石の攻め方の具体例を、私の碁から。
実戦図1
約3年前の碁で私の黒番です。位の低い碁ですが、左下・右下の白石をしっかり狙っています。
今打ち込まれたところです。
実戦図2
黒は、1で5は甘いです。単に渡らせるくらいなら、黒はどれかを捨て石にして、白のどちらかの
石の攻めを残さないといけません。
実戦図3
下辺の折衝は、黒が楽になっています。白2の先行の後、3と攻めを継続です。15は、
黒から両ノゾキを強調しています。
参考図1
ここで1と裂いてもパッとしません。なので、
参考図2
まずは左上をかかりました。参考図2のような進行だと白が足りません。
実戦図4
2と打ち、左辺の白の薄みを強調します。
そこで白は、稼ぎを兼ねて3・7と頑張りました。
黒は、8のマゲから10が急所です。そして、その後の12・14が攻めの形であり、ほぼ決め手に
なったでしょう。
参考図3
この後、黒は取りにいきましたが、みなさんであれば、この図の3・5で十分です。