5番の刺繍糸

趣味の針仕事・庭仕事・料理を中心に、日々のあれこれを綴ります。

色違いカジュアルパンツ

2012年08月11日 | 洋裁ほか

実家に帰省するまでに最後の1本、
ポルカドロップスのカジュアルパンツを、色違いで作りました。

これも、甥っ子のズボン用に求めた布で、
デニムのような生地なのですが、すごく柔らかくて、
洋服になるとニットみたいな風合いに感じられます。

でも、店頭のポップには“柔らかくて
縫いやすい”とあったにも関わらず、
糸が太くて織りが甘いので、ほつれやすく、歪みやすい、
ちょっと気を遣う生地でした。
(ロックミシンがないと、多分、相当イライラする生地)

多分、お店では、手触りが柔らかい=針が通りやすいと判断したんでしょうね。
でも、わざわざ“縫いやすい”とポップを貼るような布ではないし、
むしろ、縫いやすい布は他にいくらでもある訳で、
あのポップの為に、初めての洋裁にこれを選んだ人がいるとすると、
ちょっと洋裁が嫌いになっちゃうんじゃないかなぁ。
あのポップ、外した方がいいと思うんだけどなぁ。





ボタンは、スリット入り切り替えパンツで使ったのと同じです。
このボタン、使いやすいなぁ。





とは言え、すごく着心地の良さそうなパンツで、
出来上がりにはとても満足しています。

さあ、本当にこれで打ち止め。
パンツ6本とシャツ1枚持って、甥っ子に会いに行ってきます。







何本目のパンツ?

2012年08月10日 | 洋裁ほか


「もう、やめとこう」と思っていたのに、
ゆうべ8時半頃から裁断し始めた、綿麻チェックのパンツ。
サイズは110です。

これは、“男の子のカジュアルパンツ”の型紙を、
前後、ヨークと合体させて、左右1枚ずつのシンプルな形にして、
スリット入り切り替えパンツ”のポケットを付けました。
ということは、シルエットは保ちつつ、作り方を簡略化しました。(笑)


 


チェックなので、柄合わせにだけ気を付けて、
(股上部分だけではなく、ウエストベルトとの柄合わせにも気を付けて、)
ポケットもバイアスに取ってみて、
何の変哲も無いパンツなのですが、
きっと色んな洋服に合わせやすいであろう、
溌剌としたパンツになりました。

甥っ子家族は、花火大会を観に、一泊旅行に出掛けているのですが、
生まれて初めての打ち上げ花火を間近で観て、
甥っ子はギャンギャン泣いてママにしがみつき、
パパに「やめるように言うて来てぇ~~、早くぅ~~」と懇願していたそうです。
もう、その話を聞いて大爆笑。

確かに行く前から、「多分
、泣いて、見物どころじゃなくなるよ」
とは言っていたのですが、パパが久し振りに休暇をとれるということで、
初めての親子水入らずの3人旅となったようです。

それでも、ゆうべは旅館に戻ると、打ち上げ花火なんてどこ吹く風、
きゃっきゃ、きゃっきゃ、はしゃいで大変だったと言ってました。
やっぱり、2歳の子にも非日常の高揚感はあるんですね。
布団の上で、得意満面の甥っ子の写メールが入ってきました。

彼に会ったら、花火のことを聞いてみようと思います。
多分、一生懸命説明してくれるはず。(笑)







イエローストライプの半袖シャツ

2012年08月09日 | 洋裁ほか


『 スタンダードな子ども服 』より、“半袖リネンシャツ”を作りました。

言ってみれば、何てことはない普通のシャツなのですが、
この本の写真の雰囲気を見て、
シャツを作るときは、まずはこの型紙で作ってみたいと思いました。
真面目だけど小粋な、ヨーロッパ風。

衿のラインだとか、袖の大きさ、身頃の広がり具合など、
ちょっとしたところに工夫はあるのでしょうけど、
そこは、実際に着てみないと分からないので、
パンツと違って、シャツは本人に着せてみて完成、という気がしています。





光の加減でちょっと白っぽく写っていますが、前後ではこんな感じ。
背中にタックも入ってなくて、すっきりした形です。
5mmの三つ折で仕上げた裾のラインも、気持ち良く決まりました。





スタンドカラーはこれまでに作ったことはあるのですが、
台衿付きカラーは初めてでした。
でもまあ、カラーを付けた台衿を身頃に縫い付けると考えれば、
スタンドカラーと同じ要領ですよね。

ただ、カラーは裁断してから接着芯を貼ってしまったので、
寸法が狂って(縮んで)います。
ここはやり直す気力が無く、なんとか縫い付ける段階で帳尻合わせましたが、
衿は、このフロント部分をピシッと決められるようになりたいですね。





先日の、デニムの膝丈パンツと合わせてみました。

やっぱり断然、パンツの方が作るのはラクチンですね。
気を遣うところがほぼ無いまま出来上がってしまう。(笑)

でも、シャツはそういう訳にいきません。
素材が薄くなるし、衿付けも、袖付けも、ボンホールもある。
でも、それだけの達成感があるかというと、
う~ん、所詮、出来上がるのは普通の“シャツ”な訳で、
我ながら、「......で?」という感じはどこかでしているかも。(汗)

