90ページの雑記帳-2(丼・行・ぶろぐ。)

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自分の文章力も省みずに(笑)、旅の話を主に色々と書いていきたいと思います。m(_ _)m

新幹線縦横断おバカ旅の記(5日目)長崎→京都

2020年03月11日 | 「て・つ」な旅(新幹線縦横断旅)

  ☆旅程5日目☆

 昨日は、この旅で一番早く18時頃には宿に入った日となり、まだ明るいうちから大浴場に入りほっこりしてから夕食バイキングを食して、就寝も22時頃には横になったり、と蓄積してた旅の疲れの回復に鰍ッた日になりました。
で、翌日の天気予報の情報収集して得られた情報では、くもりで夕方から雨、と言うことで、15時台のかもめまでの時間をフルに使える…との皮算用して、長崎湾の夜景を堪能してから就寝おやすみとしました。


 翌朝、丘の上のホテルから臨む長崎の空色は、曇りながらも持ちこたえそうな空色に見えるが、予報が変わって昼過ぎから雨で夕方には本降りとの予報に変わり、あらあら…ってなったものでしたが、12時頃までは大丈夫、それ以降は空と相談しながら行けば大丈夫かな…?てな感じで行けるかなぁ、と希望的観測で行きます。

 ここの宿でも、朝は早起きと(温泉ではないけど)大浴場でサッパリしてから早い目の朝食バイキングを食して、長崎駅前までの送迎バス第1便より先にチェックアウト。


そして、標高のあるホテルからDAHONを組んで、何カ所かのアップダウンを越え上り獲得標高を取りながら、長い下り坂を漕いで駆け下り一旦長崎駅前まで出ました。駅のロッカーにメインザックを預けてから、改めてグラバー園方面へ向かいます。雨はまだまだ持ちこたえそうに思えていた。

 長崎駅からは長崎電軌の軌道に沿って進む。まずは出島の横の狭い道に併用軌道のある場所。ここは、アニメ制作会社P・Aワークスさんの作品で、長崎市が舞台である『色づく世界の明日から』 のOPの1シーンがこの地なのであります。今日はこれの巡礼をメインに回ります。


そこからさらに軌道に沿って走りグラバー園最寄の大浦天主堂電停まで、そしてここまで来たら雨がャcャcと…え?ちょっと早すぎる! 


電停近くの地下駐車場に自転車を置いて、グラバー坂の下の歩道周辺は、第1話で主人公の瞳美ちゃんが道に迷っていたところ。

レンガ塀から奥に進んだ先にはOPで唯翔が佇む階段と、唯翔が瞳美ちゃんを追いかけるような方向に走る姿が映るカーブミラーの場所とか。


グラバー園の外周の路地を登っていくと、斜行エレベータ「グラバースカイロード」の上側とその周辺が、瞳美ちゃんが身を寄せる「まほう屋」へ続く道(という設定)になっているので、このあたりも良く舞台に描かれています。(…。すみません、ボケブレ画像が多いです…汗)

 


このあたりから雨がじわじわと本降り化してきたので、グラバー園内に入場して雨を凌げるかなぁ…と思っていたが、結局雨にもかかわらず(多分)韓国系インバウンドの人々が多く居て、探索して撮影するには動きづらい状況になってきたので、結局場外に出て行動計画を練り直し、近くではあるが坂の上の方になる小さな公園を目指してみることに。因みに元々ここには自転車で登るつもりでしたが、雨が本降り化してきたので徒歩で傘差して向かうことに。
階段と路地を15分ほど登って行き、これも第1話に出てきた東山公園へ。瞳美ちゃんが上がっていた滑り台です、ちょっと“みえ”が心配です♪

 

 

これは無意識に撮ったやつですが、かなり一致していました。(電線がかなりジャマ…)


この画像を撮ったあたりでもう雨が完全に本降りとなり、サイズが大きくない超軽量三つ折り傘だけで巡礼を続けるのは後々しんどくなると思い、11時半頃で巡礼活動を切り上げることとしました。
公園からまた、下の石橋電停まで降りて更に大浦天主堂電停まで徒歩で戻る。それから、地下駐車場に置いてあるDAHONを折り畳んで長崎駅まで戻らなくてはならない。そのために、今日は乗る予定でなかった長崎電軌に、これも20年振り位で乗ることになったが、雨で満員に近い路面電車の車内で輪行をしている状態は、かなり周りに神経を使うのであまり楽しめる状態でもなかったりもしました。
新地中華街電停では長崎駅前方面に乗り換えが必要ですが、すぐ連絡する電車は多客のため見送らざるを得ず、雨に濡れながら次の電車を待ったりもしました。

 長崎駅前に戻って来たのは正午過ぎ。ランチタイムになりまして、長崎では是非とも“長崎トルコライス”を食するつもりで来ていますので、目星をつけていた何店かのお店がありましたが、長崎駅前には目星のお店が全くなくて、やむなくその場で検索して駅近くで良さげなお店を発見し、「ボエーム」との喫茶店系レストランにたどり着きました。


デミグラスソースがいい香りです、とくべつに大盛り系でもなく、ふつうの女性なら満腹しそうな量ですが、サラダも含めて満足サイズかと。わたし的にはあとご飯1.5倍ぐらいの量でまんぷくになりそうな気がします。今までに例えば加古川かつめしや福井敦賀のスカロップ、大阪のトルコライスとかのワンプレートランチ系はいろいろ食して来ましたが、やっと、この長崎トルコライスを食すことができて、感無量ではあります。また他の店の長崎トルコライスも行ってみたいものです。

