NHK 人体 神秘の巨大ネットワーク
「体中の臓器が互いに直接情報をやりとりすることで、私たちの体は成り立っている」
「臓器同士の会話」を知ることで、いま医療の世界に大革命が起きている。
例えば、がんや認知症、メタボなどの悩ましい病気を克服する画期的な方法が
成果をあげ始めているのだ。
- プロローグ
- 第1集 “腎臓”が寿命を決める
- 第2集 驚きのパワー!“脂肪と筋肉”が命を守る
- 第3集 “骨”が出す! 最高の若返り物質
- 第4集 万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった
- 第5集 “脳” すごいぞ! ひらめきと記憶の正体
- 第6集 “生命誕生”見えた!母と子 ミクロの会話
- 第7集(最終回) “健康長寿”究極の挑戦
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昨夜、NHKで
シリーズ 人体 神秘の巨大ネットワーク
を観ました。
人体は脳の指令によってその他の臓器は指示に従っている、と思われていた
のが、実は、臓器同士の会話によって、成り立っている、と言う事が
分かって来たのだそうです。
「エクソソーム」の中には、情報伝達物質が入っていて、癌細胞のエクソ
ソームには、正常な細胞に対して「もう死になさい」等のメッセージが
入っているそうです。
癌細胞は免疫細胞さえ欺くメッセージを持っていて、免疫細胞の攻撃を
止めさせたり、血管に対して、もっと血液をくれ!と言うメッセージを
出して、まんまと栄養を得たり、まるで、人体内に存在する「詐欺師」
の様です。
このメッセージを封じ込める事で、癌を撲滅出来る訳で、只今、絶賛研究中だとか!
アレルギーは腸の細胞が司っているのだそうで、それも、エクソソーム
研究で治せそうです。
細胞一個一個に「意志」が有るのだから、臓器移植された人が、まるで
知らない記憶が蘇って来たり、嗜好が変わって、今まで嫌いだった食べ物
が好きに成ったりする、そう言う事例は沢山出ていますが、これで納得です。
「細胞の記憶」がそのまま移植された人に移行される訳です。
この研究で、内臓細胞をどんどん生み出していて、心臓の悪いマウスに
心臓細胞を移植すると、心臓が再生されるそうです。
興味深いのは、心臓細胞が出来ると、心臓細胞が隣の細胞に働きかけて、
肝臓細胞を生み出すそうです。
人体実験は、2,020年には始められるそうなので、成果が出れば
「内臓移植」等、必要が無く成ります。
癌も、癌細胞のメッセージを封じ込める事で撲滅出来る様に成るの
だし、アルツハイマー型認知症も治せる様に成るそうだし、いよいよ
「健康寿命」が長くなる時代が来ます。
私は父がアルツハイマーだったので、それが気掛かりなのですが、
研究はどうやら間に合いそうです。