だからこそ、特に、シャツはいい素材で作らなきゃと思います。
こだわりの布で丁寧に作れば、普通のシャツでも“顔”が生まれると思います。
今回はメーター数百円で(値段ばかりではないけど)いい布ではないので、
なんだか少し、達成感の中に迫力がありません。(笑)
そういう意味では、リバティのタナローンなんて手っ取り早く、間違いが無いですね。

かつて洋裁学校に通っていた、母の口癖です。
「 洋裁は素材よ。素材で決まるからね。」





甥っ子に会ったら、くるくる着替えさせてファッションショーさせます。
多分、彼には迷惑でしょうけど、
なんとか、なだめすかして着せてみます。(笑)







デニムの膝丈パンツ

2012年08月08日 | 洋裁ほか



『 kidsのふだんぎ 』より、“boy's膝丈パンツ”を作りました。サイズ110。
8オンスデニムなのでしっかりしていて.........真夏だとちょっと暑いかな?
1m程度で作れるので、手持ちの布から見繕えばいいのですが、
“あんな感じ、こんな感じ”と思っていると、ついつい新しい布を求めてしまって、
これも手芸店で買ってきたものです。

『 kidsのふだんぎ 』、この本もいいですよね。

男女取り混ぜて、作りたいと思わせるものがいくつもあります。
“プルオーバータイプのパーカ”は既に型紙を写したし、
子ども服には珍しい“ワイドパンツ”や、
ありそうで見かけない、サファリ風の“ロールアップパンツ”も気になったし、
女の子だったら、“ティアードブラウス”なんかも着せたいところ。



切り替えポケットには、ちょっと大きめのボタンを付けてみました。
直径1.8cmを6個。
本にはなかったのですが、デニムという素材もあって、
出来上がってみるとちょっと当たり前過ぎて、素っ気無くて、
前回、前々回のパンツから引き続き、ボタンの力を借りました。

切り替えポケットは初めて作りましたが、
簡単な構造なんですね。
見栄えも良くなって使い勝手もいいのに、
なーんだ、こんなことか、というくらい。



フロント部分の前開きは見せかけで、ファスナーは付いていません。
ウフフ、おもしろ~い。

小さな子どもの服に前開きのファスナーを、と言われると、
うぇ~、絶対いやだ~と思いますが、
こんなフェイクなら楽しい、楽しい。
しかも簡単に綺麗に作れましたから、却って得した気分ですね。



シルエットは、これまでの3本より太め。
甥っ子に着せてみて、感じを見てみたいです。
(もう少しで会えるよ!)






スリット入り切り替えパンツ

2012年08月02日 | 洋裁ほか

暑さのせいなのか年のせいなのか(笑)、
深夜に放送されるオリンピック中継を、最後まで観るぞ!とは思っても、
猛烈な睡魔には勝てず、どうやっても夜1時までには寝てしまうワタシですが、
それでも充分、オリンピック(特に柔道!)をエンジョイしています。(笑)
皆さんはいかがでしょうか。


さて、話はゆうべ出来上がった3着目の甥っ子パンツです。

布の細い織り模様のために、写真ではちょっとモアレがかかってますけど、
自分のスカートでも縫おうと思って、数年前にネットショップで購入していた、
グリーンの柔らかいピケで作りました。
これも長く着て欲しいので、サイズは少し大きめの110。
(用尺は110cm幅で80cm)





これも昨日に引き続き、ポルカドロップスの本、
『 シンプル&ちょこっとデザイン おんなの子服 おとこの子服 』から、
身頃の切り替えを利用して前後の裾にスリットが入ったパンツです。





ほら、これがスリット。
(あ、スリット止めを縫うのを忘れてた。これ書いたら縫っておこう)

動き回る子どもに合わせて、ここから足がチラチラ覗きます。
スリットといえば、機能面でスカートやスモックの脇にあってごく当たり前な存在ですが、
パンツの裾前後にこれが入るというと、随分と印象的な小技になるんですね。
簡単なことなのに、子どもの愛らしさが引き立つこと間違いなしです。





そして、ボタンを付けるのも、同じく効果的なデザインであると、
この本では改めて気付かされます。

ボタンを付けるのが面倒臭いと捉えるか、
基本的なボタン付けだけで表情が変わると捉えるか、
そこはちょっとした分かれ目になりますが、
私の場合、縫いかけの布を持って手芸店に行き、
バラ売りのボタンがずらっと並ぶ棚の前で、
ああでもないこうでもないとボタンを選ぶのが楽しいですね。

このボタンも、品揃えのいい店に夫とドライブがてらに出掛けて、
がっちり、このズボンのために選んできたんですよ。
何を合わせるか、ちょっと難しい色合いのくすんだグリーンでしたが、
なかなかこの色合わせ、私は気に入っています。

あ、そうだ、本来はウエストベルトにもうひとつボタンを付けて、
縦4つ並ぶデザインだったのですが、私は3つでいいんじゃない?と思っていて、
.....というか、家に帰ってきてみたら、8つ買うところを6つしか買ってきてなくて(^ー^;
選択の余地なく、左右3つずつで、合計6つで終了!ということになりました。





