Latin for Beginners_2485

【本文】
Ille Pūblium crēbrīs litterīs vehementer hortābātur (11)ut iter in Galliam faceret.

(11) ut ... faceret, §501. 41.

【訳文】
Ille Pūblium crēbrīs litterīs vehementer hortābātur (11)ut iter in Galliam faceret.

(11) ut ... faceret §501. 41 参照。

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

Ille Pūblium crēbrīs litterīs vehementer hortābātur ut iter in Galliam faceret.
(訳)
 彼は頻繁な手紙で、ガリアへ旅をするようプブリウスを熱烈に促していた。
(解説)
 ille は「彼」と訳しました。前回読んだ「プブリウスのある友人」のことと思われます。
 crēbrīs litterīs は手段の奪格です。littera は複数形で用いられており、「手紙」の意味に解してみました。「頻繁に手紙を送って」等と訳してもよいかと思われます。
 vehementer は「熱烈に」の意味の副詞です。
 hortor(+対格)+ ut +接続法は、「~に ... するよう促す、... するよう ~ を促す」の意味です(Latin for Beginners_1570, 1576, 1662 参照)。この ut 節は“目的の名詞節”です(Latin for Beginners_1568 参照)。注(11)の§501. 41 は目的の名詞節について説明していますが、後日読むことにします。
 ut 節の接続法の動詞 faceret の主語は「プブリウス」で、また、時制の一致により未完了過去形になっています。
 iter faciō は「旅行する;行軍する」の意味ですが、ここでは「旅行する」の意味に解してみました。旅の行き先は in Galliam ですので、「ガリアへ」です。

-初学者のためのラテン語-

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