Latin for Beginners_855

【本文】
LESSON XLII

REVIEW LESSON

 240. Review the paradigms in §§233, 236, 238; and decline all nouns of the third declension in this selection.

【語句】
selection:抜粋、選集;選択、選抜

【訳文】
第42課

復習

 240. §§233, 236, 238 の語形変化表を復習し、次の文章中の全ての第3変化名詞を格変化させてみよう。

【コメント】
 §233 の変化表(子音語幹・単数主格に -s を付けるもの)については、Latin for Beginners_807, 808 を御参照願います。
 §236 の変化表(子音語幹・単数主格に -s を付けないもの)については、Latin for Beginners_825 を御参照願います。
 §238 の変化表(子音語幹・中性名詞)については、Latin for Beginners_841, 842 を御参照願います。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_856

【本文】
  TERROR CIMBRICUS(1)

(1) About the year 100 B.C. the Romans were greatly alarmed by an invasion of barbarians from the north known as Cimbri and Teutons.

【語句】
B.C.:(Before Christ)紀元前
alarm:驚かす、びっくりさせる、恐れさせる
invasion:侵入、侵略、侵攻、襲来
barbarian:蛮族
Cimbri:(複数扱い)キンブリ族
Teuton:テウトニ族

【訳文】
  キンブリ族の恐怖(1)

(1) 紀元前100年頃、ローマ人はキンブリ族とテウトニ族として知られる北方からの蛮族の襲来に大いに恐れおののいた。

【新出ラテン語句】
Cimbricus

【コメント】
 terror(恐怖)は第3変化の男性名詞です。その単数属格は terrōris です。
 known as ... は barbarians を修飾していると思われます。
 今回から、しばらくの間、注(1)を読んでいきます。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_857

【本文】
They were traveling with wives and children, and had an army of 300,000 fighting men. Several Roman armies met defeat, and the city was in a panic.

【語句】
travel:移動する、旅行する
wife:(複数形は wives)妻
army:軍、軍隊
fighting:戦争の、戦闘用の
defeat:敗北(meet defeat:敗北を喫する)
panic:恐慌、狼狽、パニック

【訳文】
彼ら〔キンブリ族とテウトニ族〕は妻子を連れて移動しており、30万人の戦闘員からなる軍隊を擁していた。いくつかのローマ軍が敗北を喫し、町〔ローマ〕は恐慌状態に陥った。

【コメント】
 fighting men は「戦闘員」と訳してみました。
 was in a panic は「恐慌状態に陥った」と訳してみました。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_858

【本文】
Then the Senate called upon Marius, their greatest general, to save the country. First he defeated the Teutons in Gaul. Next, returning to Italy, he met the Cimbri.

【語句】
Senate:元老院
call upon ~ to do:~に…するよう頼む
Marius:マリウス
general:将軍
defeat:~を負かす、打ち破る、~に勝つ
Gaul:ガリア
meet:~と戦う、会戦する

【訳文】
そこで、元老院は最も偉大な将軍であるマリウスに国を救ってくれるよう依頼した。初めに、彼はガリアでテウトニ族を打ち破った。次に、イタリアに戻ると、彼はキンブリ族と会戦した。

【コメント】
 returning to Italy は分詞構文で、「彼がイタリアに戻ったとき」、「彼はイタリアに戻ると」等の意味に訳せるかと思われます。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_859

【本文】
A terrible battle ensued, in which the Cimbri were utterly destroyed; but the terror Cimbricus continued to haunt the Romans for many a year thereafter.

【語句】
terrible:恐ろしい、ひどい
ensue:続く、続いて起こる
utterly:全く、すっかり、完全に、徹底的に
continue to do:~し続ける
haunt:付きまとう、悩ます
many:(“many a +単数名詞”で)多くの
thereafter:その後

【訳文】
恐るべき戦闘が起こり、その中でキンブリ族は完全に滅ぼされた。しかし terror Cimbricus(キンブリ族の恐怖)はその後多年にわたりローマ人の心に付きまとい続けた。

【コメント】
 in which は関係代名詞の継続用法(非制限用法)で、「そして、その戦闘の中で」等の意味になるかと思われます。先行詞は battle と思われます。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_860

* 注(1)から本文に戻ります。

【本文】
 Ōlim Cimbrī et Teutonēs, populī Germāniae, cum fēminīs līberīsque Italiae adpropinquāverant et cōpiās Rōmānās maximō proeliō vīcerant.