後ろはこんな感じです。

ポケットは角を落とした形で、型紙を作ってギャザーを寄せる必要がなく、
こういう点をとっても、前回のカジュアルパンツに比べると手間が省けて、
作りやすいデザインになっています。
ただ、裾は手でまつるので、そこだけは少し手間かもしれませんね。





今、手元にあるパンツ三兄弟。
それぞれタイプが違うので、
トップスに合わせるものも変わって、楽しめそう。


実は妹(甥っ子のママ)は、先日まで気管支炎から肺炎になり掛けていて、
夫の両親に甥っ子を3泊預かってもらっていたらしいのですが、
甥っ子は珍しくママを思い出したのか、「ボク、おうちにかえるぅ」と言うことがあり、
おじいちゃんが「今日は疲れて、送っていけないよ」とはぐらかすと、
「じゃあ、ボク、ひとりでかえる~!」と言って、家の中をぐるぐる走り回ったそうです。
しかも、それで「おうちにかえる」は忘れてしまい、また遊びに戻ったというのですから、
何を考えているんだか..... 大人は笑ってしまいました。


現在、トイレトレーニング中の甥っ子。
ママ曰く、「パンツはいくつあっても助かる!」だそうで、
ま、そういう使われ方であるにせよ(笑)、
喜んで穿いてもらえるのは嬉しいことだと、
手渡せる日を楽しみにしています。

7月頭には甥っ子に会ってるんですが、
ひと月も経つと随分成長するものだと、話を聞くだけでも感心します。

今月は甥っ子の誕生月なので、
私の夫からも、何やらお手製のプレゼントがあるようで、
我が甥っ子ながら本当によく周りから可愛がられ、
恵まれたやつだなぁと、つくづく思いますよ。






男の子のカジュアルパンツ

2012年07月31日 | 洋裁ほか

もうひとつ、甥っ子のパンツが出来ました。
ポケットとフラップが特徴的な、短めのストレートパンツ。

図書館で借りてきて初めて内容を見たのですが、
型紙のネットショップ、ポルカドロップスが出した本、
『 シンプル&ちょこっとデザイン おんなの子服 おとこの子服 』に掲載のパンツです。

私はこういうすっきりしたシルエットが好きで、
甥っ子にもこざっぱりと、品良く着せたい形でいいなと思うのですが、
それだけでなく、簡単なパッチポケットとステッチが入った大きなフラップのおかげで、
さらに気の利いたデザインになっています。
しかもそのフラップは、ヨークやウエストベルトなどの切り替えに挟み込む形なので、
コツや苦心の必要なく、簡単に綺麗に出来るようになっているのがいいですね。

表・裏のフラップを裁断して芯を貼ってステッチを入れて.....
と、確かに手間が増えるといえば増えますが、
それでも難しいことは何もなくて、工作気分で丁寧にやっていけば、
題名のように、本当に“ちょこっとのデザイン”で、
既製品のような出来上がりになりますよ。




後ろはこんな感じになっていますが、
実はポケットは付いてなくて、ステッチだけのフェイクなんですね。
面白い。





ボタンも4つ付いていますが、これもある意味フェイク、お飾りで、
ボタンホールは一切ありません。





こちらは前ポケット。





フラップをめくると、ちゃんとポケットが付いていますが、
フラップが脇部分でとじられているので、ガバッと全開はしません。
でも、子どもの手ならちゃんと使えそうです。
(でもやっぱり、デザイン的な要素大)




本と見比べるとよく似た生地ですが、私の方が少しチェックが大きめです。
わざわざ探した訳ではないのですが、
「同じような茶色で、やっぱりチェックを」と思っていると、
最初に入った生地屋さんで、バチーンとこれを見付けてしまいました。
他で余り見たことがない、絶妙な色合いのカラシ色もあって、
どっちにしようか迷ったのですが、
やっぱりこの写真のイメージが強くて、茶色をチョイス。
でも、あのカラシ色も、ついでに黒も作ってみたいなぁ。
(コーディネートしやすいと思う。)

少し厚めの綿麻なので、冬以外の3シーズン着ることを考えて、
サイズは少し大きめの110にしました。
用尺はチェック柄40cm・無地40cmで済みますので、
中途半端に余っている生地を組み合わせて1着.....なんてことも出来ます。
作る側としては、なんだかそれだけで子供服って素敵!と思ってしまう。(笑)


それにしても、この本、いいですよ。
特に、男の子向けがいい。
子供服と言うと、どうしても女の子向けばかりが賑やかですが、
そんな中で、洒落た男の子ものってホントに貴重な存在。
他にも作ってみたいものが2、3あります。

8月には、また甥っ子に会えるので、
とっかえひっかえ着せ替えて、
自作の出来栄えを楽しみたいと思います。(笑)






託され布と夏の敵

2012年07月24日 | 洋裁ほか

久し振りに、甥っ子のパンツを縫いました。

昔、妹と買い物に行ったときに「これで何か作って!」と、
50cm200円で預かっていた布です。
布のストックを整理している内に、そういう“託され布”がぽろぽろ出てきて、
これは、その中のひとつという訳です。
昨日、水通しをしておいたので、
今朝、汗をダラダラ流しながら縫いました。

