作手高原にはいくつもの湿地が点在する。
長ノ山湿原などは当地方としては大きな湿地だが立ち入ることはできない。
本日は以前から調査を続けている湿地帯に行ってきた。
小さな池の岸辺にモリアオガエルの卵塊あり。
エゾコガムシ
これはホトケドジョウの仲間でしょうか。
作手高原にはいくつもの湿地が点在する。
長ノ山湿原などは当地方としては大きな湿地だが立ち入ることはできない。
本日は以前から調査を続けている湿地帯に行ってきた。
小さな池の岸辺にモリアオガエルの卵塊あり。
エゾコガムシ
これはホトケドジョウの仲間でしょうか。
ゲンゴロウの飼育に失敗し、餌用のドジョウのみ水槽に残ってしまった。もう何年もドジョウだけ飼育している。
現在タガメの飼育にチャレンジしており、餌として小魚を飯野川で掬ってきた。これをドジョウの水槽に入れてやったら少し水槽が活気づいたようだ。
ミズカメムシの仲間は体長が2,3ミリと極めて小さな水生のカメムシ類。
本日出かけた場所は森林内にある小規模な自然公園的な環境で、小さな池がいくつもある場所。
池の岸辺の植物の根際に多くのマダラミズカメムシが確認できた。
マダラミズカメムシは森林内の薄暗い止水環境を好むとされている。愛知県の本種の生息環境としては、薄暗い場所のほか比較的流速のある河川の抽水植物の繁茂する環境下でも採集される。
愛知県のマダラカメムシ類の状況は以下に報告しております。
(文献)市川靖浩,2022.愛知県におけるミズカメムシ科2種の採集記録.三河の昆虫(69):1058-1062.
イシガメも顔をだした・・・
森林内の沢に築造される堰堤は人工物ながら、のぞいてみるとアメンボやマツモムシのような水生昆虫が生息していたりする。
本日訪れた沢にも比較的新しい大きめの堰堤があり、オオアメンボが何頭も悠然と泳いでいた。
近所のため池が公園化し、その後その周辺で駐車スペースが必要だと一部の住民が主張した。公園の一角にあった山林の林縁には小規模ながらヒメタイコウチなどが生息する良い湿地帯であった。
造成した事業者は実のところどこかの埋め立て工事に使用する土砂がほしかったらしい。山林の一部は林縁の湿地もろとも造成され、形態は著しく変わってしまった。最後に造成された水路の一部は以下の如きである。
こんな水辺にもミギワバエの仲間がやってくるし、メミズムシも生息するようになった。ただ、以前のこの周辺の環境を知っているだけに残念でならない。
性懲りもなく昨日の公園のため池へ繰り出した。
本日はゴールデンウィーク真っ盛りの晴天ということもあって、いつもより人が多い。
ため池の水際には多数のミギワバエの仲間が確認できた。2時間程度ねばったところでカマバエも確認できた。
本日はこのカマバエ狙いでやってきた。いつもは持ち歩かない捕虫網を傍らに岸辺でじっと観察する自分の様子は、他人から見て「何やってんの?」と思うだろう。
とある家族づれの一団が僕の姿を遠目に見て、非難している様子が聞こえた。
家族づれの、おばさんらしき人が、「あんなことをやるから生態系が破壊されるんだよ。ああいうのは絶対許してはダメだよ。」
おばさんのお孫さんなのか、小さな女の子がそれを聞いて「駄目だよあんなことしちゃあ。悪い人がいるんだね。」というや、僕のいる池に向かって石を投げつけてきた。
おばさんの僕に対しての批判はしばらく続き、僕はとても悲しくなった・・・
確かに僕は虫を捕りにきた輩。虫の記録を取るため採集もするし標本を残すため殺生もする。採集は最小限で自然への負荷はかけないようにしているつもりである。
おばさんが僕のところへ抗議に来たら、きちんと説明はしようと考えていたが、ついに池まで下りてはこなかった。
久しぶりに気が滅入って早々に帰路についた。
近所の公園は県立の施設で、昔は酪農施設であった。小学校のころここに酪農を営む同級生の家族がいた。
比較的自然度も高いため、たまにここに来て散策する。施設内にため池があるが、昔に比べると人の手が加えられ過ぎた。しかも誰かが錦鯉などを放してしまった。
錦鯉の住むため池は、動植物がすごく単純化して魅力が激減すると認識している。この池はそれでもいくつかの昆虫もみられ、以外に思った。
ヒメイトアメンボ、コオイムシ、カタビロアメンボの仲間、ヒラタガムシの仲間などが観察できた。
最近興味をもっている昆虫としては、水際に生息するハエの仲間でミナミカマバエ(だと思う)が見られた。
車の点検で2時間の空き時間があるため、代車で湿地帯へ出撃。
行き先は我が家の先祖の故地である岡崎市の某所。
昔、田んぼのあった形跡の場所。スジヒラタガムシの仲間だろうか交尾する個体が多い。
まだまだ虫の種類は少ないが、これから色々なやつらが出てくると思う。
春の陽気に誘われ愛知県三河の湿地帯へ繰り出す。
林縁の昔の田んぼの水路だろう環境には、やはりヒメタイコウチの姿がある。
次の湿地も昔の田んぼで、結構広い。
この地域に住むYさんがここを紹介してくれて、「いつでも調べなさい」とおっしゃられたので、お言葉に甘え気兼ねなく探索しております。
コオイムシやらいろいろ生息しております。
最後は河川。ツルヨシの繁茂する小川で、根際が水流で切り立った条件があるとアイツがいる・・・
セマルちゃんである。ヒメドロムシ科の変わり種。丸っこいボディはとても真似できない。また新産地を発見してしまった。
春の湿地帯めぐりは、本格的に動き出す虫たちとの出会いを予感させた。
東海丘陵湧水湿地群の湿地を見せていただく機会を得た。
ちょうどシデコブシのきれいな時期でありラッキーだった。
この湿地のある地域の方々は湿地の保全活動に懸命に取り組んでいる。
こういった貴重な環境に生息する生物相の記録を残すこともとても大切なことであると感じた。