【新出ラテン語句】
Cimbrī Teutonēs

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

○ かつてゲルマニアの民であるキンブリ族とテウトニ族は、女たちと子供たちを連れてイタリアに近づいてきていた。そして、最大の戦闘によってローマ軍を打ち破っていた。
(解説)
 Cimbrī, Teutonēs と populī は同格です。
 līberīsque の -que は「~と…」の意味を表す後倚辞です。cum fēminīs līberīsque は随伴の奪格で、「女たちと子供たちを連れて」と訳してみました。
 Italiae は与格ですが、“与格+ adpropinquō”は「~に近づく」の意味になります
Latin for Beginners_591 参照)。
 maximō proeliō は手段の奪格と思われますので、「最大の戦闘によって」と訳してみました。
 adpropinquāverant, vīcerant は、それぞれ、adpropinquō, vincō の過去完了形(3人称複数)です。過去のある時点よりも以前に、近づいたり、打ち破ったりしてしまっていたことを意味するものと思われます。

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Latin for Beginners_861

【本文】
Ubi fuga legiōnum nūntiāta est, summus erat terror tōtīus Rōmae, et Rōmānī, graviter commōtī, sacra crēbra deīs faciēbant et salūtem petēbant.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

○ 軍団の敗走が伝えられたとき、全ローマの恐怖は最高となった。そして、ローマ人は、ひどく興奮して、神々に数多くの捧げ物をして〔神々のために頻繁な宗教儀式を行って〕、安全を求めていた。
(解説)
 ubi ~ は、「~するとき」の意味を表す副詞節を導く接続詞です。
 fuga は、ここでは「敗走」と訳してみました。legiōnum は第3変化・女性名詞 legiō(軍団)の複数属格です。
 nūntiāta est は nūntiō(伝える)の受動相3人称単数完了形(女性形)です。
 tōtīus は tōtus(全体の)の単数属格女性形で Rōmae に係っています。tōtus は「代名形容詞」で、その単数属格(及び単数与格)は通常の第1・第2変化形容詞とは異なる変化をしますのでご注意願います(
第16課参照)。tōtīus Rōmae は直訳すると「全体のローマの」となりますが、「ローマ全体の、全ローマの」などと訳すことができるかと思われます。
 graviter commōtī は Rōmānī に係っていますが、前後にコンマがありますので、ここでは叙述的に「ローマ人は、ひどく興奮して、」と訳してみました。
 sacra は sacrum(捧げ物、いけにえ)の複数形ですが、この語の複数形には「宗教儀式、祭礼」の意味もありますので、「捧げ物(複数)」と「宗教儀式」のいずれに訳したほうがよいでしょうか。
 deīs は deus(神)の複数与格です。
 salūtem は第3変化・女性名詞 salūs(安全)の単数対格です。

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Latin for Beginners_862

【本文】
 Tum Mānlius ōrātor animōs populī ita cōnfīrmāvit: ― "Magnam calamitātem accēpimus.

【新出ラテン語句】
Mānlius

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

○ そのとき、弁論家マンリウスが民衆の勇気を鼓舞して次のように言った。― 「私たちは大きな災いを受けた〔敗北を喫した〕。」
(解説)
 Mānlius と ōrātor は同格と思われます。
 animōs は「勇気を」と訳してみました。animus(心、精神)は「勇気」等の意味で用いられるときは複数形をとることが多いようです。
 cōnfīrmō は「励ます、鼓舞する」と訳してみました。
 ita は「次のように」と訳してみました。ita cōnfīrmāvit は、直訳すると「次のように鼓舞した」となります。
 calamitātem は第3変化・女性名詞 calamitās(災い、敗北)の単数対格です。
 accēpimus は accipiō(受ける、受け取る)の1人称複数完了形です。