サイズは100。

来月で3歳になる甥っ子は、とうに身長が100cmを越えているのですが、
かといって、110ではまだ少し大きくて不恰好だったと、
先月時点の甥っ子を記憶しているので、
まあ、この夏だけの出番でもいいし、と100サイズに決定。
というか、50cmの布には100サイズしか型紙が載らなかったのね~。

チェックが大きかったので、左右の柄合わせだけ気を付けて裁断。
( 子供服は、裁断も小さスペースで済んで楽チンだな。)
『スタンダードな子ども服』という本から、スライディングパンツの型だけ頂きました。
あとは、前後がすぐ分かるように、後ろポケットだけをちょこっとプラス。

「ウエストのゴムがきつい」といわれる事が多いので、
ちょっとゴムを長めに入れたら、布とほとんど同じ寸法だったようで、
ウエストがあまり縮まず、結果、伸縮が乏しくなっています。
まぁ、この辺も、着てもらってから修正かなぁ。

さっき、妹に写メールをすると、「え、こんな布あったっけ?」。
すまんよ、妹。あれから時間が経っておるのだよ。
他にも布があるので、それも形にして、早いとこ送ろうと思います。


さて、話変わって.....

ゆうべ、寝る前の戸締り確認をする為に、洗面所に入った私。
一歩足を踏み入れて、ふと洗面台を見たときに、ぎょえっ!(゜0゜;)
思わず上半身がのけぞりました。

黒い物体、ゴニョゴニョゴニョ.....

そうです、それはもう、本当に嫌になっちゃうゴキブリで、
我が家では3年振りくらいの対面だったのですが、
「まさか!」という驚きと、「ほら!来るものが来たぞ!」という焦りで、
寝る前だというのに、非常に不愉快な気分になりました。

さて、これをどうしたものか.....
夫は既に寝ちゃってるし、さりとて、自分で退治する気合も入らず、
うむむぅぅと、距離を取りつつ敵の動向を見ること数十秒。
本来は、始末して“いなくなった”状態にする以外は有り得ないのですが、
こんな不意打ちでは仕方がない、
ひとまずここは見逃して、せめて戸を閉めて他へ移らないようにして、
すべては明日、夫に処理をお願いしようと渋々寝室に向かったのでした。

ところがです。
今朝、夫が洗面所に入ったところ、ポツリと一言。

「ヤツは死んでたよ」

「えーー?なんで?
ま、まさか、アレが効いたということ!?」

ゆうべ、洗面所を封印する前に、えいっ、せめてこれだけでも!と、
そろそろ取り替えようと準備しておいた、
丸くて黒い新品の駆除剤を出してきて、敵の前に置いてやったのでした。
「ふふん、これでも食べて巣にお帰り!」
それくらいの気休めのつもりで置いた駆除剤が、
まさかこれほどの威力(即効性)があるとは.....!!

普段、この駆除剤で死骸を見かけることは一度もないのですが、
(もちろん、生きたものも見かけることはない)
さすがは封を切り立て、威力も相当だったのでしょう。
もっとじわじわ効いていくイメージを持っていましたが、
すごいんですね、この駆除剤(ブラックキャップ)。

その分、子どもやペットには注意が必要でしょうが、
夏の敵が気になる方は、是非購入をお勧めします。







羊毛からバッグ

2011年12月05日 | 洋裁ほか

気が付けば、あっという間に12月となり、
年末年始の準備に入ろうとしている今日この頃。
3月11日以来、とてつもない年となった2011年も、
ひとまず終わろうとしています。
( 2011年が暮れる頃...なんて、あの時は想像も出来ませんでした。)

ここのところ更新もめっきり滞っていて、自分でもちょっと反省。
あれやこれやと、忙しいことは確かなのですが、
全くシュゲイをしていなかったかと言えば、そういう訳でもなく、
ビーズで指輪をつくったり、パッチワークの準備などはしていました。

しかしやっと、今日のフェルトバッグです。

以前ここで、リバーシブルフェルトで書類バッグを作っていると書きましたが、
あれ以来、良いカシメにも巡り合えず、ちょっと無理かなぁ...と頓挫したままでした。
その後、母からの頼まれ物ということもあって、何となく後回しにしていたのですが、
いやいや、年末の帰省に合わせてちゃんとした完成品をひとつ、と思い立ち、
やっとの思いでつくりましたよ。

そもそも母の書類バッグとは、羊毛をフェルト化したカッチリしたもので、
これと同じような物が欲しい、という要望でした。
よって、形、寸法、厚さなどなど、守るべきものがしっかり決まっていて、
母の提案としては、表はパッチワークにしてキルティング、
接着芯を貼ってカッチリ仕上げるというものでしたが、
それだと、持ち手の部分を作るのにひと工夫必要だなと......



