こんにちは。
先日学会にお邪魔するついでに足を運んだ古書市にて、以下の本を見つけました。
Ignác Kúnos, Zsuzsa Kakuk(ed.), Oriental Studies 4. Kasantatarische Volkslieder, Magyar Tudományos Akadémia Könyvtára, 1980.
Ignác Kúnos, Zsuzsa Kakuk, Imre Baski(ed.), Oriental Studies 8. Kasantatarische Volksmärchen, Magyar Tudományos Akadémia Könyvtára, 1989.
2書はともに、ハンガリーの著名なトルコ学者クーノス=イグナーツ(1860-1945)が、
第一次大戦時に捕虜となったタタール人たちから採録した民謡・民話が収められており、
それぞれドイツ語の対訳が附されています。
クーノスによるタタール語民話・民謡採集については、
以前より私がお世話になっているオスマン語教本に講読用テクストとして載せられていたため、知ってはいたのですけれど。
意外なところで現物にお目にかかった、というわけです。
いづれも500円、と安かったので、両方購入してしまいました。
で、一通り目を通してみたのですが、
以前自習で使ったポッペの教本が採用していた転写法とは結構違う表記がされているためか、
本の内容とは別のところで少しく読み難さを感じました。
「寧ろアラビア文字で書いてくれた方がわかりやすいのではなかろーか」
などと思ってしまったほどで(笑)
もっとも、現在でもテュルク系の言語の中には、
殊にネット上では結構色々な表記法が混在しているモノもあるようなので、
馴れたらさくさく読めるようになるのでしょうが。
収録されている民話・民謡そのもの自体は、
「素朴そのもの」、という印象を受けました。
「昔話」が御好きな方ならば、一度手にとられてみてもよろしいのではと。
それでは。
先日学会にお邪魔するついでに足を運んだ古書市にて、以下の本を見つけました。
Ignác Kúnos, Zsuzsa Kakuk(ed.), Oriental Studies 4. Kasantatarische Volkslieder, Magyar Tudományos Akadémia Könyvtára, 1980.
Ignác Kúnos, Zsuzsa Kakuk, Imre Baski(ed.), Oriental Studies 8. Kasantatarische Volksmärchen, Magyar Tudományos Akadémia Könyvtára, 1989.
2書はともに、ハンガリーの著名なトルコ学者クーノス=イグナーツ(1860-1945)が、
第一次大戦時に捕虜となったタタール人たちから採録した民謡・民話が収められており、
それぞれドイツ語の対訳が附されています。
クーノスによるタタール語民話・民謡採集については、
以前より私がお世話になっているオスマン語教本に講読用テクストとして載せられていたため、知ってはいたのですけれど。
意外なところで現物にお目にかかった、というわけです。
いづれも500円、と安かったので、両方購入してしまいました。
で、一通り目を通してみたのですが、
以前自習で使ったポッペの教本が採用していた転写法とは結構違う表記がされているためか、
本の内容とは別のところで少しく読み難さを感じました。
「寧ろアラビア文字で書いてくれた方がわかりやすいのではなかろーか」
などと思ってしまったほどで(笑)
もっとも、現在でもテュルク系の言語の中には、
殊にネット上では結構色々な表記法が混在しているモノもあるようなので、
馴れたらさくさく読めるようになるのでしょうが。
収録されている民話・民謡そのもの自体は、
「素朴そのもの」、という印象を受けました。
「昔話」が御好きな方ならば、一度手にとられてみてもよろしいのではと。
それでは。