・・隣人関係に関することも少なくない。なんだか、いや~な人間社会がここにも広がっているなと感じたのである。空を見上げれば、日差しの強い太陽がやけに眩しかった。
昨年夏の山崩れにより木が家を激突した場所、堤防の崩れ、住宅のすぐ裏が禿山で木が倒れそうな箇所、スピードが出やすい山手幹線の坂道、道幅が狭く車の交通量が多い歩道を歩く人々、空き家、・・・。このように、ちょっと探せば、災害につながりそうな個所は多くある。他にも、環境、モラル、騒音、犬猫の糞尿害、・・・隣人関係に関することも少なくない。なんだか、いや~な人間社会がここにも広がっているなと感じたのである。空を見上げれば、日差しの強い太陽がやけに眩しかった。
兵庫県議員の信じられない人間としてのこれ以上ない低次元の行動に端を発し、政務活動費について、あちこちでいろいろ議論されている。その中に、活動費が少なければ良いとの考えがよく出てきて、うなずく人が多い。これには、首をかしげる。このことは、企業時代よく出くわした縮小均衡のジリ貧行動である。政ごとを行うのは、世の中を良化することが目的であり、そのために適切な投資をして、投資以上の成果を生み出すことが重要である。その考えが頭にない人材が多いのが誠に残念に思う。
2009~2011年に放送されたTV番組『坂の上の雲』が始まった。還暦後、苦手な小説を読んだのが、司馬遼太郎作品。「竜馬がゆく」に続いて、この作品を一気に読んでしまった。日本という国、明治の時代を知り、自分自身の体が震えたのを思い出す。自己の体を張って、この国を救おうとした若者がいたことに、心も大いに、震えた。その小説を原作に3年越しで、TV放映された。渡辺謙のナレーション『まことに小さな国が開化期を迎えようとしている・・・』を覚えた。家族みんなで観た。出演者のどの俳優も素晴らしい演技であった。とりわけ、子規、真之、律が良かった。くじけそうになっても、くじけても、また立ち直る勇気を与えてくれた。友情、愛情、男の生き方、そして、この国というものを教えてもらった。だが、自分には、まだまだ、そのような力はないと再放送を観ながら感じていた。