こんな形なので。

ならばいっそのこと、その母のバッグと全く同じ材料で、
同じ方法でつくってやれ!ということで、
羊毛フェルトを買ってきて、初めてのチャレンジをしてみました。

私、あちこちと色んなシュゲイに手を出してきましたが、
なぜだか、この羊毛フェルトには全く興味がなく、
多分、一生ご縁はないわ......と思っていたものでして、
だから、つくり方はイチから勉強。
参考にしたのは、ハマナカのこのサイトと図書館の本ですね。

目指すサイズは、縦41cm×横30cm。
大体、10cmくらい縮むものかな...という感覚で、
型紙のサイズを縦50cm×40cmとしました。
これを挟み込むようにして、縦方向、横方向と、
ひたすら繊維を並べていきます。

もうね、サイズが大きいもので、
バットの中などで作業するなんて、到底適いません。
キッチンの作業台にそのまま乗せて、
石鹸水が滴り落ちないように注意しながら(滴ったけど)、
作業を繰り返しました。

もう、大変、本当に大変!
腰が痛いし、腕もだるい、苦労の上に苦労を重ね、
2~3時間作業しっ放しで出来上がったのがこちら。











縮んで縮んで、出来上がった大きさは縦37cm×横35cm。
ツートンにすることは最初から決めていました。

材料集めだけは何よりも得意な私のこと。
格安で手に入れた羊毛の中から、このフューシャ色をチョイス。
下の白い部分は、シロップシャーという繊維の太い無染色のものにしました。
しっかりと仕上げたい、バッグなどに向く種類です。

使った羊毛は150gで、両面とも、縦・横・縦の3層です。
色の変わるグラデーション具合いの良い方を選び、
本来、内側になる方を表にしました。

当初から作業の大変さは想像できたので、他の作品で腕慣らしなんてことはせず、
一発勝負のぶっつけ本番で終わらせたい!と挑んだのですが、
やっぱり出来上がってみると、まず寸法が合わない!
そして、出来上がりが薄い!

うーむ、これはどうしたものか。
初めてにしては、上手く出来た方だとは思うのですが、
しかしこれでは、母の書類バッグにはならない。

よっしゃ、しんどいことには変わりないけど、
羊毛フェルトがどういうものか、ちょっとだけ分かった興味もあり、
羊毛も色とりどり残っているので、
今度はサイズを再検討して、とにかく母の要望を満たすものを、
もう一度つくってみようと、翌日チャレンジしてみました。

縮小率を計算し、型紙は縦59cm×横37cmに作り直し。
今度はキッチンの作業台でも手に余るので、
浴室に場所を移して、風呂蓋の上で作業開始。
シュゲイというよりは、もうほとんど彫刻か絵画に向かうような臨戦態勢。

寒い浴室で、ひぃひぃ言いながら、
4時間半ぶっ通しでやっと出来上がったのがこちら。











今度もツートンです。
下の紫は、ハマナカの廃盤になったミックス色の羊毛。
いい色出ています。

前回の倍の300gでつくるつもりが、
後で計算してみると、350g使ってたみたいですね。
縦・横・・・・・縦で、片面7層。
サイズは縦41cm×横34cm。
縦はジャストですが、横がまだ大きい。

何かの断熱材か?と思うほど、カッチリと厚く出来ていて、
バッグとして自立するのはもちろん、保護材と言っても過言ではなく(笑)、
果たしてこれも、母の用途に適うものなのかしら?と思わないではないけれど、
バッグとしては軽く、面白く、私はこれでOK出しました。
( 本当は、250g~300gが良いと思われるが。)

というか、もう、二度と、余程のことがない限り、

こんな大きなバッグを、羊毛で作りたくない!!

これが正直なところです。

もう、いいわ、
もう、羊毛フェルトはノーサンキュー。
体、壊す。

もっと小さなバッグならいいと思うけど、
でも、基本的に羊毛フェルトは私に向かない。
やっぱりこれは、シュゲイじゃないような気がする。

針でチクチク刺して、動物なんかをつくるのも、
多分、私には向かない。
まずもって、興味が湧かないから。

嗚呼......本当に大変だった...... _| ̄|○




夫がフライフィッシングのフライを巻くのに使っていた、
赤や黄緑の羊毛も譲り受け、
途中、何層にも重ねる羊毛に使ってみました。
すると、断面にこんな風に現れてきて、面白い。
思いがけない効果でした。

あと、フェルト化させるのに、アルカリ性の固形石鹸か食器洗剤を使うのですが、
これで羊毛のキューティクルを開かせて、絡め合わせる訳ですね。
これが、私は浴室で作業をした流れで、最初はシャンプーを使ってしまって、
繊維を並べ終わって、いざ擦ってフェルト化するときになると、どうも繊維が動く!

そりゃそうです。
セーターを洗うときには、シャンプーがいいと言われるくらいで、
弱酸性で、コーティング材もバッチリ。
人間の毛を含む、天然毛(獣毛)に優しく出来ている訳です。

そりゃあ、シャンプーはまずいわな。
気付いて慌てて食器洗剤に切り替えた訳ですが、
やっぱり、フェルト化には少し手間取りました。
しばらくは、繊維がよれたり取れたり。

でも、最終的にはご覧のように固まりましたよ。
( くれぐれも、お気をつけあそばせ......。)

羊毛は、同じものがあともうひとつ作れるくらい残っているのですが、
ちょっとしばらくは、手を出しません。
とにかくもう、このバッグはこりごりなのです。

でも、母の所望は同じ書類バッグを2つ。
そう、本当はもうひとつ作らねばならないのですが、
初めのフューシャ色のバッグで事足りるなら、これでおさめてもらって、
駄目なようであれば、母の言っていた通り、
パッチワークで作ることにします。

