DMCの刺繍糸って、
ごくごく限られた手芸店でしか、お目にかかれないイメージがあります。
実際、身近なお店にあるのは、コスモとかオリムパスといった国産もので、
DMCはなかなか見掛けません。
私が地元で見掛けたのは、つい最近になってやっとこのお店だけで、
それも今や潰れてしまって、
いよいよDMCの刺繍糸は、ネットで買うものとなりました。
それにしても、ネットがない時代はどうやって買ってたんだろう。
私は小学校中学年ぐらいから刺繍(フランス刺繍)を始めましたが、
その時はもちろんコスモの糸だったし、
バックステッチでワンポイント的な刺繍をしていたので、
好きな色をチョイスすれば良く、何も問題はなかったのです。
でも、その当時にも細かい色指定の、
写実的なチャートを刺していた人はいただろうし、
白刺繍にはアブローダー、
ハーダンガーや手毬には5番、8番、12番の刺繍糸、
それぞれを趣味としていた人はいたと思うのですが......
やはり、遠方でも専門店まで出掛けて行って、
まとめ買いをしたのでしょうか。
最近、私もDMCの25番刺繍糸を全色持つようになりました。
その3分の2は、はじめに書いた地元のお店で、
ひたすらカゴに入れ続け(大変だったー!)、
残りはネットショップのタイムセールで格安だったのを機に、
思い切って揃えました。
最初の3分の2を手に入れた時、本当に嬉しくて興奮して、
あとは無くても何とかなるんじゃないかな、という感じでした。
どうしても必要な時にはその都度少しずつ買えばいいか...と。
でも、刺したいと思ってずっと本棚にしまってあるチャート冊子があって、
これには30種類の灯台の風景があるんです。
最初のページに、全体で必要なDMCの色44種が書いてあるのですが、
手持ちのものと比べていくと、やはり3分の1ほど足りない。
これでは当然「よし、刺しはじめよう」ということにはならなくて、
「また今度、また何かの機会にこの色を手配して...」と後回しにしてしまい、
結局は刺せないんです、いつまでたっても。
DMCからコスモへの色変換もできますが、
それはあくまでも近似値でしかない訳で、
どうせその色を新しく買うのに、わざわざコスモなの?
という思いも起こります。
そんな紆余曲折があって、
刺したいと思うものがDMCを指定している限り、
そして、すぐ近くでDMCが手に入らない限り、
これは全色持ってないと、持ってる色だって活かすことができないぞお!
と考え方を切り替えて、残りの3分の1も揃えることにしました。
( ちょっと勇気が要った。だから先延ばしにしてきた部分だし。 )
今刺してるような色指定のないものは、
自分の気に入った色のコスモを使用して...
と、自分なりの使い分けをしているのですが、
私が行くお店の中で、コスモの刺繍糸の底値が70円くらい。
DMCは、私が知る限りでネット上で55円。
手間や送料を度外視してですけど、実はDMCの方が安いんですよねぇ。
経済的なことだけを言えば「全部DMCが賢い」ということになりますが、
まあ、これも値段だけでは語れませんものね。
先日、母から電話があって、
「あの大量の刺繍糸は使ってる?そのうち朽ちてくるよ」
なんて笑いながら言ってましたが、
もちろん、そうそう朽ちることなんてなく(笑)、
私は私なりに、この宝物を大事に使っていくつもりです。
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昨日、神戸のユザワ○で、DMCの刺繍糸の棚を見かけました。
商品は見ていないんですけど、これが、
デューさんの言ってた糸だわ・・・と、思って。
お体、お大事にね。
今、お店にあるプラスチックの棚には食指が動きませんが、
アンティークの小さな抽斗が並ぶ収納なんて、いいですね。
今は色番別に袋に分け、それをまとめて箱に入れています。
色気も何もない~。