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Latin for Beginners_863

【本文】
Oppida nostra ā Cimbrīs Teutonibusque capiuntur, agricolae interficiuntur, agrī vāstantur, cōpiae barbarōrum Rōmae adpropinquant.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

○ 「我々の町々はキンブリ族とテウトニ族によって占領されている。農民たちは殺されている。畑は荒らされている。蛮族どもの軍隊がローマに近づいている。」
(解説)
 ā Cimbrīs Teutonibusque は“行為者の奪格”です。Teutonibus は第3変化・男性名詞(複数形)Teutonēs の奪格です。-que は「~と…」の意味を表す後倚辞です。
 capiuntur, interficiuntur, vāstantur は、それぞれ、capiō, interficiō, vāstō の受動相3人称複数現在形です。
 cōpiae は複数形で用いられて「軍隊」の意味になります。

 “与格(ここでは Rōmae)+ adpropinquō”は、「~に近づく」の意味です。

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Latin for Beginners_864

【本文】
Itaque, nisi novīs animīs proelium novum faciēmus et Germānōs ex patriā nostrā sine morā agēmus, erit nūlla salūs fēminīs nostrīs līberīsque.

【新出ラテン語句】
itaque nisi

【コメント】
 itaque の発音については、“イクウェ”と、-a- にアクセントがあるとみてよいでしょうか(Latin for Beginners_110 の 2.b.の規則又は Latin for Beginners_117 の規則参照)。

 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

○ 「それゆえ、もし我々が新たな勇気をもって新たな戦いをしようとせず、そして、ゲルマニア人どもを我々の祖国から遅滞なく追い払おうとしないならば、我々の女たちと子供たちには何らの安全もないだろう。」
(解説)
 novīs animīs は novī animī(複数形なので「新たな勇気」と解しておきます。)の奪格と思われますが、様態の奪格でしょうか、それとも、手段の奪格でしょうか。いずれにしても、ここでは、「新たな勇気をもって」と訳してみました。
 proelium faciō は「戦いをする」の意味です
Latin for Beginners_833 参照)。faciēmus は faciō の直説法能動相1人称複数未来形です。ここでは「私たちは(戦いを)しようとする」と訳してみました。
 agēmus は agō の直説法能動相1人称複数未来形です。ここでは「私たちは(ゲルマニア人どもを)追い払おうとする」と訳してみました。
 ただし、これらの動詞 faciēmus, agēmus は接続詞 nisi(もし … でないならば)の導く副詞節に含まれていますので、実際には「~しようとしない」と否定に訳すことになります。
 erit nūlla salūs は「何らの安全もないだろう」と訳してみました。「~がある」を意味する場合の sum の位置については、
Latin for Beginners_620 参照。
 fēminīs, līberīs は与格で、ここでは「~には」と訳してみました。-que は「~と…」の意味を表す後倚辞です。nostrīs は fēminīs と līberīs の両方を修飾していると解することができるでしょうか(noster の複数与格は男性形も女性形もともに nostrīs です。)。

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Latin for Beginners_865

【本文】
Servāte līberōs! Servāte patriam! Anteā superātī sumus quia imperātōrēs nostrī fuērunt īnfīrmī.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

○ Servāte līberōs!
(訳)
 「子供たちを助けよ!」
(解説)
 servāte は servō(救う、助ける)の命令法能動相2人称複数現在形ですLatin for Beginners_519 以下参照)。
 līberōs は「子供たちを」と訳してみました。

○ Servāte patriam!
(訳)
 「祖国を救え!」

○ Anteā superātī sumus quia imperātōrēs nostrī fuērunt īnfīrmī.
(訳)
 「以前は、我らの最高司令官たちが弱かったので、我々は打ち負かされたのだ。」
(解説)
 superātī sumus は superō(征服する、打ち勝つ)の直説法受動相1人称複数完了形(男性形)です。
 quia は「なぜなら ~ だから」の意味の接続詞です。
 imperātōrēs は第3変化・男性名詞 imperātor(最高司令官、将軍)の複数主格です。
 fuērunt は sum の3人称複数完了形です。

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Latin for Beginners_866

【本文】
Nunc Marius, clārus imperātor, quī iam multās aliās victōriās reportāvit, legiōnēs dūcet et animōs nostrōs terrōre Cimbricō līberāre mātūrābit."