あぁー、本当に大変でした。

大変でしたけど


出来上がりには満足している事を、付け加えておきますね。






どうぞ、召し上がれ

2011年09月19日 | 洋裁ほか

「 さあ、少し休憩して、お茶にしましょう!」

そんな風に言われてこんなケーキが出てきたら、
そりゃあもう、テンションは一気に上がりませんか。
大振りにカットされたフルーツは、ただそれだけで元気が出そう。

でも、これはフェルトで作った食べられないケーキ。
その代わり、ずっとずっと見ていられる、永遠のケーキ。



イチゴ、キウイ、みかん、黄桃、ブルーベリー。
このパーツを準備するのは、楽しかったですねぇ。
それぞれ6個ずつですので、えっこれだけ?もう出来た?
という感覚で次のフルーツへ......。

キウイは特に美味しそうだったので、勢い余って(笑)、
ループを付けたものも作り、キーホルダーにしました。
他のフルーツと組み合わせても可愛いと思います。



6ピースに分けられるようになっていますが、
さらに、上下段にも分かれるようになっています。
実際のケーキを作るときには、スポンジ生地を横半分に切って、
クリームを塗り、フルーツを挟んでいくんですよね。
フェルトでも、その通りに作っています。

 

上段と下段の生クリームのデコレーションは、
それぞれ違った形をしています。
今回、このケーキの中で、生クリームが一番面倒だったかしら......。
そして、形が作りにくい。

上段の花びらのようなクリームは、全部で60枚裁断。
これは一気に切ろうとせず、合い間合い間に15枚ぐらいずつ切っていきました。
そうすると60枚くらいはあっという間。

下段のチューブ状のクリームは、ミシンを使って形作ります。
本にはあまり詳しく作り方が書かれていないので、
試行錯誤しながら、何度かやり直しました。
でもやっぱり納得いかないので、生クリーム系はこれからの課題ですねぇ。

 

組み立てるときは、下段をこんな風に。
そして、上段を仕上げます。

これも、甥っ子のおもちゃになる予定ですが、
最初は絶対、口に入れようとすると思います。(笑)
フェルトとはいえ、大人でも思わず食べたくなるような雰囲気ですから。



参考にしたのはこちらですよ。

探してみると、他にも色んな本があって、
作りたいものがたくさん出てきました。
ただ、どんなものにせよ、家に飾るのがあまり好きでない私は、
作った後どうするかが結構な問題です。

恐らく、どこかにお嫁に出すようになると思いますが、
大事にしてもらえる形にして出したいですね。
例えば、単純に観賞してもらうだけならケースに入れるとか、
今回のようにバラバラになるものは、
周りをプラスチックかセロハンで巻いてラッピングしておくとか、
ちょっとした工夫と演出が必要ですね。






美味しそうなスポンジの為には

2011年09月18日 | 洋裁ほか

ホールケーキを作っていますが、トッピングや切り分けが出来るように、
上下段、計12ピースのケーキの土台が出来ました。

実物はそうでもないんですけど、
この写真を見ていると、妙にカマンベールが食べたくなるのは、
私だけ......?

 

ケーキの中にはこんなスポンジが入っています。
厚さ3cm、結構硬めのスポンジなので(100均で見付けたスポンジをお試し)、
切るのにどうしようかと思っていましたが、
もう、オーソドックスに、型を写してハサミでガシガシ切りました。
多少ガタガタになっても、フェルトでくるんでしまうので大丈夫です。

ただ、問題はこの色ですよね......。
淡い色のフェルトだと、どうしてもこのブルーを拾っちゃって、
全体に影響が出かねません。
まあ、出来上がりだけを見ていれば、こんなものかという程度ですが、
もうひとつのピンクの方だったら、どうだったのかな?
青よりかは、まだマシ?

甥っ子におもちゃを作ってやるつもりで買っておいた手芸店のスポンジは、
白色なのはいいのですが、厚さ4.5cmもあって、
半分に削ぐ必要があったので、このケーキでは却下していました。
( そもそも、このケーキは上下段それぞれ2cm厚さで作るもの。)

100均の着色が、いかにも恨めしいところですが、
やっぱり、せっかく作るならば、白いスポンジを探すべきですね。
本物に近い雰囲気が命ですから。

さて、これから生クリームのデコレーションです。
上にのせるフルーツ類はすべて出来ていますから、
残りの生クリームパーツを裁断、成形して、取り付けていきます。

出来上がりが楽しみだなぁ。
あともう少し!がんばろうっと。






色とりどり

2011年09月15日 | 洋裁ほか

最近のフェルト手芸は、本物に似せることに重点が置かれています。
きっかけになった本2冊もそうですが、デフォルメし擬人化した野菜よりも、
今は、いかに美味しそうにリアルに見えるかということですね。

私はこれはこれで、とっても興味あり!
大人のマスコット手芸として、十分楽しめます。
こぎん刺しを突き進みたかったのですが、
材料を新たに揃えるということに、少なからず罪悪感を覚え、
今ある他の材料を少しでも消費してから、それでも変わらぬ情熱があれば、
そのときには改めてこぎんを!と決めたのでした。

あまりにも、自分の持つ材料のストックの(膨大な)量に、
これでは無責任ではないかと思いはじめ、
考え方を、ちょっと変えようとしています。
( 到底、私が死ぬまでに消費できんぞ!)

