あるます(Harmas)

『Harmas』はジャン・H・ファーブルの住居と庭で、かの昆虫記執筆の地

作手高原の湿地帯

2022年06月11日 | 日記

作手高原にはいくつもの湿地が点在する。

長ノ山湿原などは当地方としては大きな湿地だが立ち入ることはできない。

本日は以前から調査を続けている湿地帯に行ってきた。

小さな池の岸辺にモリアオガエルの卵塊あり。

エゾコガムシ

これはホトケドジョウの仲間でしょうか。

 


飯野川

2022年06月05日 | 日記

ゲンゴロウの飼育に失敗し、餌用のドジョウのみ水槽に残ってしまった。もう何年もドジョウだけ飼育している。

現在タガメの飼育にチャレンジしており、餌として小魚を飯野川で掬ってきた。これをドジョウの水槽に入れてやったら少し水槽が活気づいたようだ。


開発で破壊された後で復旧したもの

2022年05月04日 | 日記

近所のため池が公園化し、その後その周辺で駐車スペースが必要だと一部の住民が主張した。公園の一角にあった山林の林縁には小規模ながらヒメタイコウチなどが生息する良い湿地帯であった。

造成した事業者は実のところどこかの埋め立て工事に使用する土砂がほしかったらしい。山林の一部は林縁の湿地もろとも造成され、形態は著しく変わってしまった。最後に造成された水路の一部は以下の如きである。

こんな水辺にもミギワバエの仲間がやってくるし、メミズムシも生息するようになった。ただ、以前のこの周辺の環境を知っているだけに残念でならない。


生態系の破壊者

2022年05月03日 | 日記

性懲りもなく昨日の公園のため池へ繰り出した。

本日はゴールデンウィーク真っ盛りの晴天ということもあって、いつもより人が多い。

ため池の水際には多数のミギワバエの仲間が確認できた。2時間程度ねばったところでカマバエも確認できた。

本日はこのカマバエ狙いでやってきた。いつもは持ち歩かない捕虫網を傍らに岸辺でじっと観察する自分の様子は、他人から見て「何やってんの?」と思うだろう。

とある家族づれの一団が僕の姿を遠目に見て、非難している様子が聞こえた。

家族づれの、おばさんらしき人が、「あんなことをやるから生態系が破壊されるんだよ。ああいうのは絶対許してはダメだよ。」

おばさんのお孫さんなのか、小さな女の子がそれを聞いて「駄目だよあんなことしちゃあ。悪い人がいるんだね。」というや、僕のいる池に向かって石を投げつけてきた。

おばさんの僕に対しての批判はしばらく続き、僕はとても悲しくなった・・・

確かに僕は虫を捕りにきた輩。虫の記録を取るため採集もするし標本を残すため殺生もする。採集は最小限で自然への負荷はかけないようにしているつもりである。

おばさんが僕のところへ抗議に来たら、きちんと説明はしようと考えていたが、ついに池まで下りてはこなかった。

久しぶりに気が滅入って早々に帰路についた。


豊田市の湧水湿地

2022年04月03日 | 日記

東海丘陵湧水湿地群の湿地を見せていただく機会を得た。

ちょうどシデコブシのきれいな時期でありラッキーだった。

この湿地のある地域の方々は湿地の保全活動に懸命に取り組んでいる。

こういった貴重な環境に生息する生物相の記録を残すこともとても大切なことであると感じた。


近所の湿地帯探訪

2022年02月27日 | 日記

僕の住む豊田市には里山の林縁や山中においても多くの湿地が存在する。

その多くはごく小規模な湿地帯だ。

「何かいいものいないかな」との期待を込めつつ近所の湿地帯を訪ねてみた。

はじめの湿地は谷地形の細流の周辺にできた環境。ミズカメムシが数頭水面を歩行していた。

他にはホソクロマメゲンゴロウとヤゴくらい。

続いて見に行った湿地帯は、上述のすぐ下流部にあたる。なぜか土質は白っぽい土で湿地自体も白い。

湧水部に小さなトウカイコモウセンゴケが鮮やかな赤色で目についた。

シラタマホシクサがドライフラワー状態で存在していた。


これも楽しい

2021年02月13日 | 日記

今日は気温が上がるぞ!そう思って出かけるも、目的地の森林内はさすがに寒かった。

初めて訪れる湿地。どんな昆虫が観察できようかと心躍る。

なかなか良い湿地!出てきたものはマメゲンゴロウの仲間。

そして今日の目的のひとつは、これ・・・タマバチの仲間。僕にはとても同定は無理・・・


三河湾の佐久島にて

2020年09月19日 | 日記

本日は三河湾に浮かぶ島々で一番大きな佐久島に渡りました。

私の所属する三河昆虫研究会と西三河野生生物研究会の合同観察研修会でした。

私の目的は水生昆虫ですが、ハムシのYさんと行動をしましたのでビーティングネットにタモ網という変わった二人組が島内に出没する・・・という事態でありました。

佐久島は最近、若者に人気のスポットになっております。新進気鋭の芸術家の作品が島のあちこちにありましてインスタ映えのするスポットをめざして行脚する姿がめにつきました。一方で、集落は在りし日の風景とでもいいましょうか、中々趣きのあるものです。

田んぼなどの水域は時代の趨勢でしょうか、あまり芳しくないようです。恐らく水田は壊滅的な状態でしょうか。休耕田が目立ちます。

YさんとAさんが「三河湾 島の昆虫」の執筆のため精力的に三河湾の島嶼を訪問されたときは、少なくとも佐久島には、ホタルの飛び交う水辺がたくさんあったということです。

こちらはヨツモンカメノコハムシ(だったでしょうか・・・)ですが、佐久島初記録種になるようです。南からの移入だそうです。

さて、私の目的とする水生昆虫ですが、数種の初記録と思われるものも採集できましたので、やぶ蚊にバンバン刺されながらの採集でしたが満足のいくものとなりました。

採集に熱心になり過ぎて14時半に渡船場に集合という事務局のいいつけだったのですが、二人は間に合わず、「もう少し続けていきますので先にお帰りください」と事務局のO先生にお詫びの電話を入れて、夕方までねばることになりました。

Yさん一日ご同行いただき、ありがとうございました。