ヒメドロで熱い九州の地は、今回で3回目の上陸です。1回目は6年くらい前に福岡県メイン、若干大分県をかすめるという家族旅行だったので「いい川があるなぁ」とヒメドロのいそうな環境を遠望するだけでした。しかし、帰宅後に気持ちがおさまらず、1か月も経たぬうちに私一人で九州に再上陸してヒメドロを探索したのでした。セマルの生息地を見ること、そして大胆にもツブスジを発見することが目的だった・・・
今回は大分県!あのヒョウタンヒメドロムシの生息地を訪問すること。その環境をこの目に焼き付け、色々模索するのが目的・・・できれば、キュウシュウカラヒメドロムシをいくつか採集していく、という無謀な旅。
ほとんど準備もせず、思い立ったが吉日的な大分行きでしたので、成果は良いずもなく・・・
私が愛知近辺でヒメドロに興じるのとは、若干違いがあることは分かりました。特に森林内の細流には枯れ沢が多い印象でした。この時期だけでしょうか。愛知であれば林道から容易に森林の細流を見つけることはできたのですが・・・思うようにいかず焦りました。
はじめの場所は杵築市でヒョウタン狙い・・・始めて5分で網のフレームが根元から折れてしまった!(予備を持ってきて良かった)
次の宇佐市でもヒョウタン狙い・・・ヨコミゾとイブシが採れた。イブシは愛知のものより大きい感じで、ヨコミゾは細すぎるような・・・。こんなに差があるものか。
二日目も宇佐市でヒョウタン狙い。2時間もやって成果がなく、気が滅入っていく・・・
次の場所も撃沈・・・
中津市の山中。ここではヒメツヤ属とアカモンミゾ。
三日目はヒョウタンは諦め、なんでも良いので九州のヒメドロをなるべく摘まもう。できればキュウカラのいそうな細流があれば勝負をかける、という方針。ここは大分市。
マルヒメかサンインヒメかヒメツヤ属が多数採れる場所。
豊後大野市の沢 きれいな環境です。
絶対にキュウカラを!との思いもむなしく・・・宇佐市の沢。
帰りの飛行機の時間も迫りつつ、空港近くの国東市で探索。
ここが最後、薄暗くなる頃に川からあがり、その場で着替えて急いで空港へ。今回の大分探索は地の利も無く、駆け足で気ばかりあせる探索となった。やはり十分な準備は必要であると反省・・・。でも愛知との環境の違いを少しだけ知ることができたと思う。