 



 念願の長崎トルコライスを食し、長崎駅に戻ってきたのは14時前。長崎を離れる15時20分発のかもめまで1時間半以上あるが、よもや本降りの雨にて何もできない、ただの列車待ちの消化時間と化してしまう。自転車が使えればまだまだ何か見たり出来るけれど、また普段の車移動の旅なら雨なりに廻り方を機動的に変えれるけれども、と思いつつもお天道さまには勝てない訳から、これも輪行込みでの鉄道旅を選択した宿命と悟るしかないのですね。
指定券を押さえている帰りのかもめ26号の1本前の24号は、サガン鳥栖のラッピング電車で、ヒマなので眺めていました。これを見ながら“ゾンビランドサガ”ラッピング電車があっても面白かったのに…、と思っていました。


 サガン鳥栖が発車して暫く待つと、1時間後に発車するかもめ26号が入線。これに乗車すると、もう長崎を離れ、完全に帰らなくてはならない。



 座席の車窓、長崎湾側の敷地には、長崎新幹線の高架躯体が浦上の方に向かって伸びています。
新幹線の軌道敷設工事は約1%ほど進んではいるようです。
新在乗換駅は武雄温泉駅で、長崎からは34分で乗り換えを強いられる事になるようです。新在フリーゲージトレインが開発中止になったので、行く行くは全線フル規格とするとのことですが、新幹線の恩恵が少ない、と言うより平行在来線切り離しされる上に工事費用負担も大幅に増えて、損しかしない佐賀県側が反対するのは仕方がないでしょう。Yahoo!ニュースで長崎新幹線の佐賀県の対応が書かれた記事では、コメント欄に佐賀県民のフル規格反対意見はたくさんの人が投稿しているのに、長崎県民からの新幹線を望む声は殆ど見当たりません。「長崎県の負担を増やしてでも、是非フル規格で作りましょう!」と言うような長崎県民からの声、は出てこないにしても、長崎県民はそんなに新幹線を求めてないんじゃないかな?とかも思えます。
そもそも最初から、佐賀県内フル規格に同意できないからフリーゲージトレイン方式であったので、現状ではよもや佐賀県側がフル規格新幹線建設に同意できるとは思えないので、武雄温泉乗り換えが長く続くことになってしまうとすると、乗り換え面唐ネ鉄道利用が先細りして長崎自体に良い事じゃない様に感じます。ここは、軌道敷設が少ししか進んでいない今のうちに、在来特急が新幹線高架を走るスーパー特急方式に設計変更した方が、速達効果も(ある程度は)保てるし工費の負債も抑えられようし、フル規格に拘ると、結局長崎側の受ける傷が大きくなるような気がしてならないです。
特急かもめに乗っていると佐賀県内の乗降も結構多いので、これを切り捨ててのフル規格強行はありえないと思います。私はスーパー特急スタイルにするのが最良かと思います。

 …長崎を発車したかもめ26号の車窓に目を戻すと、長崎を離れ鞫≠ゥら先佐賀県までの海沿いののどかな農村漁村の風景を眺めながら、それに続く佐賀平野を駆け抜ける、九州を離れまさに旅の終盤になっていることに幾分感傷的な感情も持ちつつ列車に揺られます。1時間と53分で博多駅に到着。

 博多では20分の乗り継ぎ時間でのぞみ56号に、新幹線縦横断旅の締め括りとなります。向かい側のホームにはひかりレールスターが垣間見えた、貴重な車両ですが、残念ながらじっくり見てる時間はない。走行中の車窓は相変わらず雨で、所々大雨と言える降り方に。旅の後半はほんとうに雨男状態でした。もうちょっと天候が良ければ、見たいものもいろいろあったものですが、いつもの車と自転車のシックスホイールでの旅の様に詰め込み過ぎた部分は、ちょっと反省かもでした。
 降り続く雨と、見慣れた感のある山陽新幹線の車窓にそれほど興味がなく、疲れもあったのかもですが、ボーッとした状態で最後の京都までの約2時間50分を過ごしてしまいました。六甲トンネルを越えて新大阪に着く手前ぐらいからあぁ、本当に終わるな…って感情と、明日から現実世界に戻ることに心中ガックシしながら、新大阪を発車してとくに見覚えのある沿線風景に目をやりながら、忘れ物の無い様に下車の準備をする。桂川を渡ったあたりで席を立ち、自転車を下ろす準備をする。終わりが近づいています。
 博多から走ってきたのぞみ56号は、20:19定時で京都駅に到着。ホームに降りた時点で終わった感に覆われてしまいますが、家に帰るまでが旅。


もうこんなに新幹線に乗ることは無いだろうなぁ、と思いながら新幹線ホームを後にし、大荷物とともに嵯峨野山陰線ホームに乗り換え、下車してこの旅最後のDAHON組み立てをして、家まで漕いで、21時頃無事に帰宅…感無量!。

 5日間に渡る新幹線縦横断旅は、この期日で北海道函館から九州鹿児島中央まで訪れることが出来、とくに新幹線区間では全く遅れること無く定時にて到着し、新幹線のすごさを改めて認識した貴重な忘れられない旅となりました。
…と、言うわけで、5日目まで、後半は天候には振り回されましたが、DAHON MuSP9とともに北から南まで自分の好き放題詰め込んだおバカな長旅、無事に完了致しました!


ありがとうございました。


※       ※       ※


※ 振り返り
1日目 京都→函館
2日目 函館→金沢
3日目 金沢→鹿児島中央
4日目 鹿児島中央→長崎



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