5番の刺繍糸

趣味の針仕事・庭仕事・料理を中心に、日々のあれこれを綴ります。

全色揃いました

2008年04月03日 | 針仕事のあれこれ


DMCの刺繍糸って、
ごくごく限られた手芸店でしか、お目にかかれないイメージがあります。
実際、身近なお店にあるのは、コスモとかオリムパスといった国産もので、
DMCはなかなか見掛けません。
私が地元で見掛けたのは、つい最近になってやっと
このお店だけで、
それも今や潰れてしまって、
いよいよDMCの刺繍糸は、ネットで買うものとなりました。

それにしても、ネットがない時代はどうやって買ってたんだろう。

私は小学校中学年ぐらいから刺繍(フランス刺繍)を始めましたが、
その時はもちろんコスモの糸だったし、
バックステッチでワンポイント的な刺繍をしていたので、
好きな色をチョイスすれば良く、何も問題はなかったのです。

でも、その当時にも細かい色指定の、
写実的なチャートを刺していた人はいただろうし、
白刺繍にはアブローダー、
ハーダンガーや手毬には5番、8番、12番の刺繍糸、
それぞれを趣味としていた人はいたと思うのですが......
やはり、遠方でも専門店まで出掛けて行って、
まとめ買いをしたのでしょうか。



最近、私もDMCの25番刺繍糸を全色持つようになりました。
その3分の2は、はじめに書いた地元のお店で、
ひたすらカゴに入れ続け(大変だったー!)、
残りはネットショップのタイムセールで格安だったのを機に、
思い切って揃えました。

最初の3分の2を手に入れた時、本当に嬉しくて興奮して、
あとは無くても何とかなるんじゃないかな、という感じでした。
どうしても必要な時にはその都度少しずつ買えばいいか...と。

でも、刺したいと思ってずっと本棚にしまってあるチャート冊子があって、
これには30種類の灯台の風景があるんです。
最初のページに、全体で必要なDMCの色44種が書いてあるのですが、
手持ちのものと比べていくと、やはり3分の1ほど足りない。

これでは当然「よし、刺しはじめよう」ということにはならなくて、
「また今度、また何かの機会にこの色を手配して...」と後回しにしてしまい、
結局は刺せないんです、いつまでたっても。
DMCからコスモへの色変換もできますが、
それはあくまでも近似値でしかない訳で、
どうせその色を新しく買うのに、わざわざコスモなの?
という思いも起こります。

そんな紆余曲折があって、
刺したいと思うものがDMCを指定している限り、
そして、すぐ近くでDMCが手に入らない限り、
これは全色持ってないと、持ってる色だって活かすことができないぞお!
と考え方を切り替えて、残りの3分の1も揃えることにしました。
( ちょっと勇気が要った。だから先延ばしにしてきた部分だし。 )



今刺してるような色指定のないものは、
自分の気に入った色のコスモを使用して...
と、自分なりの使い分けをしているのですが、
私が行くお店の中で、コスモの刺繍糸の底値が70円くらい。
DMCは、私が知る限りでネット上で55円。
手間や送料を度外視してですけど、実はDMCの方が安いんですよねぇ。
経済的なことだけを言えば「全部DMCが賢い」ということになりますが、
まあ、これも値段だけでは語れませんものね。

先日、母から電話があって、
「あの大量の刺繍糸は使ってる?そのうち朽ちてくるよ」
なんて笑いながら言ってましたが、
もちろん、そうそう朽ちることなんてなく(笑)、
私は私なりに、この宝物を大事に使っていくつもりです。





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2 コメント

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神戸で見かけました~♪ (りぼん)
2008-04-04 16:44:46
お体の調子はいかがですか?
昨日、神戸のユザワ○で、DMCの刺繍糸の棚を見かけました。
商品は見ていないんですけど、これが、
デューさんの言ってた糸だわ・・・と、思って。

お体、お大事にね。
返信する
8割5分まで、復調! (デュー)
2008-04-04 17:53:33
刺繍糸の棚......
今、お店にあるプラスチックの棚には食指が動きませんが、
アンティークの小さな抽斗が並ぶ収納なんて、いいですね。

今は色番別に袋に分け、それをまとめて箱に入れています。
色気も何もない~。
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