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れすぃむり るーずなーめむ

一個研究現代東北回民史之人的日常記録。

さむばる・あすり。

2008-03-26 20:55:00 | Yemekler
こんにちは。

私、特定の食品、というか調味料に「はまって」しまい、
暫くの間ほぼ毎食といっていい程使ってしまう、ということが偶にありまして。
半年程前にはナムプラーに「はまり」、
炒め物・揚げ物はもとより、ドレッシングの材料、果ては刺身のつけだれに至る迄、
ひたすらあの魚臭い汁をどばどば使った、なんてことがございましたが。

昨日買ったサムバル・アスリSambal Asliという調味料がえらく気に入ってしまい、
またもや「只管~のみ」な食生活を1・2週間ほど送りそうな予感。
東南アジア由来のチリソースとのことで、
ハラール食品店でよく見るABCというメーカーのモノなのですが、
(購入後知ったのですが、Heinz社傘下のメーカーのようですね)
甘すぎず、辛味も強めなので、結構色々な料理に使えそうです。
ライムかレモンの汁で緩めて、ドレッシングにしたら美味しいかもしれませんね。

辛いモノがお好きな方ならば、買ってみられても損はされないかと。

それでは。

くーふて。

2008-03-17 21:15:19 | Yemekler
こんにちは。
以前麻婆豆腐をつくる際購入した羊ミンチ肉が中々減らないので、
本日思い立って、ハンバーグ(もどき?)をつくってみました。

脂身たっぷりの羊肉ということで、
多少なりとも臭み消しをせにゃならんと、
手持ちの香辛料を確認してみたのですが。
頼りにしていたクミン粉が丁度切れていたため、
玉葱を炒める時にクミン粒を入れて香りが十分出るようにして、
その後で肉に加えて練りこめる、という方法をとりました。
あと、調味料としてコリアンダー粉、黒胡椒、
チリパウダー、大蒜・生姜擦り下ろし。

材料をよく練って少しなじませた後、
小さく纏めて少し多めの油で焼き、
昨年東京で買ったまま放っておいたソマーグ/スマクをかけて頂きましたが。
(ソマーグ/スマクは紫蘇みたいな味のする調味料)
繋ぎ全くナシで作った為、えらく肉肉しくはありますけれど、
結構美味しかったです。
(写真だとえらく不味そうに見えますけれど 笑)
炭火で焼いたりとかしたら、もっといいかもしれませんね。

ただ、解凍肉で思いの外大量にタネを作ってしまったので、
恐らくここ2日くらいはハンバーグ漬けになるかも…(笑)

それでは。


つっくりましょー♪

2008-02-26 19:28:13 | Yemekler
こんにちは。
前前々回・前々回と清真食品について少しく書かせて頂きましたが、
実際に向こうで何点か手土産に清真のシーズニングを買ってきたので、
昨日作ってみることにしました。

作るモノは麻婆豆腐。
ベッタベタで申し訳ないのですが、
向こうの大型スーパー@長春で調味料を探していたところ、
置かれていた麻婆豆腐のモトが全て清真、という中々ステキな風景を目にした為、
思わずその場にあるモノ全種類買ってしまった、というコトがありまして(笑)
一応挽肉の方も市内の「文化センター」で購入の清真羊肉ミンチを使用、
とちょっと気合入れてみました。

まず、豆腐500グラムを茹でて、角切りして、
フライパンで挽肉と生姜・大蒜の微塵切りを炒めて、
豆腐を入れて油が馴染んだら、水で溶いたシーズニングで味付けして、
最後に白葱の微塵切りを入れて、水溶き片栗粉でとろみを着け、胡麻油を一まわし…。
はい。できました♪

