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れすぃむり るーずなーめむ

一個研究現代東北回民史之人的日常記録。

東都より帰りて。

2009-12-16 23:39:20 | Gunlerimden
こんにちは。
昨日の午後、東都より戻って参りました。

資料調査に研究会参加と、
あちらでは見るべきものを見、聞くべきものを聞いてきたつもりではありますが、
(某所には一部写真をあげておきましたから、御関心をお持ちの方はどうぞ)
何分注意の足らぬ私ですから、随分と見逃し聞き逃しがあったかもしれません。
ともあれ、いくばくかの収穫はあったので、
全くの徒労に終らなかったのはよかったかと。
ただ、いつもながら己の至らなさを再確認させられ、今後の課題もぐんと増えましたが...。


来週半ばにもまた一日あちらへ行く予定です。
某誌に原稿を書かせて頂く機会を下さった方が報告をなさるというので、
拝聴の上、お礼を申し上げて来ようというわけでして。
そちらも「ふぁいだる」な結果に終れば、と思っておりますが。

それでは。

東都へ。

2009-12-06 23:48:20 | Gunlerimden
こんにちは。

次の水曜日より東都へ3.4日ほど行く予定です。

週末にある研究会にお邪魔することが一番の目的なのですが、
これを機に自分の研究に関連する資料・モノを実見できれば、と思っております。
何かしらよい成果を得られたならば、
こちらでも紹介させて頂くかもしれません。
(必ずしも「学術的」なものとなるかは分かりませんが)

それでは。

「はい、誓います」。

2009-11-23 20:10:28 | Gunlerimden
こんにちは。
昨晩半ばまで、所要のためhalvetしておりまして。
一部皆様には大変御迷惑をお掛けしましたことを、
ここに深くお詫びいたします。

で。
そのhalvetの際に睨めっこしていた文献に、
こんな記事が載っておりました。
「二届回民集團結婚‐本日十二日在懷陣堂盛大擧行‐參加新侶二十五對」
(『回教週報』第113期、1943年4月9日)
内容は、1938年に北京にて日本軍のテコ入れで成立した「中国回教総聯合会」の主催で、
回民の合同結婚式をやりますよ~、という布告。

日本で合同結婚式というと、いかにもアレな団体のもの、
と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、
中国ではそう珍しい例ではないのかも知れません。
2007年9月、私が瀋陽を訪ねた際も、
市内の清真南寺にて、集団結婚式を挙げたすぐ後だったようで、
同清真寺の前に、純白のスーツとウェディングスーツ・ドレスを纏いながらも、
かたや礼拝帽、かたや蓋頭(ヴェイル)を被った若い男女のパネルが飾ってありましたっけ。

同記事には、当日のスケジュールも記載してありまして、
1.午後2時に呼び鈴
2.来賓入場
3.貴賓入場(当局者)
4.総婚姻証明人(委員長・顧問・婚姻辞朗誦の教長)
5.委員代表入場
6.各組の結婚証明人の教長入場
7.各組の仲人入場
8.各組の主婚人入場
9.新郎新婦入場
10.全体起立
11.クルアーン朗誦
12.同結婚式準備経過の報告
13.結婚者名の読み上げ
14.主婚人が握手
15. 婚礼辞の朗誦
16.結婚者による了承の辞
17.婚資の贈答
18.菓子の贈与
19.祝電紹介
20.ドゥアー朗誦
21.総結婚証明人訓示
22.来賓代表挨拶
23.婚姻証明書発行
24.新郎新婦、総婚姻証明人・各自の婚姻証明教長・各主婚人に「サラーム」
25.新郎新婦、来賓全席に「サラーム」
26.主婚人代表送辞
27.結婚者代表答辞
28.新郎新婦各自退席
29.終了

…現在の進め方もこんな感じなのかは知らないのですが、
なかなか興味深いですね。
ちなみに、ちょっと気になったのは、
16番目の「承諾の辞」。
日本で比較的行われているものであれば、
「富める時も、貧しい時も…」に対する「認めます」というアレなのですけれど、
同記事だと、新婦が「愛耳頽圖Ai4er3tui2tu2」と言い、
新郎が「改必洛圖Gai3bi4luo4tu2」という」
となっておりまして。

一般的に華北の回民の婚礼のやりとりでは、
男性がqabiltu(アラビア語で「了承しました」)と言い、
女性がdādan(ペルシア語で「与える」、但し格変化してないのでワケワカメ。dādamのことか?)と言う、
とされているようでして。
北京においても90年代後半に同様の事例が報告されていたりするのですが。
(良警宇『牛街:一個城市回族社区的変遷』中央民族大学出版社、2006年、229頁)

今まで目にした書籍には、男性・女性の順番でやり取りが書かれておりましたので、
「逆じゃないの…」と突っ込みたかったのですけれど、
(「本場」だと、新婦→新郎で婚姻証明がされるようですね。両方アラビア語で)
今回紹介の記事を見て、「ああ、こんなのもあるか」と思った次第。
ただ、新婦のコトバが何に当たるのか、よく判らないのが自分でもちょっと…(笑)
御存知の方がいらっしゃれば、御教示下さると幸甚です。


しかし、アレですね。
「お籠り」明けに書くネタじゃないですね。コレ。
私も体験できればしてみたいものだ、と思ってしまったり。
…ウソですウソです(笑)

それでは。

不再要了。

2009-11-12 23:00:08 | Gunlerimden
こんにちは。

現在バイトが所属学内で勤務で、しかも今年5年目になるせいか、
私の預かり知らぬところで、
自分の存在が知られているというのはしばし耳にしておりましたが。

今朝バイト先に行くと、バイト員対応係の方から、
私にインタヴューを希望の学生がいるよし伺いまして。
何でも、ジャーナリズム関係の進路を希望のコらしい。

で。
言伝だという紙切れを貰って見てみると、
本日二時に連絡寄越せとの書き付けが。

....あの、一応、所定のシフトでは私の勤務は二時半までになっておるのですが。
つーか、バイト対応係の上司もこれを受け取って何も言わんかったんか...。

バイト終了後すぐにお邪魔する講義があったため、
結局連絡は取らずじまい。
そもそも、何を聞かれるかも全く知らされてなかったので、
対応する気は限りなく皆無に近かったのですが。


こんなんもういらんわ。

それでは。

じゃーん、じゃーん、じゃーん。

2009-11-09 16:33:53 | Gunlerimden
こんにちは。
先日お邪魔した研究会後の食事の席にて、
参加者の方にこんなモノがあるということを教えて頂きました。

タイトルがṢuqūr al-Arḍ(『大地の鷲』)と、モトと随分違うのはともかくとして、
大兄 →アブドゥッラフマーン‘Abd al-Raḥmān
ニ兄 →ハムザHamza
三弟 →ヒクマ(ト)Ḥikma(t)
と主要三兄弟の名前もあちら風のものに改変済みの模様。
名前だけ聞いてると、とても古代中国を舞台としているとは思えません(笑)

…「げえっ、ハムザ!」とかいうシーンもあるんでしょうか。
The Messageじゃないんだから(笑)

アラビア語を学ばれた方は、一度ご覧になられてみては。

それでは。