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あるます(Harmas)

『Harmas』はジャン・H・ファーブルの住居と庭で、かの昆虫記執筆の地

マダラミズカメムシの産地

2022年05月07日 | 湿地帯

ミズカメムシの仲間は体長が2,3ミリと極めて小さな水生のカメムシ類。

本日出かけた場所は森林内にある小規模な自然公園的な環境で、小さな池がいくつもある場所。

池の岸辺の植物の根際に多くのマダラミズカメムシが確認できた。

マダラミズカメムシは森林内の薄暗い止水環境を好むとされている。愛知県の本種の生息環境としては、薄暗い場所のほか比較的流速のある河川の抽水植物の繁茂する環境下でも採集される。

愛知県のマダラカメムシ類の状況は以下に報告しております。

(文献)市川靖浩,2022.愛知県におけるミズカメムシ科2種の採集記録.三河の昆虫(69):1058-1062.

イシガメも顔をだした・・・

 


堰堤の活用者

2022年05月05日 | 湿地帯

森林内の沢に築造される堰堤は人工物ながら、のぞいてみるとアメンボやマツモムシのような水生昆虫が生息していたりする。

本日訪れた沢にも比較的新しい大きめの堰堤があり、オオアメンボが何頭も悠然と泳いでいた。


近所の公園

2022年05月02日 | 湿地帯

近所の公園は県立の施設で、昔は酪農施設であった。小学校のころここに酪農を営む同級生の家族がいた。

比較的自然度も高いため、たまにここに来て散策する。施設内にため池があるが、昔に比べると人の手が加えられ過ぎた。しかも誰かが錦鯉などを放してしまった。

錦鯉の住むため池は、動植物がすごく単純化して魅力が激減すると認識している。この池はそれでもいくつかの昆虫もみられ、以外に思った。

ヒメイトアメンボ、コオイムシ、カタビロアメンボの仲間、ヒラタガムシの仲間などが観察できた。

最近興味をもっている昆虫としては、水際に生息するハエの仲間でミナミカマバエ(だと思う)が見られた。


春の湿地帯

2022年04月10日 | 湿地帯

春の陽気に誘われ愛知県三河の湿地帯へ繰り出す。

林縁の昔の田んぼの水路だろう環境には、やはりヒメタイコウチの姿がある。

次の湿地も昔の田んぼで、結構広い。

この地域に住むYさんがここを紹介してくれて、「いつでも調べなさい」とおっしゃられたので、お言葉に甘え気兼ねなく探索しております。

コオイムシやらいろいろ生息しております。

最後は河川。ツルヨシの繁茂する小川で、根際が水流で切り立った条件があるとアイツがいる・・・

セマルちゃんである。ヒメドロムシ科の変わり種。丸っこいボディはとても真似できない。また新産地を発見してしまった。

春の湿地帯めぐりは、本格的に動き出す虫たちとの出会いを予感させた。