去年(2021年)の春頃、丹鉄宮福線を輪行チャリ鉄しましたが、その後1年ほど開けて丹鉄線の第2弾的な、宮舞線輪行チャリ鉄を行いました。宮福線と比べるとかなりゆるいコースになりました。西舞鶴駅から宮津、天橋立までですが、またズルみたいな箇所が入ってたりしますwが、そこはまぁ考え方次第なので御容赦ください。😅
2022年の6月初旬の梅雨入りする前の或る日、早朝から自宅を出発し京都縦貫道を快走、西舞鶴駅に車を止めベースとして活動します。
西舞鶴までの途中の京都縦貫道では濃霧が発生していてお天気どうかと心配しましたが、到着する頃にはまあまあな晴空になっていました。思えば、この年は少し梅雨入りが遅い感じでした。
西舞鶴駅は、JR舞鶴線と京都丹後鉄道宮舞線の接続駅で、舞鶴市を代表する駅だけあって、ガラス張り外壁の立派な駅です。
地上側の専用改札口から丹鉄線に乗降する形態です。
西舞鶴駅の南側には、丹鉄線の車両基地があり、稼働中の車両達とともに、定期運用を外れた予備車の元特急タンゴ・エクスプローラー車が留置されていますが、この1年前に見た姿より更に劣化が進んでいて目も当てられない姿で、シャッターを押すのも忍びないのであえて撮っていません。ここまで晒されるなら、ぼくはもう解放してあげて欲しいと思いました。(その後、部品取り用の1編成3両が解体されたと聞きました。残る編成も風前の灯火かと…。)
タンゴ・エクスプローラーの姿に後ろ髪引かれつつ、宮舞線に沿ってペダルを回し次の駅、四所駅へ向かいます。丸々線路に沿わずにメインルートの国道175号線を走る方が走りやすいところですが、線路沿いの府道を繋いで走る方が味があると言う感じなのです。1車線の細い府道で鉄道トンネル箇所の小さな峠を越えてR175号線に合流、国道からの細い道を上っていくと程なく四所駅に。
四所駅舎は、まだ新しさの残る和風の意匠な建物ですが、どうやら昔付近にあった関所をイメージした建物だそうです。
ホームには、運転停車から発車間際の特急『丹後の海』の姿が。この車両は元特急車「タンゴ・ディスカバリー」がミトーカ・リニューアルされた車両で、車体に散りばめられた多数のレタリングや木材を多用した車内の造形が、いかにもな車両です。
国道に戻って坂を登り、念仏峠交差点から丹後神崎方面への府道に曲がり進むと、道の右手側に宮舞線の線路が見えてきます。鄙びた農村風景の中を進み、次の東雲(しののめ)駅に到着。
駅周辺は農家などの民家が点在する、とくに観光になる箇所もない地元民のための駅な様です。
ちょうど、KTR703号気動車が宮津方面に発車してきました。残念ながら乗降ともに0人でした。
東雲駅から先は、府道に走る車の数も非常に少なく、ところどころ1.5車線道路になる宮舞線と並走する府道を走って行くと、次の駅丹後神崎駅への入り口の看板が。
雑木林の中の道をちょっと行くと、ホームの上に小さな駅舎があります。小さいながらも三角屋根が特徴的な駅舎です。神崎海水浴場の最寄り駅になります。
先に書きましたように、ここまでの府道の車の交通量がとても少ないのは、ここ神崎の集落から先は道が通じていなくて、半島の先の行き止まりみたいな地形になっているからと思われます。由良川の対岸に渡るには、自動車なら手前の東雲駅よりまだ南側の道路橋のところまで4km弱ほど戻らないと行けません。
私の輪行チャリ鉄活動からすると、そこまで戻って橋を渡り、また対岸付近まで4km弱走るのがセオリーになるのでしょうが、乗り鉄のために輪行している私としては、この絶景の鉄橋は列車で渡る方が楽しい!ことなので、20分程で次が来るので丹後神崎駅から一駅だけ輪行して河を渡ることといたします♪
…そんな訳で、由良川橋梁を眺めたあと、丹後神崎駅に戻って自転車を折りたたんで乗車、橋を渡ります。
由良川橋梁を渡って、次の駅 丹後由良駅に到着。…鉄橋を走る風景はうまく撮れませんでした。
一駅だけ畳んで、降りたらまたすぐ組み立てて乗るなんて気軽な輪行が出来るのは、折りたたみ自転車故の楽しみであります♪