ということで、図書館で借りたこの本を元に、
引き続き手持ちのフェルトを使います。
どうしても足りない色味のフェルトは、買い足さなきゃいけないのですが、
それでも確実にフェルトは減ってきている......ハズです。(^ー^;



今、この中からケーキを作っていますよ。
それが、冒頭の写真です。
ニトリで買った290円のトレイがお気に入りで、
これに作品ごとのパーツを整理して、せっせと作っています。



あとは、この本です。
グルーガンや3D絵具、サンドパウダーやビーズなども駆使して、
女心くすぐる、洗練された(フェルトの)スイーツの数々が作れるのですが、
これは我慢できませんで、買っちゃいましたよ、ワタクシ。

ま、我慢のしどころを間違えずに、
ほどほどに引き締め敢行、ほどほどに心の赴くまま(?)で、
手づくりの楽しみは忘れませんわ。

( そろそろ、本棚の半分を占領している、洋書を処分するかなぁ...... )






バイキンマン

2011年09月14日 | 洋裁ほか

行きつけの焼肉屋が大規模の改装に入り、10月末まで閉店中......。
「他の焼肉屋に行こうか」と言いつつ、同じ店の遠くの支店に行く私たち。
そこまで片道、車で1時間ちょい。
おかげで、帰りはしばしば高速に乗って帰ってくるという......(^ー^;
何やってるんだろうと思うのですが、どうしてもその店がいいんですよね。

さて、アンパンマンシリーズの締め括り、
バイキンマンとドキンちゃん。



アンパンマン、食パンマン、カレーパンマンの3体を立て続けに作った後、
手持ちのフェルトの中に、ドキンちゃん色(赤に近いオレンジ)がなかったので、
これを買いに行ってから、着手。

顔作りの作業は多少増えますが、胴体には飾りもマントもないので、
作るのはアンパンマンたちよりも更に楽チンです。



そして最後になりました、バイキンマン。
黒いフェルトを使うとあって、何となく後回しにしてきたんですね。
印が付きにくいし、特にフェルトの黒ってだけで高揚感ガタ落ち......。
でも、実際に使ってみると、縫い目も目立たないし(笑)、
他の色と合わせることによって、黒の良さは出てくるんですね。

ちなみに、黒フェルトは型紙をテープで貼り付けて、
直にハサミでジョキジョキ裁断しました。これで問題なし。

これを見た夫は、クフフと笑っていました。
「 まんま、バイキンマンじゃん!」
ええ、ええ、いかにも。
この特徴的な歯のおかげで、あっという間にバイキンマンですよ。



一足先に甥っ子の手元に届いたアンパンマンたちは、
早速、まとめて友達の仲間入り。
みんなきちんと並べて寝かせて、その横にそっと寝転がってみたり、
自分が乗って遊んでいるハマー(車)の後ろに乗せてドライブしてみたり、
とにかく、カレーパンマンも食パンマンも全部まとめて“アンパンマン”と呼んで、
それはそれは楽しそうに、片時も放さず遊んでいるようです。

あれ以来妹に電話すると、後ろで“アンパンマン、アンパンマン”と、
人形遊びしながら連呼している甥っ子の声がいつでも聞こえます。
何だか妙に可笑しいですね。(笑)

いつも作っているものに比べると、随分と大らかで朗らかな彼らですが、
これはこれでいいなぁと思います。
要は納得いくものが出来れば、どんなシュゲイでも私は楽しいんだと。
あっちこっちと、瞬時にジャンルは飛びますが( 節操がないとも言う?)、
楽しさに変わりなく、趣味なのだからそれが一番と思うのです。






ワッペンはひとつの手

2011年09月11日 | 洋裁ほか

ゆうべ、妹から電話があって、
「 アンパンマン、出来れば明日にでも送ってもらえる?」とのこと。

数日来、“こんなの出来たよ~”とメールで写真を送っていたら、
それをずっと、甥っ子が見せろ見せろとせがむらしく、
いっそのこと、早く実物を手元にもらいたいと。
「 よしよし、じゃあ、送るね 」と、今朝一番で発送してきました。

更にはゆうべ、電話があってからもうひと踏ん張り、追加で作ったもの。



ひとつめは、アンパンマンのワッペン。
これはぬいぐるみに比べて、随分と簡単です。
眉、目、口は刺繍して、ほっぺと鼻はボンドで貼り付けてあります。

この顔を、ふたまわり大きく切った好きな色のフェルトに貼り、
その裏に厚手の接着芯、更にフェルトを重ねて周りをかがり、
途中、安全ピンを通すための白いフェルトを挟んで、仕上げました。
裏にコサージュピンを縫い付ける方法でも、勿論OKです。



続いて、アンパンマンのキーホルダー。
ワッペンのアンパンマンと同じ型紙で顔を作り、
綿を入れて縫い合わせてあります。

実はこれ、バンドを付けてブレスレットを作ろうとしてたんですが、
それよりも、キーホルダーの方が実用的かなと思って、
急遽こちらにしました。



キーホルダーは、周りを綴じてしまったあとに変更したので、
後付けでチェーン通しを作ったのですが、
なにも、白いリボンで作らなくてよかったのにね。
同じ肌色のフェルトで作れば、より簡単でより綺麗。
まあ、やり直すほどでもないと思い、そのままにしてあります。



以上5点、私の手づくりと、夫が用意したアンパンマンのDVD数点で、
アンパンマン一色のお楽しみ袋を甥っ子に送りました。

どうかなぁ、喜ぶかしら?