で、食べてみたのですが。
肉の分量を間違えてしまったせいか、
エラく肉々しい出来になってしまいましたが。
味の方は、パッケージに「四川風味」なんて書いてあるので、
どれだけ辛いのだろうかと、ちょっぴり不安だったのですけれど、
実際はそれほどキツイ辛さではない感じ。
1袋3・5元の割には、マシな味なのではないでしょうかね。
絶対お勧めという類のモノではありませんが、
向こうに行かれる方で御興味を持ちになられたら、
一度手にとってみられたら如何でしょうか。

それでは。

食い気ばかりですが(笑)

2008-01-29 22:48:28 | Yemekler
こんにちは。
先にこちらにても書かせて頂いた通り、
来月初旬より満洲の地に一週間強滞在する予定となった私ですが。
旧正月で滞在費跳ね上がり、気温も最高で氷点下と、
聊か「しんどい」時節に渡満することとなった身としては、
当地での少しばかりの楽しみを見つけようとするのは、
理の当然(済みません、禁欲的でなくて…)ですが。

例によって例の如く、先ずは口福の欲をと、
「ひーつじ、うし♪」と「長春・清真」で当地の料理店を探してみましたところ。
こんなのや
こんなのが

…いや~、正直こんなに引っかかるとは思いませんでした。
流石中国。
あちらに滞在中は、
フツーに日本在住時のエンゲル係数を超えてもおかしくはないくらいの勢いです。

とりも敢えず、
向こうにいる間は、只管「そっち系」の店で食べてやろうと。
一応、「当地の方に顔を覚えて貰う」という実利も兼ねているのですよ…(笑)

恐らく帰国時にこちらに書かせて頂くモノの大半は、
「食べ物」のハナシとなるかもしれませんが。
何卒御容赦下さい。
(某所にて、「東北の清真料理の話をしますよ」などと宣告してしまったのもありますが)

それでは。


Халва。

2008-01-20 23:43:17 | Yemekler
こんにちは。
先日所用により、お世話になっている先生の研究室にお邪魔したところ、
現在来日中のトルコ人の先生もいらっしゃいまして。
土産といってlokum(「ぎゅうひ」の如き菓子)を下さりました。
一昔前の駄菓子屋の甘味の如く、「発色がよい」シロモノなのですが、
薄荷様のスッとする感じの後味が中々よろしく、結構気に入っております。

で、本日そのロクムを摘みつつ、
手持ちの回族関係事典を捲っておりますと、
(『中国回族大詞典』江蘇古籍出版社、1992年)
食事に関する項目の中に、「哈魯瓦haluwa」なるモノを見つけまして。
「西北地区回族の菓子。
爆ぜ米若しくは蚕豆の粉を粒状に練ったものを糖蜜と練り合わせ、
四角く切り分け、蜂蜜を塗って上す」といいますが(72頁)、
これって間違いなく、イラン・トルコでは御馴染の、
ハルヴァーhalvā/ヘルヴァhelvaの「成れの果て」なのでしょうね。
「ペルシア語の「甘い」という語の音訳であり…」なんて書かれておりますし。
私は西北地区には行ったことがないので、見たことはないのですが、
今度機会があれば、どんなシロモノなのか、是非現物を味わいたいものです。

ハルヴァーといえば、
ロシア語通訳・文筆家として知られる米原万里氏の随筆の中に、
「トルコ蜜飴の版図」という、ハルヴァーの分布に関するモノがありますが。
(米原万里『旅行者の朝食』文芸春秋、2002年/文春文庫、2004年所収)
「もっと西」におけるこの菓子の広まりについては知らぬことも多い身として、
氏が実際に食べられたアレやコレやに関する見聞は、中々興味深いものがあります。
こちらで紹介されたブツについても、いづれ賞味する機会があればと。

“Az halvā halvā goftan dahan šīrīn na-mīšavad.”
(「ハルヴァーの話で口は甘くならぬ」)
絵に描いた餅で腹はくちくならぬ。
食い気に走ってぐだぐだ書き連ねるうち、
何やら甘いモノが恋しくなってまいりました(笑)
…久方振りにイラン/トルコ料理の店にでも、今度行ってみましょうか。

それでは。