駅舎には、「Anne Shirley」の店名のカフェが併設されています。業務委託の日中有人駅だと思われます。
この駅舎の形は、ヨットを模しているとの公式の案内がありますが、私は釣り上げられた魚の頭、かと思ってしまいました。全くもってセンスがない私です😅
よく知られていることですが、この鉄橋は、いろいろなドラマ・アニメの聖地として映されていますが、わたし的にはやっぱり『けいおん!』
ラッピング車も走っていましたが、残念ながら現車は見ることが出来ませんでした。作品中では、何故か曲線の鉄橋として書かれていたものです😅
丹後由良の町を抜けると、暫く海沿いのせまい海岸を宮舞線と国道178号線が並走する区間が、連続で続きます。列車からはいい景色が楽しめる区間になりそう。これが4km程続いて、次の町並に入って1km程走ると、次の駅、栗田(くんだ)駅に到着。結構な難読駅名だと思います。尚、この集落の浜の海は、栗田湾と呼ばれるようです。わりと大きな町集落なので、平均乗車人員は200名弱はあるそうです。
栗田から宮津市街に向かっては、国道は一旦坂を登って栗田トンネルを潜ってから宮津市内に入ります。
ここで、宮津駅前に向かう前に海を見てみたいと思ってしまったので、道の駅 海の京都・宮津 のある宮津港周辺に向かいました。空色に夏の海の表情を感じられました。
海を見てから宮津駅に行く予定だったのですが、道の駅の幟とかポスターとかに、私の聞いたことがなかった、地域ソウルフード『宮津カレー焼きそば』なるものを発見。ちょうど正午も過ぎてもうそろそろお昼ご飯かな…、と思っていた所にこの情報が飛び込んできた。これは行くしかない!ってところですが、道の駅のお食事処はかなり混んでいて避けたかったので、他の宮津カレー焼きそば店をググって、ここから10分ほどの住宅街のお店を発見し、そちらで頂きました。美味かった😋
喫茶「絵梨奈 」(宮津カレー焼きそば)の食べログの紹介ページ
https://tabelog.com/kyoto/A2609/A260901/26009840/
宮津カレー焼きそばを食したあとは、今回の輪行チャリ鉄活動の最終目標地点、天橋立駅へ向かう…訳ですが、宮津市の町はずれまで来たところで、宮津駅に寄ることを忘れてしまったことに気が付きました。。。orz
まぁ、宮津駅は前回の宮福線チャリ鉄で来ているのでまぁいっかー、と、しました。気付いた時には既に宮津駅と天橋立駅間の真ん中あたりまで来てしまっていたので。。。
西宮津公園あたりから天橋立までって、大分距離があった様に記憶していたが、思っていた半分位の距離で天橋立駅に到着しました。これにて宮舞線沿線“完走”です❤
舞鶴に戻る列車までの時間が微妙にあったので、廻旋橋周辺までまわってきました。オフシーズンの観光地な景色です♪
西舞鶴までの帰りの列車は、KTR700形標準塗装車(二期リニューアル車、と呼ぶらしい)。
富士重工や新潟鐵工所製のLE-DC系よりも高出力で勇ましいエンジン音で走る、第三セクター鉄道の普通車としてはすごい車両である。宮福線の勾配区間を軽く登っていく車両なので、平坦な宮舞線では余裕余裕の走りです。
この日、2回目となる由良川橋梁を渡る光景を録画しました。↓
“海”渡る輪行チャリ鉄ー丹鉄宮舞線 丹後由良~丹後神崎
今日走ってきた道を思い返しながら車窓を堪能し、列車に揺られるのを楽しんでいる間に、西舞鶴に帰着・到着しました。
次に京都丹後鉄道線に乗るときは、宮豊線の約60kmを漕ぐことになります。走り甲斐がありすぎる感じになりそうです♪
↓ STRAVAで記録した西舞鶴駅~丹後神崎駅までの走行ルート
↓ STRAVAで記録した丹後由良駅~天橋立駅までの走行ルート
…拙い旅のお話ですが、最後まで購読くださいましてありがとうございました。
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