アンパンマン

2011年09月10日 | 洋裁ほか

なぜ、アンパンマンは、こんなにも子供の心を捉えるのでしょうかね。
2歳になったばかりの甥っ子の1日は、
まずアンパンマンのDVDを見ることから始まると言います。

「 アンパンマン! これ、これ... 」
DVDの収まった扉を開けて、スイッチもちゃんと自分で押すそうで、
ママ(妹)は天気予報ひとつ見るのも儘ならない......とこぼしていました。

ならばと、伯母は一肌脱ぎましたよ。
フェルトで、アンパンのぬいぐるみを作りました。

ひとつ作ると、思いのほかきちんと“アンパンマン”になって、
そのキャラクターとしての存在感にちょっと驚きつつ、
一人は可愛そうだから、じゃあ、仲間をもうひとつ......で、



食パンマン、登場!

首の付け方をちょっと間違えたらしいんだけど、
そのお陰で、よりスマートさは出ました。
食パンマン、あんまり良く知らないんだけど、
私のイメージではこっちだなぁ。



となれば、3人まとめて作っちゃえ!で、
お約束のカレーパンマンも登場です。

この子の顔は、“カレーパンマンそのもの”という絶賛を、
妹と夫から得るに至りまして(笑)、
これまた、私はよく分からないのですが、
そんなものかしら...、ま、ぬいぐるみも3体目になればね...
ぐらいの調子でいます。



彼らに“立ち位置”があるかどうか知りませんが、
3人をこのように並べると、ちょっとしたフォーメーションが生まれます。
大きさは17~19cm程度で、掌にのせると少しはみ出るぐらいです。

顔と胸のマーク以外のパーツは全て共通ですので、
型紙をちょっと増やしていけばこの3体は出来てしまいます。
黙々と切って、縫って、詰めて、貼って......
半日ぐらいで1体出来ますよ。



どれも、この本を参考に作りました。
図書館にあるのを見付けて借りてきました。



フェルトは、ダイソーのものがほとんどです。
80cm角ほどの大判が、100円で手に入ります。
昔と比べかなり品質が良くなっていて、厚みがあってしっかりしていますよ。

あとは、バイキンマンとドキンちゃんを追加すべきか......
余りにもたくさんのぬいぐるみをいっぺんに送ると、1体1体の印象が薄まるというか、
単なる“ぬいぐるみの群”で終わってしまいそうなので、
この辺でやめておこうかしら......とも思うのですが、
でも、やっぱり、ここまできたら他のも作ってしまいそうです。

伯母さんの弱いところ。
甥っ子が好きなものなら...!と奮闘中です。






ゾウのぬいぐるみ

2011年09月02日 | 洋裁ほか

ゾウ......です、ゾウ。
こぎんを刺していたかと思うと、フェルトをチクチク。
あっちこっちと、いろんな事がやりたい気分なのです。

まず、この本から最初に作ろうと思っていた、子ゾウのぬいぐるみ。
かなり、すっ呆けた感じのゾウになってしまいました。



型紙の写し(トレペに鉛筆書き)から裁断、縫い合わせにも神経遣って、
ひとつひとつ丁寧にやってきたつもりが、
足に入れるテクノロートが細くて、上手く形をホールドできなかったり、
ブランケットステッチですくうフェルトが浅くて、
綿を入れると、じわーっとフェルトが裂けてきたりと、
作業が進むにつれ、ちょっと思ってたものとは違ってきたような
......。

ぬいぐるみは、とにかく綿の入れ方が難しいですねぇ。
この本の型紙は、微妙なラインを出すために、
ちょっと変わった形のパーツがあって、
だからこそ、綿を詰めていけば上手くその形が出るのかと思いきや、
ラインを上手く出す綿の力加減、というものが一層必要な気もして、
どこでも、パンパンに詰めればいいというものでもないのかな......?
( それ以前に、今回はフェルトが裂けてあまり詰められなかった。)

何度か繰り返して作ると、少しぐらいは上達するんだろうとは思いますが、
そこにトライしようという気が、湧き上がって来ません。
私、あまりマスコット作りは好きじゃないかなぁ......。
まず、裁断が嫌なのです。

洋服の型紙写しや裁断はそれほどでもないのに、
マスコットはちょっとイライラ。

 

これくらい単純な型紙でも、私にとって裁断は楽しくない作業でして、
でも、縫いだしたら早いし、気を遣わなくても満足な出来上がりになるので、
これは、また作ってみようと思うんですけどね。

作ってみたいんだけど、
これ以上のマスコットはあんまり相性は良くないのかも。
残念ですけど、そんな気がしています。(;>_<;)