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

○ 「今や、有名な将軍であるマリウスが、彼は既に他の多くの勝利を獲得してきたのだが、軍団を率いて、我々の心をキンブリ族の恐怖から速やかに解放してくれるだろう。」
(解説)
 Marius と clārus imperātor は同格です。
 quī ... reportāvit は関係代名詞節で、先行詞は Marius ですが、ここでは、非制限用法(継続用法)と解して、「彼(=マリウス)は ~ 獲得してきたのだが、」と挿入的に訳してみました。
 legiōnēs は第3変化・女性名詞 legiō(軍団)の複数対格です。
 dūcet は dūcō(導く)の3人称単数未来形ですが、ここでは「率いる(だろう)」と訳してみました。
 animōs は、ここでは「心を」と訳してみました。また、terrōre は第3変化・男性名詞 terror(恐怖)の単数奪格です。
 animōs ... terrōre ... līberāre は「心を恐怖から解放する(こと)」と訳してみました。terrōre は「分離の奪格」ですが、実際の物と物の分離を伴わない「比喩的な分離」を意味していると思われますので、前置詞 ab 等は用いられていません
Latin for Beginners_582 以下参照)。
 “mātūrō +不定法”は「急いで~する」の意味ですが(Latin for Beginners_732 参照)、ここでは「速やかに~する」と訳してみました。

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Latin for Beginners_867

【本文】
 Marius tum in Āfricā bellum gerēbat. Sine morā ex Āfricā in Italiam vocātus est. Cōpiās novās nōn sōlum tōtī Italiae sed etiam prōvinciīs sociōrum imperāvit.(2)

(2) He made a levy (of troops) upon, imperāvit with the acc. and the dat.

【語句】
levy:(兵士の)召集、徴募;課税、徴税、賦課
troop:(複数形で)軍隊、兵隊

【訳文】
 〔ラテン文 略〕

(2) 「彼は … に(軍隊の)提供を命じた」、対格及び与格を伴う imperāvit

【新出ラテン語句】
imperō

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

Marius tum in Āfricā bellum gerēbat.
(訳)
 マリウスはそのときアフリカで戦争をしていた。
(解説)
 bellum gerō は「戦争をする」の意味の慣用表現です。

Sine morā ex Āfricā in Italiam vocātus est.
(訳)
 彼は直ちにアフリカからイタリアへと呼び出された。
(解説)
 sine morā は「遅滞なく」の意味ですが、ここでは「直ちに」と訳してみました。
 ex Āfricā in Italiam は、前置詞の意味に注意すると、「アフリカから外へ出てイタリアの中へ」の意味と解されます。
 vocātus est は vocō(呼ぶ)の受動相3人称単数完了形です。完了受動分詞の性は、明示されていない主語マリウスの性に合わせて男性形になっています。

Cōpiās novās nōn sōlum tōtī Italiae sed etiam prōvinciīs sociōrum imperāvit.
(訳)
 彼はイタリア全土だけでなく同盟者たちの属州にも新たな軍隊の提供を命じた。
(解説)
 cōpiae は複数形で用いられて「軍隊、軍勢」の意味になります。
 nōn sōlum … sed etiam ~ は「… だけでなく ~ もまた」の意味です。ここでは、Italiae と prōvinciīs がともに与格で並べられています。
 tōtī は代名形容詞 tōtus(全ての)の単数与格と思われます
Latin for Beginners_368 以下参照)。ここでは与格 Italiae に係っているとみて、「イタリア全土に」と訳してみました。なお、Italiae を属格とみて、これが名詞として用いられている tōtī に係っていると解することもできるでしょうか。
 “対格(cōpiās)+与格+ imperō”は、
注(2)にあるように、「… に(軍隊・兵員)の提供を命じる」の意味になります。

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Latin for Beginners_868

【本文】
Disciplīnā autem dūrā labōribusque perpetuīs mīlitēs exercuit. Tum cum peditibus equitibusque, quī iam proeliō studēbant, ad Germānōrum castra celeriter properāvit.

【新出ラテン語句】
exerceō

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

○ Disciplīnā autem dūrā labōribusque perpetuīs mīlitēs exercuit.
(訳)
 さらに、彼は厳しい訓練と不断の労働によって兵士たちを鍛え上げた。
(解説)
 autem には、「しかし」、「さらに、その上」等の意味がありますが、ここでは、「さらに」と訳してみました。autem は文頭には置かれず、通常、文頭から2番目に置かれます。
 disciplīnā, labōribus は「手段の奪格」と思われます。labōribus は第3変化・男性名詞 labor(労働)の複数奪格です。-que は「~と…」の意味を表す後倚辞です。ここでは、「訓練と労働によって」と訳してみました。
 mīlitēs は第3変化・男性名詞 mīles(兵士)の複数対格です。
 exercuit は exerceō(訓練する)の直説法能動相3人称単数完了形です。ここでは、「鍛え上げた」と訳してみました。

○ Tum cum peditibus equitibusque, quī iam proeliō studēbant, ad Germānōrum castra celeriter properāvit.
(訳)
 それから、彼は、歩兵たち及び騎兵たち ― 彼らはすでに戦いを熱望していた ― とともに、ゲルマニア人どもの陣営へと速やかに急いだ。
(解説)
 peditibus は第3変化・男性名詞 pedes(歩兵)の複数奪格です。equitibus は第3変化・男性名詞 eques(騎兵)の複数奪格です。前置詞 cum は「随伴の奪格」(~とともに)を導きます。
 quī ~ studēbant は「すでに戦いを熱望していた(ところの)」を意味する関係代名詞節です。先行詞は peditibus equitibusque です。この節は前後をコンマで挟まれていますので、非制限用法(継続用法)で訳してみました。
 proeliō は proelium(戦闘、戦い)の単数与格です。
“与格+studeō”は「~を熱望する」の意味です(Latin for Beginners_502 参照)。
 ad Germānōrum castra は“P→G→N”の語順になっています(Latin for Beginners_396 参照)。

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Latin for Beginners_869

【本文】
Diū et ācriter pugnātum est.(3) Dēnique barbarī fūgērunt et multī in fugā ab equitibus sunt interfectī. Marius pater patriae vocātus est.

(3) Cf. §200. n. 2.

【訳文】
〔ラテン文 略〕

(3) §200. n. 2. 参照。

【新出ラテン語句】
ācriter

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

○ Diū et ācriter pugnātum est.
(訳)
 長い間、そして、激しく、戦いが行われた。
(解説)
 pugnātum est
は、自動詞が受動相の形をとっており、注(3)にあるように「非人称」(impersonal)の用法で用いられています。ここでは完了形となっているので、「戦いが行われた」と訳してみました。その語形は3人称単数中性形として扱われていることに御留意ください。

○ Dēnique barbarī fūgērunt et multī in fugā ab equitibus sunt interfectī.
(訳)
 ついに、蛮族どもは逃げ出し、多くの者が逃走の際に騎兵によって殺された。
(解説)
 in fugā は「逃走の際に」と訳してみました。
 ab equitibus は行為者の奪格です。なお、equitibus は母音で始まっていますので、前置詞は ab の語形が用いられています
Latin for Beginners_205 参照)。
 sunt interfectī は interficiō(殺す)の直説法受動相3人称複数完了形(男性形)です。

○ Marius pater patriae vocātus est.
(訳)
 マリウスは祖国の父と呼ばれた。
(解説)
 “A(主語)+B(主格=主語Aと同格)+ vocātus est”は、「AはBと呼ばれた」の意味になるものと思われます。ここでは、“Marius が pater patriae と呼ばれた”と訳されるかと思います。
 pater patriae は「祖国の父」「国家の父」「国父」等と訳せるかと思います。

-初学者のためのラテン語-

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